(記事内容の最終更新日:2018年9月9日)
SGHグローバル・ジャパンの追跡番号が問い合わせ無しで入手できるようになりました。詳しくは記事中の追記にて。
米国向け通販サイトのAmazon.comを利用して個人輸入を楽しむ際、商品出荷の通知を受けて配送業者を確認してみると「i-parcel」と見慣れない名前を目にする場合があります。
よく知らない配送業者だと「荷物の追跡はしっかりできるのか?」「出荷からどのくらいで荷物を受け取れるのか?」はやはり気になるもの。
そこでこの記事ではi-parcelで配送されている荷物の追跡方法、出荷~受取までの流れをまとめておきます。
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「i-parcel」とは?
i-parcel(あいぱーせる)は国際貨物の中でもインターネット小売業へのサービス提供を主とした配送会社です。
Amazon.comやebayが商品配送の委託先として契約しているようですが、インターネット上で評判を調べてみると「荷物の配送がゆったりし過ぎ」「荷物がロスト(紛失)した」など、不安を感じるような情報も見つかります。
荷物の追跡方法
i-parcelが委託先としてAmazon.comから配送された荷物は、米国内はi-parcelが、そして日本国内ではSGHグローバル・ジャパン(佐川急便の関連会社で主に国際輸送を担当)が運送をおこないます。
そのため荷物の追跡も米国内を移動中はi-parcelのサイトから、日本国内を移動中はSGHグローバル・ジャパンのサイトから確認することになります。
米国内にある荷物の追跡
米国内を移動している荷物の追跡はi-parcelの追跡番号を用いておこないます。
例えばAmazon.comで購入した商品は、注文履歴から配達状況を確認してみると、画面上に配達業者名とトラッキングID(追跡番号)が記載されています。
トラッキングIDをメモしたらi-parcelのサイトを開き、「Enter Tracking Number」の欄へ入力。右横の【Track】をクリックします。
すると追跡情報が表示されます(下の画像は既に配達済みの荷物の追跡情報です)。タイムラインは下から上に進んでおり、最上段に書かれたステータスが最新の状況です。
上の画像を見る限り、追跡情報はわりとこまめに更新されることがわかります。ただこれまで数十回利用してきた経験として、最新の状況が反映されるまでにはやや時差があるようにも感じています。
米国を出国した荷物の追跡
米国を出国する際から、荷物はSGHグローバル・ジャパンへと引き継ぎされます。
i-parcelの追跡情報に「Exported i-Parcel and in transit to country of destination(i-parcelの手を離れ、配達先の国へ出発しました)」と表示された以降であれば、i-parcelに問い合わせるとSGHグローバル・ジャパンの追跡番号を教えてもらえます。
i-parcelの公式サイトにアクセスし、上部メニュー内の【Contact Us】を選択。
問い合わせフォームが表示されるので、必要事項を入力していきます。
入力項目は6つ。
それぞれの意味と入力内容は次のとおり。
- Department:問い合わせ先部門。【Customer Service】(顧客サービス)を選択
- Name:問い合わせ主(自分)の名前を英字で入力
- Email:問い合わせ結果を受け取るためのEメールアドレスを入力
- Phone:問い合わせ結果を受け取るための電話番号を入力。日本の電話番号であれば「+81」のあとに市外局番の先頭の0(ゼロ)を省いた形で
- 例1:「022-123-4567」なら「+81221234567」
- 例2:「080-1234-5678」なら「+818012345678」
- Tracking Number:荷物のトラッキングID(追跡番号)を入力
- What Is Your Inquiry:問い合わせの要件。「日本での荷物の追跡番号を教えてください」という意味で「Please notify me of a tracking number in Japan.」と入力すればOKです。
6つの項目を入力して【Submit】を選ぶと、画面に「問い合わせを受け付けました」とメッセージが表示されます。
また登録したEメールアドレス宛てにも「問い合わせ内容を受領した」旨のメッセージが届きます。
このあと数分~数時間後を目安に、あらためてSGHグローバル・ジャパンで使われる追跡番号(「WM」から始まる文字列)が送られてきます。
なお2018年9月現在、荷物が米国を出た後のタイミングで、i-Parcelの荷物追跡ページ上にSGHグローバル・ジャパンの追跡番号および追跡ページへのリンクが表示されるようになりました。追跡番号の入手を急がない場合は、追跡ページの更新を待つのもよいでしょう(追記:2018年9月9日)。
続いてSGHグローバル・ジャパン株式会社のサイトを開き、画面左にある「海外貨物追跡はこちら」の欄へ追跡番号を入力。右横の【検索】を選びます。
これで日本語で荷物の追跡情報を確認できます(下の画像は既に配達済みの荷物の追跡情報です)。
上の画像では一番下に「国内伝票番号」の欄がすでに出ており、荷物がSGHグローバル・ジャパンから佐川急便へ引き渡し済み。
ここに書かれた数字のみの追跡番号を佐川急便の公式サイト内にある荷物追跡ページで検索(あるいは上記国内伝票番号欄の右端にある”国内配達情報詳細”をクリック)すると、通常の国内宅配便と同じように荷物が追跡できます。
余談として佐川急便での追跡番号は、SGHグローバル・ジャパンの追跡画面に「REF#」と表示されている番号になっています。
SGHグローバル・ジャパンのサイトで荷物を追跡していて、もし通関許可が出ているのにそこから「数日以上ステータスが更新されない」といった場合は、SGHグローバル・ジャパンのグローバルコールセンター(TEL:0120-189595)に問い合わせてみるのも有効です。
私も実際に問い合わせた経験がありますが、荷物の状況を詳しく教えてもらうことができました。
到着までにかかった日数
2018年6月にAmazon.comで買い物をした際、商品の出荷~受取までに要したスケジュール(例)は以下のとおり。
このときは商品の出荷が2018年6月21日(木)、商品の受取が7月3日(火)。Amazon.comから商品出荷の通知が届いた12日後に商品が手元に届きました。
配送に要する時間は注文時に選ぶ配送方法(オプション)により異なります。各配送方法での違いも別記事にまとめているので、よければ合わせて参考にしてみてください。