Netgear(ネットギア)の新製品発表会に参加した際、ビンゴゲームの景品で同社のSIMフリーモバイルWi-FIルーター「AirCard 785」をいただきました。
そこでこの記事ではNetgear「AirCard AC785」開封の儀および外観レビューをおこないます。
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技術仕様
はじめにNetGear公式サイトの製品ページより確認できる、Netgear AirCard 785の技術仕様を整理・確認。
サイズと重さ | |
---|---|
高さ | 68.9 mm |
横幅 | 109.9 mm |
厚さ | 14.6 mm |
重さ | 127 g |
システム | |
バッテリー | 2,000 mAh |
画面サイズ | 1.77 インチ |
SIMカードの種類 | Micro SIM |
SIMスロット数 | 1 |
通信方式 | |
FDD-LTE |
Band 1 Band 3 Band 5 Band 6 Band 9 Band 19 Band 21 |
TDD-LTE | – |
WCDMA |
Band 1 Band 5 Band 6 Band 9 Band 19 |
CDMA | – |
TD-SCDMA | – |
GSM | – |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n (2.4GHz/5GHz) |
Bluetooth | – |
その他 | |
防塵防水 | – |
通信方式はLTE Cat.4 に属しており、通信速度は下り最大150Mbps/上り最大50Mbps。CA(キャリアアグリゲーション)には非対応です。
日本国内ではNTTドコモ(およびそのMVNO)のSIMカードとセットで使う前提の設計で、LTEではBand28を除くクアッドバンド(Band1/3/19/21)に対応しています。
ほかに最大接続台数が15台までと一般的なモバイルWi-Fiルーターと比べて多いこと、ゲストWi-Fiサポートによりゲストユーザー用の使い捨てSSIDを発行できることがAirCard 785ならではの特徴といえます。
パッケージ開封&同梱物
パッケージにはモバイルWi-Fiルーターを選ぶ上で事前に確認したい、製品の仕様内容が記載されています。
本体は中国製。
パッケージを開封するとまず登場するのは説明書/保証書類。その下にAirCard 785本体がセットされています。
AirCard 785の外観デザインは幾何学模様を連想させる特徴的なもの。余談ですが、正面からの見た目とメーカー名(NetGear)から、セガの携帯ゲーム機「ゲームギア」が頭をよぎりました。
同梱物を並べてみました。本体と裏蓋は外れた状態で入っており、他にバッテリー、充電アダプター、USBケーブル、説明書/保証書類がありました。
外観
あらためてAirCard 785の外観デザインをチェック。
ディスプレイ右上の小さな三角形は通知用のLEDランプ。地味ながらデザインにこだわりが感じられます。
上面にはボタンが2つ。左がメニューキー、右が電源キー。
サイドフレームは金属のように見えますが、プラスチック製です。
下面。中央にMicroUSB端子があり、またその左右には外付けアンテナ用の端子がキャップに隠されて配置されています。
キャップを外したところ。こういった外付け用の端子も、国内で出回っている一般的なモバイルWi-Fiルーターではほとんど見かけません。
右の側面と同じく、左の側面も特になにもなし。
背面。中央に「NETGEAR」の文字が立体的にデザインされています。
背面も幾何学模様を意識したデザイン。材質はプラスチックでつや消し仕上げが施されています。Amazonの電子書籍リーダー「Kindle Voyage」の背面に似た印象で、こまめに手入れをしないと、使い込むうちに皮脂汚れの付着が気になっていきそう。
リアカバーを取り外したところ。SIMカードはMicro SIMです。
技適マークはシールで貼り付け。
SIMカードスロットは横からSIMカードを滑らせセットする設計で、正直着脱はしづらいです。NanoサイズのSIMカードにアダプターを装着して差し込む場合は、はめ込み式のアダプターではなく、背面からシールで固定できるアダプターを用いるほうが扱いやすいことでしょう。
バッテリーのベースデザインは黒。中央にシンプルに「NETGEAR」の文字がプリントされています。個人的な好みには合いますね。
Netgearでは故障時の保証を受ける条件として、購入から30日以内のユーザー登録を定めています。AirCard 785の場合は期限内にユーザー登録を済ませることで、購入日から1年間が無償保証期間に。購入した場合は忘れず、早めに手続きを済ませておきましょう。
なおNetgear製品の中には、ユーザー登録が完了していれば「永続的」「無償」で製品保証が受けられる「ライフタイム保証」という制度が適用されるものもある、とのこと。
おもにはネットワーク機器の中でもスイッチに適用されていることが多いようですが、あらためて考えてみても「永続的」「無償」での保証というのはスゴイですよね。
さいごに
本体の外装素材はほとんど樹脂(プラスチック)製であり、見た目に高級さは感じません。ただ幾何学模様を意識したデザイン面では細部までこだわりが見て取れ、出先で取り出し使用する際にも問題ない(恥ずかしくない)仕上がりです。
CA非対応ですがNTTドコモの周波数にほぼ最適化された仕様、割と手頃さを感じる価格(17,800円ほど)も含めると、NTTドコモのMVNOの回線での利用とは、とくに相性がよいのではないでしょうか。