DSC-QX30を固定カメラとして使う

30倍の光学ズームが魅力かつ特徴であるSONYのレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」。カメラ(撮影部)とスマホ(操作部)を離して使えることから「三脚で固定して手元で撮影」という使い方が地味に便利と感じています。ということで、その使い方について簡単に紹介することにします。

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ちょうど1ヶ月ほど前に参加してきたIIJmio meeteing 7(大阪会場)にて、正面スクリーンに表示された説明用の資料を撮影する際にも行なった使い方です。DSC-QX30をゴリラポッドで固定して、手元にあるスマホと無線で接続しておきます。あとはパソコンにメモを打ちこみつつ、写真は手元のスマホの画面をタッチするだけで撮影可能です。

DSC-QX30を固定カメラとして使う

カメラを打ち込む際、被写体に向けて前方が開けている必要はあるのですが、こういった座っている人と人の間くらいのスペースでも十分だったりします。またズームがかなり効くため、寄ることで周囲の不要なものをフレームから取り除くといったことも可能です。

DSC-QX30を固定カメラとして使う

この状態で実際に撮影した写真の例がこちら。前の席の人のパソコンが若干写り込んではいるものの、スクリーンに映しだされた資料の内容も含めて、ブログ用の写真としては十分と言えるものに仕上がっています。

DSC-QX30を固定カメラとして使う

ちなみに撮影(シャッター)は無線で接続したスマホのディスプレイ上にて、フォーカスしたい部分をタッチして、シャッターボタンを押すだけ。続けて写真を撮影する際にリフォーカスの必要が無ければ、そのままシャッターボタンを押すだけでもOKです。

DSC-QX30を固定カメラとして使う

で、この使い方で何が便利かと言うと、まずなんといっても写真を撮るタイミングでいちいちカメラを構える必要がないということ。一眼レフやミラーレス一眼を構えて撮影している方もいましたが、都度行う動作が「カメラを持つ→構える→撮影する→カメラを置く」から「スマホの画面を2回(フォーカス→シャッター)タッチする」だけに変わるのはかなり便利です。

あと持ち歩く機材も小さく、そして軽くて済む。移動時の荷物も軽くて済むし、使用する際の設置スペースに関しても、ゴリラポッドなどを活用すれば卓上で済みます。

ただしDSC-QX30は電源をつけっぱなしにしていると、ひとつのバッテリーが90分程度で無くなってしまいます。開催時間の長いイベントで使用する際は、予備のバッテリーだけは余分に持っておくことだけは忘れないようにしたいところです。

最後に

はじめは望遠機能と携帯性のよさに惹かれて購入した「DSC-QX30」ですが、使ってみると結構色々と便利に使えるなぁと感じることが多いです。

残念ながら本体価格が40,000円前後するという大きなネックもあり、この点については発売から時間が経った今も解消されていません。ですので「万人にオススメです!」とまで言えないところは少しつらい部分でしょうか。ですが今振り返っても、個人的にはかなり良い買い物だったと思っています。

大型の家電量販店だとたまに実機を展示していたりもしますので、気になった方はぜひ一度触ってみてください。