昨年末に購入してから使用し続けているマイクロソフトのフラッグシップモデル「Lumia 950 XL RM-1085」。性能には大きな不満はないものの、フラッグシップモデルでありながらもフレーム(側面)までプラスチック製である、という点は使う中でも気になったままでした。
そのような訳で「せめてもう少しよい外観にできないものか」と考えていたところ、Amazon.co.ukで発売されている mozo の付替え用リアカバーを発見。少し調べてみた限り、なかなかよさそうな印象を受けたので、購入してみました。現在すでに3週間ほど使用してみているので、それらも踏まえてレビューしていくことにします。
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「mozo」について
今回購入した付替え用リアカバーを展開する mozo(モゾ) は北欧・フィンランドに拠点を構えるアクセサリーメーカー。主な商品はLumiaシリーズのカバーとなっており、その品質のよさからMicrosoftのオフィシャルパートナーにも選ばれています。
いずれの製品に関しても大きな特徴として謳われているのはオフィシャルパートナーならではという「抜群のフィット感(サイズ感)」で、なおかつ製品自体は今回購入した Lumia 950 XL 用をはじめ、ハイエンドモデルからローエンドモデルまで幅広いレンジ向けに展開しています。
デザイン・質感を写真でチェック
今回購入したのはブラックの本革を使った Lumia 950 XL 専用のカバー。本革というだけあり、購入費用は当時でGBP34.99(約6,300円)ほどとややお高め。パッケージ下部にはマイクロソフトの公認パートナーの証である「Designed for Microsoft Lumia」のマークもデザインされています。
ブラックの本革モデルは、金属のような質感に塗布されたプラスチック製のボディに黒の本革を貼り付けたデザイン。
革の貼り付けは丁寧にされており、外見はもちろん、実際に手で触れてみてもしっかりとして、かつ柔らかさのある革のシボ感が感じられます。
メインカメラ用の開口部周辺も仕上げに雑さはなく、プラスチックの縁も綺麗に加工されている印象。
カメラの隣にあるスピーカー部分にもきちんと細かい穴が設けられています。
下のほうには「mozo」のロゴマークを刻印。
側面もチェックしてみます。写真で見てみると分かる通り、リアパネル部分はフラットな形状ではなく、やや柔らかくアーチを描いたものに。
Lumia 950 XL では側面に設けられた物理キー(直接指で触れる側の部分)はリアカバーと一体化しています。しかし純正カバーでは側面素材がプラスチック、電源キーや音量キーは金属製となっており、見た目での統一感がありませんでした。それがこのmozoの付替え用リアカバーでは、フレームとボタンいずれも色・質感が統一され、全体的にもまとまった印象に仕上がっています。
端末下部に設けられたUSB Type-Cコネクタ用の開口部も雑さのない丁寧な加工に。
左側は特に何もありません。
続いては裏面。裏側は金属のような色・質感での塗装はされておらず、プラスチック感がかなり伝わってきます。
このmozoの付替え用リアカバーの素晴らしい点はここまで見てきたデザイン性の高さ(格好良さ)はもちろんですが、もう1点。ズバリQi(チー)規格などのワイヤレス充電機能も純正カバー同様に使うことができる点でしょう。背面をチェックすると端子がいくつか確認できますね。
純正カバーとの比較
続いては純正カバーと並べて比較してみることに。左が純正カバー、右がmozoの付替え用リアカバーです。表面はプラスチックと本革ということで、視覚から受ける印象の時点で全く違うことがわかります。
一方こちらは裏面。こちらも基本的な構造はほとんど変わりません。先ほどの端子部も含め、付け替えることを考えて上手に真似ているといえます。
次は側面。上がmozoの付替え用リアカバー、下が純正カバーです。心なしかmozoの付替え用リアカバーのほうが厚みがあるかな、といったところ。
サイドの物理キー。こちらはmozoの付替え用リアカバーもボタン部分が(スピン加工など)特段加工されているわけではありませんが、それでもフレーム部とボタンの質感が統一されたことでよりチープさを感じなく(むしろ高級感すら感じられるように)なっています。
Lumia 950 XLに装着してみる
純正カバーと装着した素の Lumia 950 XL。
mozoの付替え用リアカバーを装着した Lumia 950 XL。
先ほど「やや厚みがある」と書きましたが、装着してみると緩さ(あるいはボコボコと凹む感じ)はありません。何度も書きますが、ボタン部分はかなり格好良くなったといえるでしょう。
購入してから実際に約3週間ほど使用していますが、やはり手が触れる部分がプラスチック→革と変わるだけで、手に持った際に感じる温かみや柔らかさは大きく異なってきます。
また先程から何度か触れている「厚みが増えた」という点に関しても、サイドから中央にかけて緩やかにカーブしている印象があり、これに革のフィット感(密着のしやすさ)も加わって収まり自体もだいぶよくなったといえます。
メーカーロゴ(Microsoftのロゴ)がなくなってしまうという点を気にする方もいるかと思いますが、純正カバーと比較すると質感は圧倒的にこちらのほうがよい、と断言できるレベルです。元々防水仕様などでない点も含め、ドレスアップ(あるいはカスタマイズ)するためのアクセサリーとしてはかなりオススメできる製品といえるでしょう。
最後に
改めて確認してみたところ、現在このBlack+SilverのモデルはAmazon.co.ukだと在庫切れの状態。注文に関してはイギリスのモバイルガジェット通販サイト・Cloveなどで行なうことが可能となっています。また他にも異なるカラー(Redの本革+Goldのフレームなど)、および Lumia 950 用とした同様の製品も確認することができます。
価格こそそれなりにするため、購入を躊躇する方もいると思います。ただし少なくとも、純正カバーと比べた際に質感がよくなる、ということは間違いないでしょう。特に「せっかくハイエンドモデルを購入したけれどもう少し質感をよくしたい」なんてことを(私同様に)考えていた方にこそ、ぜひ試してみてほしい製品です。