Canon(キヤノン)製のミラーレスカメラ「EOS M100」を購入しました。
これまでブログ用・外部メディア向け記事用の写真撮影にはNikon(ニコン)のデジタル一眼レフカメラ「D5500」、そしてPanasonic(パナソニック)のコンパクトデジタルカメラ「LUMIX DMC-LX9」を使い分けてきましたが、ここにもう1機種追加する“買い増し”です。
そこで今回はCanon(キヤノン)のミラーレスカメラ「EOS M100」の外観・デザイン設計、あわせて揃えた周辺機器・アクセサリー、購入理由(今後の使い分け想定)を整理しておきます。
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記事の目次
購入したのは標準ズームレンズキット
購入したのは「EOS M100(本体)」と標準ズームレンズ「EF-M15-45 IS STM」がセットになったレンズキット。本体カラーは3色(ブラック/ホワイト/シルバー)からブラックを選びました。
参考までに2018年6月現在の国内実勢価格は税込58,000円前後。ミラーレスデジタル一眼カメラ「EOS Kiss M」の登場もあり、相場はやや下がってきています。
カメラ製品は「保証を使う」「修理に出す」など万が一のケースも想定すると国内での購入がよりオススメです……が、今回は他の買い物と合わせて偶然安く購入できる計算となったため、米国向け通販サイトAmazon.comを利用し海外仕向けの製品を個人輸入しました。
▼Canon EOS M100(海外仕向品)のパッケージ。日本語は見当たらない
▼パッケージの内容物。説明書は英語・ドイツ語・フランス語で記載
パッケージの内容物を書き出してみると次のとおり。
- EOS M100本体(ボディ)
- 標準ズームレンズ(EF-M15-45 IS STM)
- バッテリーパック
- バッテリー充電器
- ネックストラップ
- 説明書類
Cananの日本向け製品ページで確認する限り、(表記言語の違いなどは別として)同梱されている内容は日本仕向品でも海外仕向品でも変わらない模様です。
EOS M100の購入理由(他の所有カメラを含めた使い分け)は後ほど詳しく触れますが、利用シーンは「それほど離れていない距離での物撮り」を想定。まずは標準ズームレンズから使い始め、今後必要に応じて純正マクロレンズ(EF-M28/F3.5 M IS STM)の買い足しも考えています。
外観・設計のポイントを紹介
買い揃えた周辺機器・アクセサリー品を装着した後の姿ですが、EOS M100の外観やデザイン設計におけるポイントを写真でサクッと紹介していきます。
EOS M100購入に際して最も魅力を感じている点はカメラ本体(ボディ)の軽さです。
デュアルピクセル設計でAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載しますが、本体はコンパクト。重量も約302g(バッテリー、SDカード込)と軽く、標準ズームレンズを装着した状態でもトータル重量は500g未満におさまります。
▼形状は平らだが、滑りにくい布目パターン採用でグリップ性も◯(まる)
ファインダーは非搭載。外付けも非対応です。撮影時のプレビューはすべて、背面に備えた液晶ディスプレイでおこないます。
▼タッチ操作対応の液晶ディスプレイ
▼垂直方向(上のみ)へ最大180度までチルト可能。自撮りも楽しめる
▼手動ポップアップ式のストロボも搭載
「スマホになれたユーザーが手軽に楽しみやすいカメラ」という位置づけのエントリーモデルであり、絞り優先/シャッタースピード優先などの撮影モード切り替えもすべて液晶画面上(画面へのタッチ操作)にておこなう設計です。その分、外観(とくに操作系統)はシンプルです。
▼物理的に搭載された操作系統はかなりシンプル
底面には三脚用のネジ穴のほかにバッテリー挿入口。SDメモリカードのスロットは側面(左側)へ分けて配置されています。
▼EOS M100の底面
▼バッテリー専用の挿入口
▼側面(左側)にはSDメモリカードスロット、外部入出力用端子
揃えた周辺機器およびアクセサリー品
レンズ交換式カメラの購入はEOS M100で2機種目。ちなみに1機種目はNikonのデジタル一眼レフカメラ「D5500」で、こちらは購入から2年半、現在も継続して使用中です。
この使用経験を踏まえ「EOS M100を安心して使うために購入した周辺機器・アクセサリー品」がこちら。
以下、それぞれを選んだポイントを(自分用の振り返りメモも兼ねて)書いておくので、とくに「はじめてのレンズ交換式カメラにEOS M100を検討している」といった方はぜひ参考にしてみてください。
SDメモリカード
まずは撮影した写真の記録(保存)に欠かせないSDメモリカード。購入したのはSanDisk(サンディスク)のExtreme PRO。容量は32GBのモデルです。
選ぶ際に意識したポイントは「データ転送速度の速さ」「デジタル一眼レフカメラでも使えるもの」の2点。これまでNikon D5500でも同じシリーズを使ってきましたが、転送速度と記憶容量、ともに不満を感じることはナシ。D5500での使い回しも考え、新たに1枚買い増しました。
SDメモリカードは「国内正規品」「並行輸入品」で価格に差がある製品ですが、個人的にSDメモリカードの破損に遭遇した経験がこれまでないため、保証内容よりも価格優先で「並行輸入品(海外リテール品)」を選んでいます。
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画面保護フィルム
次は液晶画面に貼り付ける保護フィルム。購入したのはミヤビックス(ビザビ)の画面保護フィルム「OverLay Magic(オーバーレイ・マジック)」シリーズです。
EOS M100は操作の大部分を「画面へのタッチ操作」でおこなう設計であり、画面に触る機会が必然的に多くなります。そこで「キズ修復」「耐指紋」を特徴とするOverLay Magicシリーズのフィルムを選んでみました。
いかにも“ビザビの保護フィルム”らしい、高い精度のサイズ設計も魅力。余白をほとんど残さず画面を保護できています。
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レンズフード
レンズの保護に欠かせないレンズフードは、Canon純正かつ標準ズームレンズ(EF-M15-45 IS STM)専用に設計された「EW-53」を購入。
カメラ未使用時のレンズ保護は(レンズに付属する)レンズキャップでも十分ですが、レンズがむき出しになるカメラ使用中(撮影中)はレンズフードが欠かせません。実際D5500を2年半使ってきた中にも「レンズフードに助けられた(意図せずレンズをぶつけてしまった)」と感じた機会が何度か。
▼レンズフードを装着した様子
▼カメラ未使用時は逆向きに装着しておける
カメラ未使用時は逆向きに装着して嵩張りも軽減できますし、レンズを長く大切に使いたいなら絶対に用意するべき“必須アイテム”でしょう。
ちなみにCanonの場合、自社製レンズに対しては、それぞれに合ったレンズフードを個別に展開しています。「ダブルレンズキット」「ダブルズームキット」購入などによって他のレンズも手元にある場合はCanon公式サイトを参考に、適切なレンズフードを用意しましょう。
レンズ保護フィルター
レンズフードとセットで使いたいレンズ保護フィルターも忘れず購入。サイズ(口径)を間違わないよう注意し、Kenko(ケンコー)「MC PROTECTOR(49mm)」を選びました。
レンズ保護フィルターはレンズ表面(ガラス面)へのキズ付着予防、また衝撃が直接レンズに加わることを防いでくれるもの。装着しておけば、万が一レンズをぶつけても、実際にはレンズ保護フィルターの交換だけで済ませられます。レンズフードとともに“必須アイテム”といってよいでしょうね。
今回購入しているレンズ保護フィルターは、フィルターの上からCanon純正のレンズキャップも装着が可能。カメラ未使用時も含め、より安心できます。
携帯用ポーチ
「本体が軽量」というEOS M100の魅力を活かすため、レンズを装着したまま収納できるポーチも購入。選んだのはHAKUBA(ハクバ)「プラスシェル スリムフィット02 カメラジャケット」。サイズはS-80、デザインは青系の迷彩柄(ネイビーカモ)にしました。
メーカー公式サイトの製品ページには対応機種として「Canon EOS M100 + EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」の記載もあり、サイズはピッタリ。素材にもしっかりとした厚みがあり、クッション性は◯(まる)。安心して使えそうです。
上の写真のようにストラップだけポーチ外に出すこともできるので、場合によってはこの状態で首から下げて持ち歩く……なんて使い方もアリな気がしますね。
Amazon.co.jp: HAKUBA 一眼カメラケース プラスシェル スリムフィット02 カメラジャケット S-80 ネイビーカモ DCS-SF02S80NC: カメラ
予備のバッテリーパック
後から追加で思い出し、買い足したのが予備のバッテリーパック。値が張るものの「安全・安心第一」でCanon純正品「LP-E12」を購入しています。
ちなみにバッテリーパックだけは「カメラの利用頻度(機会)」をイメージし、あえて「購入しない」という選択もアリだと思っています。
私はEOS M100の利用シーンを「取材時」「旅行中」で想定しており、予備バッテリーの携帯によって「安心して取材に集中できる」「ストレスなく旅行を満喫できる」などメリットを強く想像できたので買い足しました。とくに取材中のバッテリー切れはシャレにならないですからね(苦笑)
金属端子の劣化を防ぐキャップが付属するのはうれしいところ。充電してポーチのポケットに常備することになりそうです。
さいごに:購入理由と機材使い分けイメージ
Canon EOS M100を購入したことで、所有するデジタルカメラは「Nikon D5500」「Canon EOS M100」「Panasonic LUMIX DMC-LX9」の3機になりました。
▼左から順にD5500、EOS M100、DMC-LX9
最後にEOS M100の購入理由を含む「これまで・これからのカメラの使い分け方」としてイメージしていることをメモしておくことに。今後また「所持する機材の見直し」「購入効果の振り返り」をする機会があれば、役立つはず。
これまでは以下のようなイメージで2台のカメラを使い分けてきました。
- Nikon D5500
- おもに「自宅での写真撮影」に使うカメラ。必要な場合のみ持ち歩く
- 利用想定シーンは「レビュー記事用の写真撮影」「発表会などの取材写真撮影」など
- Panasonic LUMIX DMC-LX9
- おもに「外出先での写真撮影」に使うカメラ。毎日持ち歩く
- 利用想定シーンは「ブログ用の記録写真撮影」
- 発表会などの取材時も予備カメラとして常時携帯する
そして今後の使い分け方(予定)はこのような感じをイメージしています。
- Canon EOS M100
- おもに「外出先での写真撮影」に使うカメラ。必要な場合のみ持ち歩く
- 利用想定シーンは「物撮りメインの取材での写真撮影」「旅先での写真撮影」など
- Nikon D5500
- おもに「自宅での写真撮影」に使うカメラ。必要な場合のみ持ち歩く
- 利用想定シーンは「レビュー記事用の写真撮影」「人物撮影を含む取材での写真撮影」など
- Panasonic LUMIX DMC-LX9
- おもに「外出先での写真撮影」に使うカメラ。毎日持ち歩く
- 利用想定シーンは「ブログ用の記録写真撮影」
- 発表会などの取材時も予備カメラとして常時携帯する
今回新しく考えているのは「取材の内容により『D5500』と『EOS M100』を使い分ける」ということ。
両機種ともイメージセンサー(撮像素子)のサイズは同じAPS-Cですが、機種の違いとして「スピードライト(外部ストロボ)が装着できる/できない」「撮られる側の意識が変わる(のでは?)」ということを意識しています。
(芸能人など)イベントゲストを含めたフォトセッションがある取材においては、やはり少しでも見栄えのよい表情の写真を残してあげたい。そのようなことを考えると「スピードライトが使える」「見た目で“安心感”が与えられそう」なD5500の存在は大きいな、と。
一方で物撮りメインの取材、とくに会場の広い展示会などでは「ストロボをバウンスさせても効果が薄い」「歩き回るために機材は軽いほうがよい」と感じたケースが過去にあり、EOS M100により適正を感じます。
これまで使ってきたD5500の組み合わせ(D5500+高倍率ズームレンズ+スピードライト)は重量が1kg超。EOS M100にすれば、これが単純に半分以下になるわけですから。軽いは正義。
▼D5500(写真左)とEOS M100(同中央)を比べると大きさの違いは明らか
直近では2018年6月上旬に台湾・台北で開催される展示会「Computex TAIPEI 2018」の取材がまさにEOS M100活躍の機会となる見込み。メーカーの展示ブースに設置された新製品・注目製品の撮影が主となるため「想定どおりに使えるのか?」をしっかり確認してくるつもりです。
またせっかくなので、台北滞在中の写真もEOS M100でいろいろ撮影してみようかと。これら諸々を含め、使ってみての「EOS M100」製品レビューはまた別の機会に紹介できれば!と思います。