TalkBand B2の音声通話デュアルスタンバイ機能

Huawei のウェアラブルガジェット TalkBand B2 は、ウェアラブルガジェットとしては珍しく、同時に2台までの端末と接続(Bluetoothで連携)することができます。この使い方と、これまた(ウェアラブルガジェットとしては)TalkBand B2ならでは ヘッドセット機能 を併せて使用すると、音声通話の”擬似デュアルスタンバイ”ができて驚くほど便利に!と思ったので、そのあたりを紹介していきます。

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スマホ2台と接続中に着信があった場合の挙動

前述のとおり、TalkBand B2はBluetoothで同時に最大2台までの端末と接続することができます。そして接続している端末に音声着信があった際はTalkBand B2本体が振動することで着信中であることを教えてくれます。

では実際に2台接続した状態で、いずれに着信があってもきちんと通知してくれるのか、ということを確認したのが下記動画。TalkBand B2の手前に並んでいるXperia C5 Ultra(左)とiPhone 6 Plus(右)がそれぞれTalkBand B2と接続してあり、手前のスマホを用いて順番に通話発信をしています。

実際に見て分かるとおり、2台同時に接続している状態でも、いずれにかかってきた電話もきちんと着信中である旨通知が受け取れています。どちらの電話にかかってきた着信なのか?といった点はTalkBand B2の画面上だけでは判断できないものの、よほど普段から知らない番号から電話がかかってくるという人でもない限りその点はほとんど気にならないでしょう。

着信をTalkBand B2で取る方法

続いてTalkBand B2で音声通話の着信を取る(通話を開始する)方法。ちなみに方法といっても、着信中の通知が出ている状態で単にバンドからTalkBand B2の本体(コア)を取り外して耳に装着する。これだけです。

また通話を切る(通話を終える)場合は、本体の側面についているボタンを1度押せばOK。

”擬似デュアルスタンバイ”がスマホ2台持ちの煩わしさを解消

上記で説明した「同時接続している2台のいずれに受けた着信も通知される」「着信を取るときはコアをバンドから取り外す」を併せて使用することで効果が感じられるのが音声通話付きの回線(スマホ)を2台持ちしているケース。別にガジェット好きの人でなくとも、仕事の都合で私用と公用、2台の電話を常に持ち歩いて使い分けているというケースはよくありますよね?

スマホを2台持ちしている場合、一般的に2台ともパンツのポケット、あるいは手に持って携帯するというケースはそれほど多くないと思います。大体の人は少なくとも1台は(人によっては2台とも)バッグに入れるなどしているでしょう。こうした場合に着信をうけると、着信を受けている電話を探して取り出す必要が出てきます。しかしTalkBand B2と接続しておけば、いずれにかかってきた着信でも、手首から本体を取り外して耳に装着するだけで電話にでることができます

ヘッドセットを探せば同様に複数台のスマホと接続できるものもあると思いますが、このヘッドセットが常に”手首に装着されている”前提(ヘッドセットを使う際にそれをまたポケットやバッグから探す必要がない)という点も、より使い勝手のよさを感じさせてくれる理由のひとつでしょう。

最後に

最初にこの製品に出会った時は「変わった機能を持ったウェアラブルガジェット」という程度の認識しかしていなかったのですが、イベントに参加して詳しく話を聴き、そして実際に使ってみるとかなり便利であることに気が付きました。

普段から2台のスマホそれぞれに着信がある、といった生活スタイルの方には活動量を記録する/しないに限らず、ただ単にヘッドセットとしても十分にオススメできる製品といえます。