テレビといえば「固定して設置する(視聴場所を固定される)」という印象が強く、普段はほとんど見ることがありません。そんな中「場所を選ばずテレビが見れる」という私の中での固定概念を覆すかもしれない製品「プライベート・ビエラ」を発見。ちょうどモニター企画を実施していたので、パナソニック株式会社からお借りして1ヶ月ほど使用していみました。普段ほとんどテレビを見ない(情報収集はネット中心)という視点から使ってみて感じたことを書き残しておきます。
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タブレットよりも(よい意味で)雑に扱えるデザイン
今回お借りしたのは10インチのプライベート・ビエラ。HDDを搭載した本体(チューナー部)とテレビとしての画面(モニター部)に分かれており、こちらはモニター。手に触れる部分の材質はプラスチックが多く、高級品といったような質感ではありません。ただ多少雑に扱っても壊れにくそうな印象はあります。
正面にはディスプレイ右上にセンサーと通知用のLEDランプが配置。目につくのはこれくらいです。
本体の下面。
左右の端にはスピーカーが配置。このスピーカーの穴は下向きに設計されているものの、出口部分がホーン形状という特殊なものになっていることで、視聴している人の方向へ上手に音が反射して届く仕組みに。
左の側面にはチルト式のスタンドを配置。この部品は金属製です。
右の側面には電源ボタン、microSDカードスロット、充電用マグネットコネクタ、イヤフォンジャックなどが配置。
アップで見てみたところ。今回お借りしたモデルは防水使用にもなっているのですが、microSDカードスロットはレバーを引かないと開閉できないというかなり安全性の高さを感じる仕様。閉じるときも「カチン」と閉まるので、きちんとしまったかどうかの確認がしやすくてよいです。
それぞれの防水キャップを外したところ。mciroSDカードの防水キャップは前述のとおり細かい作りになっている一方、イヤフォンジャックの防水カバーはシリコン素材のキャップをはめただけというかなりシンプルな仕様。このあたりも統一性をもたせたほうが良い気がするのです・・・。
逆に個人的によいと思ったのが充電方法。モニターの充電コネクタはZ3までのSony Xperiaシリーズに採用されていたマグネットチャージコネクタと同じような仕組みになっています。
モニター側の装着部がやや深めになっているため、適当にやっても感覚で位置合わせが可能。位置さえ合えばあとはマグネットで簡単に接続でき、非常に便利です。
こちらは本体。縦横のサイズは8〜9インチのタブレットくらい。DVDなどのディスクドライブが付いていない分、一般的なレコーダーの半分程度のサイズになっています。
本体に付いている操作ボタンは 電源ボタンとリンクボタンの2つのみ。これ以外の細かい操作はすべて、モニター側のタッチディスプレイで行なうことになります。
裏面。本当にHDDレコーダーそのまま。
初期設定手順は一般的なテレビとほとんど同じ
一般的なテレビと比べた場合に、もともと1台のテレビに搭載されている機器がモニターとチューナーにわかれただけなので、設定手順もほとんど変わりません。まずはB-CASカードをチューナーへ挿します。
電源とアンテナケーブルを挿します。
電源を入れて・・・
リンクボタンを5秒ほど押し続けます。
あとはモニターの電源を入れて、画面に表示された 接続開始 のボタンを押すだけ。
チューナーを探し始め・・・
チャンネル設定のために郵便番号や電話番号の市外局番を入力。
5分程度待ったのち、チャンネルの設定が完了します。
さらにBSもある場合は、続いてその設定も可能。
設定が完了すると、早速テレビが映ります。チューナー側にHDDが搭載されているため、録画や再生も可能。またLANケーブルやWi-Fiでインターネットに接続してあげれば、Webブラウザも使えます。
前述のとおり、一般的なテレビが持っているモニター機能とチューナー機能を2つの機器に分離させたものとなっており、設定自体に難しさはほとんど感じませんでした。そうである(設定手順は一般的なテレビと変わらない)ことに気がつくために説明書を読んだという事実はありますが、こういった電化製品が苦手な人でも説明書があれば最低限の設定は何ら問題なくこなせるように思います。
その他、触ってみて感じたこと
Amazonで価格を調べてみると4万円台半ばで購入できるものとなっていますが、本体の質感などはやや安っぽさはあるかな、と。とはいえ、番組の録画もでき、Webへの接続もでき、防水に対応しており、といったように機能面で考えれば価格としては十分安いといえそうです。
デザインよりも使い勝手をより意識した設計思想といえるのではないでしょうか。
最後に
レバー付き防水キャップのmicroSDスロット、マグネット式の充電コネクタの他にもいくつか便利さを感じた機構などがあったので、次回以降はそのあたりに少し触れていくことにします。
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