TCL Communication Japanより、同社ブランドALCATEL ONETOUCHの現行最新モデルであるALCATEL ONETOUCH IDOL3をお借りしています。前回は端末の外観、初期状態での中身、およびファーストインプレッションを紹介しましたが、今回はリアカメラの機能・性能にスポットを当てて紹介していきます。
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ALCATEL ONETOUCH IDOL3のリアカメラの有効画素数は1,300万画素。ALCATEL ONETOUCHいわく、クラス（グレード？端末サイズ？）最高級となるセンサーを搭載し、逆光でも色鮮やかに撮影することが可能とのこと。下はプリインストールされているカメラアプリのUI。
撮影モードはオートモード、HDR（ハイダイナミックレンジ合成）、パノラマといったよく見られるモードのほか、マニュアルモード、時間経過（タイムラプス）、バーコードスキャナー、フェースビューティといった多彩なモードが初期搭載されています。
こちらはオートモードで撮影した日中の街中の景色。写真の加工はリサイズのみですが、写りはかなり綺麗といえます。
そしてそこから個人的によいと思ったのがHDR（ハイダイナミックレンジ合成）。HDRとは撮影する被写体（風景）内に明るい場所と暗い場所が存在している際に、複数枚の写真を撮影しそれを合成して１枚の写真に仕上げることで、明るい部分と暗い部分両方をきれいに記録することのできるモードです。ALCATEL ONETOUCH IDOL3の場合、合成にやや時間がかかる（撮影したあと少しの間カメラを動かさず固定しておく必要がある）ものの、実際に下の写真を見ていると奥の空と雲までとてもきれいに撮影出来ていることがわかります。
こちらもHDRで撮影した写真。
また静止画撮影に関してもう１つ良さを感じたのが、意外と被写体に寄れる（接写に強い）ということ。小さな花なども近づいてきれいにはっきりと撮影ができます。
またこちらはアップルパイですが…
特に工夫をせずとも、この程度であれば普通に寄ることが可能です。フォーカスについては高速とまでは言えないものの、特段遅いといった感じもなく、比較的快適に使用できるカメラといえます。
一方でやや薄暗さのあるところは、ピントを合わせる位置によってだいぶ撮れ方が変わってくる印象も。
クラス最高級のセンサー搭載ということで一番気になるのは夜景の撮影かもしれません。実際に夜に屋外で写真を撮影してみると、やはりスマホのカメラということで物足りなさを覚えることもありますが、スペック的には現行でのミッドレンジ〜ハイエンドの間くらいに位置することを考えると、暗い環境においてもしっかりと撮れるほうだと思います。
最後にタイムラプス動画の撮影だけ紹介しておきます。タイムラプスは動画を撮影する際に時間を実際よりも圧縮することで、より映像の中の動きを強調することのできる機能。今回はJOBYのゴリラポッド グリップタイトで歩道橋の手すりに固定し撮影してみました。
撮影したタイムラプス動画がこちら。
きちんと位置さえ固定してあげれば、スマホでもこういった動画を簡単に撮影することが可能です。ちなみに上記動画は実際には約2分間ほどかけて撮影しており、12分の1の時間に圧縮された動画が出来上がります。
最後にひとつ、カメラを使用する上でやや気になった点を。ALCATEL ONETOUCH IDOL3ではリアカメラがリアパネル左上のかなり端の方に配置されているのですが、両手でスマホを構えて撮影しようとすると、構えた際に余った指がカメラに写り込んでしまうということがごく自然に発生してしまいました。他の機種であまりこういったことはなかっただけに、個人的には 少し端に寄せすぎかな？という印象です。
ただ逆にいえば、こういったことを予め意識してカメラを使うようにすれば、後から「失敗した」となる可能性はかなり低いようにも思います。それくらい、オートモードでも手軽にそれなりの写真が撮れるという感じ。同価格帯のSIMフリースマホの中では、十分上位といえるであろう性能だといえるでしょう。
なおALCATEL ONETOUCH IDOL3は液晶ディスプレイにフランス・technicolorの技術が用いられており、屋外でもより細かく、色鮮やかに撮影した写真などが確認できるようになっています。今回お借りしている端末にはこのtechnicolorの機能を確認するための特別なアプリをプリインストールしていただいているので、次回は液晶画面の表示を取り上げてレビューしていきたいと思います。
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ALCATEL ONETOUCH
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