本社をイギリスに構え、現在ではアジア、オセアニア、欧州、北中南米、アフリカと幅広い地域向けにガジェットの販売を行っているExpansys。日本から購入する場合には電話やメールでの問い合わせも日本語可、また代金の支払方法もクレジットカード払いだけでなく、銀行振込や代金引換に対応と、初心者でも比較的利用しやすいショップとなっています。
そんなExpansysが各商品ページの構成を一部見直ししており、SIMフリー端末を買う際の対応周波数の状況(回線との相性)がより容易に理解できるような内容になっています。
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2016年2月12日に確認したところによると、各商品ページのトップ画面は従来のものから特に変更がありませんが……
スペック表の下を見てみると、対応周波数の状況を記載する項目が追加されています。これにより、購入時に必ず行なうであろうその機種が対応している周波数と使っている(あるいは使う予定の)回線との相性がより簡単にチェックできるようになっています。
対応周波数情報の見かた
商品ページに記載されている対応周波数の情報は主に「現在見ている商品(機種)が対応している周波数」「回線業者が運用している周波数」という2つのエリアに分けて表示されています。
まず上のエリアに記載されているのが「現在見ている商品(機種)が対応している周波数」。記載されている内容としてはLTE(FDD-LTE/TDD-LTE)、3G(HSPA+)、2G(GSM)の3種類です。
一方下のエリアには「回線業者が運用している周波数」に関する情報が。日本の場合はau、NTTドコモ、ソフトバンクの3社について記載がされています。
ここではNTTドコモを例に詳しく見てみると、LTEと3Gで緑文字になっているものが現在見ている商品(機種)で利用できる周波数、一方黒文字になっているのが利用できない周波数です。ざっくりいえば、緑文字が多いほど、日本で使う場合においては相性良く(広いエリアで)利用できるということを意味しています。
ちなみに日本向けのサイトにアクセスすると初期表示は日本の回線業者に照らしあわせた情報が表示されます。が、この利用地域は右上にあるドロップダウンリストから変更が可能。任意の地域(国)を指定して、その地域の回線業者が運用している周波数と照らし合わせすこともできます。
例えば下の画像はアメリカと指定して表示した場合。
細かくチェックしてみると主要キャリアも含めて全てがきちんと表示されるわけではない(現在まだベータ運用?)ものの、ざっくりとした「使える・使えない」レベルであればこの表で容易に判断できるといえるでしょう。
日本国内においても、SIMロック解除を義務化した際に「特にライトユーザーにとっては逆にややこしくなる(機種が対応する周波数と回線が対応する周波数を気にする必要がでてくる)のでは?」といった心配の声も聞かれました。ちなみに私自身も正直そのように思っています。
そんな中、今回Expansysが商品ページの構成を変更してきたことは、利用(商品の購入)を検討しているユーザーにとってより便利になる内容であり、とてもよい取り組みといえるのではないでしょうか。細かく確認してみると少し表示がおかしいと感じる点もあり、改善も適時行なってもらえることを願いつつ、引き続きこういった取り組みは応援(積極的に紹介)していきたいと思います。
Source:Expansys