スマートフォン用のケースや液晶保護フィルムなど、モバイル関連アクセサリーを幅広く展開するブランド Spigen Japan より、Xperia Z5専用のハイブリッドケース「ULTRA HYBRID for Xperia Z5」を提供いただいたのでレビューしていきます。
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今回提供いただいたウルトラ・ハイブリッドは、米軍の軍用品に求められる品質などを定めたMIL規格(Military Grade)に則った仕様を有する耐衝撃性に優れたハイブリッドケース。パッケージ同梱物はケース本体とシリアルナンバーの記載された紙のみ。
ケースはポリカーボネート素材とTPUバンパーを組み合わせた一体型の設計となっており、ポリカーボネート素材のパーツには保護フィルムが貼られています。同タイプのケースは過去にGalaxy S6 edge用を購入して使っていましたが、端末本体の外観を隠さず、かつ保護性もかなり期待できる製品という印象です。
保護フィルムを剥がしたところ。
側面はTPU素材が用いられており、装着もスムーズ。
指紋認証センサーが内蔵された電源キーなど、使用時に直接指が触れる必要があるキー以外はすべて、上からTPUのカバーが被さる設計となっています。
カメラのシャッターキーと音量キーのカバーは、ボタンが押しやすいように工夫された形成。
また上部にはSpigenのロゴが入っています。
下面はmicroUSBコネクタとストラップホールの部分に開口が。
Xperia Z5の左側にはSIMカード・SDカードスロットを覆う防水キャップが配置されていますが、そこは頻繁に開閉しないとの前提で開口などは設けられていません。
TPU素材、ポリカーボネート素材ともに透明性は高く、向こう側を覗いてみても色味の違いなどは感じません。
またウルトラ・ハイブリッドシリーズの特徴といえる、四角に設けられた AIR CUSHION TECHNOLOGY ももちろん搭載。
角を見てみると空気が入ったクッションが配置されており、落下時など、最初に地面と接触する可能性が高い角への衝撃を和らげる構造になっています。
またケース背面には四角に小さなL字型の突起も。前作のXperia Z4用ケースでも採用されていたこの突起は、端末を置いた際にポリカーボネートの背面プレートが直接設置することを防ぎ、普段使いにおけるスリ傷を防止します。
Xperia Z5に装着したところ。
イヤフォンジャック部などに設けられた開口はやや余裕を持ったサイズに。
各ハードキーとそれ用の加工部および開口もズレはありません。
指紋認証センサーが内蔵された電源キーの周囲はすり鉢状に開口が設けられていますが、TPUフレームが衝撃を吸収するためにそれなりの厚みを有しているため、ボタンはどうしても押しづらくはなってしまいます。
下面。
左面。
こちらは背面。ポリカーボネート製の背面プレートはやはり透明性が高く、端末に装着しても外観(色味)がほとんど変わりません。またプレートには特に細かい突起などは見られないものの、端末のリアパネルとプレートの間に気泡ができてしまうこともなし。
手に持ってみるとケース自体のごわつきは無く、サイズの精度も流石といったところ。フレーム部に用いられている素材がTPUということもあり、掴んだ際にはしっかりグリップも効きます。落下を想定しての対応として使用するケースですが、ストラップなどと合わせて使うとより安心して使うことができるでしょう。
ハイブリッドケースというと硬い素材と柔らかい素材を組みわせた設計となり、衝撃への耐性を高める目的からも、どうしてもゴツめになりがち。しかしこのウルトラ・ハイブリッドケースは各パーツに透明度の高い素材を用いることで、視覚から感じるそれらの印象を上手に和らげています。装着することで滑りにくくもなり、いずれの点を取ってもオススメできる製品といえるでしょう。
2015年11月22日時点におけるAmazon.co.jpでの取り扱い価格は1,690円から。現在はセール価格扱いのようですが、このデザインと機能性を有するケースが1,000円台中盤で購入できるというのは正直に安いと思います。
なお今回紹介したモデルはより透明性の高い クリスタル・クリア というカラーでしたが、もう1つのバリエーションとして スペース・クリスタル と呼ばれるややグレーがかったカラーも存在しています。個人的にはXperia Z5のカラーがGraphite Blackなら2色のうち好きなものを、一方、White/Gold/Greenの3色ならクリスタル・クリアが無難なように思います。