イギリスに本社を置くモバイルガジェットの海外通販サイトExpansys(エクスパンシス)にて、Lenovo傘下Motorola Mobility(以下、Motorola)のハイエンドスマートフォン Moto Z Play の購入仮予約受付が始まっています。
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2016年10月29日(土)より新たに仮予約の受付が開始されているのは Motorola Moto Z Play。本体カラーは2色(Black/White)がラインナップされています。
同日時点における予定本体価格は46,695円。日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積額は約50,300円ほど。
またExpansysでは仮予約を済ませた上で実際に商品購入に至った場合、購入代金からUSD10.00相当を割り引くプロモーションを実施中。これも踏まえれば、現時点より注文することで約49,200円ほどで入手できる試算となります。
Moto Z Play は2016年8月末に発表されたMotorola Moto Zシリーズの普及モデル。同シリーズのフラグシップモデル同様、専用アクセサリー「Moto Mods」の装着に対応します。
普及モデルということで、Moto Zと比べればディスプレイ解像度はFHD(1920×1080)、SoCがQualcomm Snapdragon 625、RAM容量が3GB、ROM容量が32GBと基礎仕様はダウングレード気味。
ただしMoto Zのように薄型ボディではないことを生かし、メインカメラの有効画素数やバッテリー容量など、一部仕様はより数値の高いものに。また本体には3.5mmイヤホンジャックも設けられています。
Expansysの商品ページには現時点で型番など、モデルを示す具体的な記述はありません。ですが、商品仕様にSingle SIM仕様であることが見つけられること、同社が日本向けの販売拠点を持つ香港では同機種はまだ発売されていないことなどから、おそらく取り扱う商品は本社があるイギリス向けのSIMフリーモデルと予想できます。
参考までに、Motorola公式サイトのイギリス向け製品ページにて確認できる、主な仕様情報は次のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ:約 156.4 mm 横幅:約 76.4 mm 厚さ:約 6.99 mm |
重量 | 約 165 g |
OS | Android 6.0.1 (開発コード名:Marshmallow) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 625 2.0GHz Octa-Core |
メモリ | RAM 3GB ROM 32GB |
バッテリー | 3,510 mAh |
ディスプレイ | 5.5インチ フルHD(1920 x 1080) AMOLEDディスプレイ 403ppi |
カメラ | メイン:1,600万画素 サブ:500万画素 |
通信方式 |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28 Wi-fi:IEEE 802.11 a/b/g/n(2.4GHz/5GHz), MIMO |
その他 | SIMカード:Nano SIM SDカード:対応(最大128GBまで) |
Moto Z Play に関しては、4G+3Gの同時待ち受け(デュアルシム・デュアルスタンバイ。DSDS)にも対応するDual SIMスロット搭載モデルが日本国内でもすでに発売中。Amazon.co.jp、あるいはビックカメラをはじめとする大手量販店でも購入可能です。
海外向けモデルと国内向けモデルを比べた際の主な違いといえるのは、技適マークの有無、SIMスロットの数、対応する通信方式(周波数)の3種類。対応する通信方式に関しては、それぞれ次の表のとおりになります。
モデル | 対応する通信方式 |
---|---|
海外向け (イギリス向け) |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/25/28 TDD-LTE:B38/40/41 UMTS:850/900/1900/2100 MHz GSM:850/900/1800/1900 MHz |
国内向け (日本向け) |
FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/28 TDD-LTE:B38/40/41 WCDMA:800/850/900/AWS/1900/2100 MHz GSM:850/900/1800/1900 MHz |
(※色付き文字はそれぞれでしか対応していない周波数)
対応周波数的に見れば、日本国内での使用により適するのはやはり国内向けモデル。具体的にはWCDMAの800MHz(Band6/19)をサポートしており、NTTドコモのFOMAプラスエリアでも利用が可能です。
ただしイギリス向けの製品もFDD-LTEではBand19(NTTドコモのプラチナバンド)をサポート。対応する周波数の面で、使い勝手が極端に変わる可能性は少ないかもしれません。
Single SIMスロットモデルでは当然ながら4G+3Gの同時待ち受けが利用できないというデメリットはあります。
ですが、この機能面などより、とにかく価格の安さを優先するのであれば、国内販売価格(税込58,000円前後)より10,000円近く安価に購入できるExpansysの利用も検討する価値はあるかもしれませんね。
Source:Expansys