既報のとおり、2020年3月下旬ごろよりAmazon(アマゾン)の海外サイトで一時的に利用不可となっていた商品の国際配送サービス(International Shipping)。
これについて、発送方法や所要日数に制限が残るものの、国際配送サービスが順次再開され始めています。
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2020年5月9日(土)の20時30分現在、Amazon.com(米国向けサイト)のTOPページにメッセージが表示されるようになっています。
内容は「限られた配送オプションであなたの地域への出荷をおこなっています。所要時間が長くかかることが予想されます。」というもの。
所要時間が長くかかることについては「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で空路での配送に制限がかかっているため」との説明付きです。
▼Amazon.comのTOPページに表示されるメッセージ
▼「Learn more(詳しくはこちら)」を選ぶとヘルプページへ。所要時間についての解説がある
試しに、以前日本に出荷可能であった商品(スマートフォン)をカートに入れて注文画面へ。すると日本に出荷可能(=日本から個人輸入可能)であることが確認できました。
ただし「配送方法はAmazonGlobal Priority Shipping(お急ぎ便)に固定」かつ「お急ぎ便の料金だがお届け予定日は約2週間先」とまだ制限付きです。
▼表示される配送オプションは1つ(お急ぎ便)のみ
当記事作成時点ではAmazon.com(米国向けサイト)、Amazon.co.uk(英国向けサイト)、Amazon.de(ドイツ向けサイト)で国際配送が再開され始めている(=日本への発送ができるようになっている)ことを確認できています。
一方、Amazon.fr(フランス向けサイト)、Amazon.es(スペイン向けサイト)、Amazon.it(イタリア向けサイト)ではまだ日本国内の住所を宛先に指定した注文はできない状態です。
ただしこれらのサイトのTOPページにも(Amazon.com同様に)「制限付きで国際配送がおこなわれている」旨のメッセージがでています。
このことから、今後順次、各サイトにて国際配送が再開されていくものと考えられます。
▼Amazon.itのTOPページ。ヘルプページへのリンクはないが、メッセージが出ている
追記情報
2020年5月10日
Amazon.fr(フランス向けサイト)やAmazon.es(スペイン向けサイト)、Amazon.it(イタリア向けサイト)でも日本向けへの国際配送が再開されています。サービスに制限は残るものの、日本国内の住所を宛先に指定し、個人輸入に利用可能です。
2020年6月14日
欧州向けの5サイト(Amazon.co.uk/Amazon.de/Amazon.fr/Amazon.es/Amazon.it)にて、国際配送の配送方法が複数から選べるようになりました。
▼Amazon.deの例。ふたたび、通常配送と“お急ぎ便”から選べるようになった
2020年6月20日
米国向けサイト(Amazon.com)でも、国際配送の配送方法が複数から選べるようになりました。
▼Amazon.comでの配送オプションの選択欄。通常配送を含む3種類が選択可能