スマートフォン向けのアクセサリー品を幅広く展開するブランド Spigen（シュピゲン） より、Apple iPhone SE用ケース「ネオ・ハイブリッド クリスタル」を提供いただきました。
今回はこちらを手持ちのiPhone SE（スペースグレイ）に合わせてレビューしていきます。
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外観デザインと素材・質感をチェック
今回提供いただいたネオ・ハイブリッド クリスタルはTPU素材のソフトレイヤーに有色のポリカーボネート製バンパーを組み合わせた2層構造のハイブリッドケース。
ソフトケースの上からバンパーを重ねることで落下時に衝撃を受けてもケースが外れにくく、かつクリアなカラーのケースはiPhone SEのデザインも隠すことがありません。
一般的に2層構造のハイブリッドケースはクリア素材を用いているものが多くなく、ハイブリッドケースとクリアケースの良いところ取りをしたデザイン設計といえます。
今回提供いただいたカラーはガンメタル。ケースだけチェックしてみると、フレームは有色、インナーケースは透明が高いことがわかります。
透過度もかなり高め。向こう側もしっかりと透けて見えます。
この製品のインナーケースは内側をよく確認すると小さなドットがまんべんなく配置されています。TPUケースの場合、装着する端末に寄っては全体がぴったりと密着せず気泡ができてしまうことがあります。しかしこのようなドットをデザインすることで、その気泡の発生を防いでいます。
iPhone SEの側面に配された電源ボタン、音量ボタン部分はいずれもバンパーが上から覆いかぶさる設計ですが、ボタンの部分は個別にパーツが取り付けられています。
ボタンの表面も光沢のあるメッキ仕上げになっており、デザインにアクセントとしても効いている印象です。
前述のとおり、バンパーとソフトケースは分離が可能。
一見かなり頑丈そうにも見えるバンパーパーツですが、素材はあくまでポリカーボネート。単体であれば手で力を加えると、意外と簡単に変形させることが可能です。
TPU製のインナーケースも同様ですね。
iPhone SEに装着してみる
手持ちのiPhone SE（スペースグレイ）に装着。スペースグレイの本体カラーと今回提供いただいたガンメタルのケースは色味的にも相性は◎。フロントパネルには他社製の液晶保護ガラスフィルムを貼り付けていますが、フィルムとケース間で目立つ干渉は見られません。
貼り付けているガラシフィルムは厚さ0.38mmとそれなりにしっかりしたものですが、それでもフロントパネル面はケースのほうが僅かに高い作りに。
iPhone SE→透明のソフトレイヤー→有色のバンパーと重なるため、じっくり観察してみると端末本体とパンパーの間に隙間が空いたようなやや不思議な見た目にも。
とはいえ、側面から見てみると、そういったことは大きく気になりません。
右面下部には「NEO HYBRID」の文字が刻印されています。
下面はイヤホンジャック、マイク、Lightning端子、スピーカー用に開口が。
マイクとスピーカーの部分はそれぞれまとめて一つの開口ではなく、音孔2つ1セットといった形で縦に細かく開口が設けられています。細かい部分ですが、硬さのあるポリカーボネートならではの丁寧な加工といえ印象はよいですね。
左面はサウンドスイッチ（マナースイッチ）部だけ開口が設けられています。
背面。パッと見ではインナーケースも透過度が高く、iPhone SEのデザインが自然に確認できます。
背面右下にはSpigenのロゴがデザインされています。
先に書いた、インナーケースに設けられた気泡防止用のドットはよくよく近づいてチェックすると、特に光沢のあるリンゴアイコンの部分では視認できます。がそれ以外では、接近してもほとんど気にならないレベルといえるでしょう。実際に気泡もできませんので、しっかり機能しているといえます。
2層構造ということもあり、手にしてみると大きさはひとまわりは確実に大きく感じるかな、といったところ。その一方でバラバラに確認した際とは異なり、ケース自体は手で掴んでもしっかりとした反発力（硬さ）が感じられます。
側面のバンパーはサラサラとした指ざわりなので滑り止め効果は期待しづらくも思いますが、ガッチリと保護されている印象はかなり強いといえるでしょう。
気になるポイントをピックアップ
今回ネオ・ハイブリッド クリスタルを試してみて特に気になったのはボタンの押しやすさ。
先程も写真で紹介したとおり、電源ボタンと音量ボタンはフレーム自体と別パーツで取り付けされており、ボタンの押し心地は硬すぎず柔からすぎずの良印象。何よりボタンを押した時に「ポチッ」という感触が指先でしっかり感じられます。
また余談ですが、不思議と書いたケース装着時の端末とバンパー感の隙間も、iPhone SEのアクセシビリティ機能のひとつとして搭載されているLEDフラッシュ通知と組み合わせると、隙間の部分が綺麗に発光してくれます。
もともと機能とデザインがしっかり考えられた製品ですが、こういった遊び心のある使い方も可能なおもしろい製品ともいえるのではないでしょうか。
最後に
2016年5月22日（日）時点におけるAmazon.co.jpでの取扱い価格は3,320円。
カラーバリエーションとしては今回紹介したガンメタルの他にも2色（シャンパン・ゴールド／ローズ・ゴールド）が用意されています。ローズ・ゴールドだけはやや安い2,950円になっていますね。
私自身も以前経験があるのですが、しっかりとしたケースを装着していても落下の衝撃でケースが外れかけてしまう場合があります。
その時の私の実体験では、落としたタイミングではスマホは無事だった（はず）なのですが、その際に誤って蹴り飛ばしてしまい、結果的に傷が付いてしまいました。
そういった二次災害も含めてしっかりとスマホを保護したい、という方には、このネオ・ハイブリッド クリスタルのような二層構造のハイブリッドケースはかなりオススメです。
サイズはやや大きくなります（それでも十分薄い方です）が、ケースとしての保護性をより求め、かつ端末本体のデザインも隠したくない。そんな欲張りな方にはかなりオススメの1品といえるでしょう。
