2日前よりモバイルガジェットの海外通販サイトExpansys(エクスパンシス)にて購入の仮予約受付が始まっていた、Lenovo傘下Motorola Mobility(以下、Motorola)のハイエンドスマートフォン Moto Z Play。
こちらについて早速商品の在庫が入荷。販売が始まっています。
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2016年10月31日(月)より新たに販売が始まったのは Motorola Moto Z Play。型番はXT1635-02となっており、イギリスなどで販売されるSingle SIMスロット仕様のSIMフリーモデルです。本体カラーは2色(Black/White)が取扱い中。
同日時点における本体価格は47,090円で、仮予約の受付開始当初より395円だけ値上げされた状態に。日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積額は約50,700円ほどとなります。
Moto Z Play は2016年8月に発表されたMotorolaの最新スマートフォン。Moto Zシリーズとしては他にフラグシップモデルのMoto Zや耐衝撃性を高めたMoto Z Forceなども発表済みであり、Moto Z Playは同シリーズの中でも最も仕様が抑えられた普及モデルの位置づけとなります。
本体には5.5インチ(解像度は1920×1080のフルHD)の有機ELディスプレイや3,510mAhの大容量バッテリーを搭載。ここにQualcomm社のSnapdragon 625プロセッサや3GBのRAMがセットされます。
設計における最大の特徴となるのがマグネット固定式の専用アクセサリーシリーズ「Moto Mods(モト・モッズ)」により機能拡張ができること。既存品としては外付けスピーカーとして機能する「JBL SoundBoost Speaker」や光学10倍ズームをサポートするカメラユニット「Hasselblad TrueZoom」などが登場。
これらアクセサリーは日本国内向けの正規品もすでに発売中です(以下はモバレコに寄稿したMoto ZおよびJBL SoundBoost Speaker、Hasselblad TrueZoomのレビュー記事)。
Expansysの商品ページにはイギリス向けモデルと同一になる「型番:XT1635-02」の表記があり、おそらく現時点での在庫はExpansysの本社があるイギリスから調達した商品であると予想されます。
参考までに、Motorola公式サイトのイギリス向け製品ページで確認できる主な仕様情報は次のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ:約 156.4 mm 横幅:約 76.4 mm 厚さ:約 6.99 mm |
重量 | 約 165 g |
OS | Android 6.0.1 (開発コード名:Marshmallow) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz Octa-Core |
メモリ | RAM 3GB ROM 32GB |
バッテリー | 3,510 mAh |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920 x 1080) AMOLEDディスプレイ 403ppi |
カメラ | メイン:1,600万画素 サブ:500万画素 |
通信方式 |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28 Wi-fi:IEEE 802.11 a/b/g/n(2.4GHz/5GHz), MIMO |
その他 | SIMカード:Nano SIM SDカード:対応(最大128GBまで) |
Moto Z Play は、日本国内においても4G+3Gの同時待ち受け(デュアルシム・デュアルスタンバイ。DSDS)にも対応するDual SIMスロット搭載モデル(型番:XT1635-03)が発売中。現在はAmazon.co.jp、あるいはビックカメラなどの量販店にて購入することが可能です。
イギリス向けモデル(型番:XT1635-02)と国内向けモデル(型番:XT1635-03)では、SIMカードスロットの数以外にも、日本向け技適マークの有無、対応する通信方式(周波数)が異なるといった違いがあります。
特に物理的な仕様面で大きく影響してくる通信方式に関しては、それぞれのモデルが対応する内容は次のとおりとなっています。
モデル | 対応する通信方式 |
---|---|
海外向け (イギリス向け) |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28 TDD-LTE:B38/40/41 UMTS:850/900/1900/2100 MHz GSM:850/900/1800/1900 MHz |
国内向け (日本向け) |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28 TDD-LTE:B38/40/41 WCDMA:800/850/900/AWS/1900/2100 MHz GSM:850/900/1800/1900 MHz |
(※色付き文字はそれぞれでしか対応していない周波数)
日本国内向けとしてローカライズされているだけに、対応周波数的に見ても、日本での使用により適しているのはXT1635-03。WCDMAの800MHz(Band6/19)をサポートするため、現在まだ大部分を占めるNTTドコモ系のMVNOでも、比較的広いエリアでの利用が可能といえます。
ただしXT1635-02に関しても、FDD-LTEではBand19(NTTドコモのプラチナバンド)をサポート。こちらも一般的な海外向け製品と比べれば、十分使いやすさが感じられるであろう構成です。
こういった状況を踏まえ、最優先事項が「価格の安さ」なのであれば、国内販売価格(税込58,000円前後)より8,000円近く安価に購入できるExpansysの利用は、十分検討の余地もあるように思います。
Source:Expansys