blueLounge より発売されている MacBook Pro(13インチ)専用とされる折りたたみ式スタンド「Kickflip(キックフリップ)」を手持ちのMacBook Air(11インチ)で使用するために購入してみたのでレビューしておきます。
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もともとはMacBook Air(11インチ)用のスタンドを探していて、約半年前より「Twelve South Baselift for MacBook」を購入し使用。こちらでもしっかりとキーボードに角度がつけられること、折りたためば厚さも気にならないこと、を理由としてとても便利に使っていました。
ただ10月頃にMacBook Airの調子がおかしくなり修理に出した際、一旦取り外すことに。固定には両面テープを用いるのですが、修理終了後に改めて市販の両面テープで貼り付け直したところ思っていた以上に固定力が長続きせず。もうひとつ同じものを買い直すか考えていたところ、MacBook Pro(13インチ)専用として発売されているこのキックフリップがMacBook Air(11インチ)でも使えるという情報を入手したので購入してみることにしました。
今回はAmazon.co.jpで3,240円にて購入。

同梱品はキックフリップ本体と貼付け方の説明書のみ、と非常にシンプル。
パッケージの背面を見ると13インチのMacBook Proに装着されたイメージがプリントされています。キックフリップ自体はMacBookの底面にあるゴム足の間に装着することになります。13インチの場合は装着したキックフリップとゴム足の間にまだスペース的に余裕がありますが、11インチの場合はここがより狭いのでキックフリップとゴム足が干渉して取り付けられないと思っていました。
キックフリップ本体。ブラック〜グレーの落ち着いた色味に bluelounge のロゴが刻印されているのみで、デザインはかなりシンプルです。材質はプラスチックで表面はややザラザラとした質感。指紋などは付着しづらい仕上がりになっています。
裏面。装着は粘着ジェルパッドで行ないます。両面テープに比べると装着力は落ちると思いますが、一応繰り返し着脱しての使用も可能とのこと。
粘着ジェルパッドには保護フィルムが貼ってあるので、これを剥がして使用します。
MacBook Air(11インチモデル)に貼り付けてみました。ぱっと見るとキックフリップが左右のゴム足に干渉しているように見えます。
若干被さっている様子。
ただ実際には粘着ジェルパッドにある程度の厚さがあるため、ゴム足を避けて貼り付けてができています。
逆側も同様です。
キックフリップをつけたMacBook Air(11インチモデル)。
スタンドを折りたたんだ状態。
未装着時と比べるとスタンド分の厚みが出るので、これでも元と比べると若干角度がつきます。
スタンドを立てた状態。
未装着時と比較すると末端部分で最大3cm弱程度、本体が持ち上げられます。
横から見比べてみると、視覚的に違いがわかりやすいです。
実際にスタンドを立てて使用してみると、キー自体はかなり入力がしやすくなりました。もともと前述の Twelve South Baselift for MacBook を半年使い続けていることでの補正(慣れの早さ)はあるものの、キーボードに角度がつくことで姿勢に無理がなくなるため、慣れることで確実に使いやすさを感じられる製品だと思います。なおスタンドを立てた際の使いやすさを最大限に感じようとすれば、作業台(テーブルなど)はやや大きめのものがオススメ。具体的には奥行きがほしい感じで、腕や手首がテーブルにおける程度にスペースの余裕があれば一気に入力のしやすさ(快適さ)が感じられます。
逆にいうとそういったスペースがない(腕や手首を置くスペース的余裕がない)環境においては、スタンドを折りたたんだ状態のほうが逆に姿勢に無理なくキーボード入力が行なえる場合も。このあたりは使う中でスタンドを立てる・折りたたむそれぞれで使ってみると使い分けのポイントが感覚的にも掴めると思います。
あと使ってみて気になったことがふたつ。ひとつめはスタンドを折りたたんだ状態だと本体がやや奥に滑りやすいということ。元々置いた際にズレないように配置されているゴム足の機能を無効化する形で取り付ける設計となっているこのキックフリップ。キータイピング程度なら問題はありませんが、トラックパッド操作(ドラッグ操作など)をする際には力の入れ方によってMacBook本体が動いてしまう事があるかと思います。
またふたつめは見た目。下の写真はスタンドを折りたたんだ状態でMacBook Airを持ち上げたところですが、キックフリップが若干浮いていることがわかります。
スタンド自体は折りたたむ・立てる際に「カチッ」と区切りが設けてあるので「ブランブラン」と完全に垂れ下がることこそありませんが、気になる方にとっては気になるポイントといえるでしょう。とはいえ、使っている本人はそこまで見る場所ではない(立てる際・折りたたむ際もすぐに見ないで扱えるようになります)ので、個人的には使用に関して大きな問題とは捉えていません。
2016年1月1日時点でAmazon.co.jpでの取り扱い価格を確認してみると2,545円で販売がされています。前述の Twelve South Baselift for MacBook も機能としては満足だったのですが、同じくAmazon.co.jpでの取り扱い価格は5,400円となっており、キックフリップスタンドの約2倍。スタンドを立てることでつく角度もキックフリップのほうがやや大きく、かつ粘着ジェルパッドでの貼り付けなので(少なくとも両面テープよりは)繰り返し使うことも可能でしょう。
製品自体はあくまで「MacBook Pro(13インチ)専用」として設計されているようですが、MacBook Air(11インチ)用にこういったフリップスタンドを探していたという方にとっては価格も良心的、かつ非常にシンプルに装着できるアクセサリーとしてとてもオススメできる製品です。
