Apple Watch Series 6とGalaxy Z Flip3 5G

手首に着けられる“おサイフ端末”として、ぼくの日常生活には欠かすことのできないApple Watch。少しずつ買い足した純正品のストラップは11種類にまで増えました。

でも、スマートフォンはAndroid OS搭載機を使いたい。そんなわけで、最近は「Apple Watch」と「Androidスマホ」で電話番号を共有しています。

この記事では「Apple Watch」と「Androidスマホ」をペアで使う(A電話番号を共有する)ための手順、また運用例をまとめておきます。


SPONSORED LINK

はじめに

Apple Watch(GPS+Cellularモデル)はeSIMを搭載する製品。通信事業者が提供するオプションサービスを契約すると「Apple Watch」と「iPhone」で1つの電話番号を共有できます。

ちなみにこの電話番号の共有機能は手順を踏めば(一部制約こそかかるものの)「Apple Watch」と「Androidスマホ」の組み合わせでも利用可能です。

ぼく自身、Jun Shimada氏(@shimajiro)のブログ記事を参考に「Apple Watch」と「Androidスマホ」での電話番号共有をはじめました。

上記記事では(ここでは触れない)音声通話やトランシーバーの使い勝手についても紹介されています。Apple WatchとAndroidスマホでの電話番号共有をする際には、あわせてチェックしておくことをオススメします。

iPhone以外と電話番号を共有する

Androidスマホと電話番号を共有する手順

「Apple Watch」と「Androidスマホ」で電話番号を共有するための手順をあらためて整理。前提条件として(iPhone以外と使う場合でも)iPhoneが必要です。

「Apple Watch」と「Androidスマホ」で電話番号を共有する手順

  1. iPhoneとApple Watchをペアリングしてセットアップする
  2. iPhoneを機内モードにする(このときApple Watchも機内モードになる)
  3. iPhoneの電源を切る
  4. iPhoneからSIMカードを取り外し、Androidスマホに取り付ける
  5. Apple Watchの機内モードを解除する
  6. Androidスマホに電話をかけ、着信表示が両方(AndroidスマホとApple Watch)に出ればOK

Apple Watchの初期設定のほか、WatchOSのアップデートや設定変更(例:アプリの転送など)をおこなう際にもiPhoneが必要です。使う・使わないと問わず、手元にはiPhoneを残しておきましょう。

iPhoneを“Wi-Fi運用”で使い続ける方法

上記手順はiPhoneを寝かせる(=電源オフにし遊休させる)流れ。でもぼく自身はiPhoneは自宅でWi-Fi運用したい。そう考えて動作検証してみました。

結論として、iPhoneに別のSIMカードを取り付けさえしなければ、Apple WatchとAndroidスマホで電話番号を共有したまま、iPhoneもWi-Fi運用することが可能です。

なお動作には一部制約がかかります。「Apple Watch」と「iPhone」間のBluetooth通信状態(圏内or圏外)で動作が代わり、Bluetooth通信圏内の場合は手元に音声通話の着信が通知されません。

まず検証に使った回線や機器、ソフトウェアバージョンを書き出しておきます。

検証に用いた回線・機器・OS情報

  • 回線はNTTドコモで契約しているもの。ワンナンバーサービスに加入
  • iPhoneは「iPhone 12 mini」。検証時のOSバージョンは「iOS15.0.2」
  • Apple Watchは「Apple Watch Series 6(GPS+Cellularモデル)」。検証時のOSバージョンは「WatchOS8.0.1」

上記の条件下において「別のSIMカードをiPhoneに挿し込まない」というポイントを守ることで、iPhoneをWi-Fi運用できています。iPhoneのWi-Fi機能やBluetooth機能はオンのままでOKです。なお動作には以下のような制約がかかります。

「Apple Watch」と「iPhone」のBluetooth接続状況

  • Bluetooth通信圏内にあるとき
    • iPhoneとの接続が優先される
    • Androidスマホへの通話着信はApple Watchには通知されない
    • Eメールやメッセージの受信は(iPhone経由で)Apple Watchにも通知される
  • Bluetooth通信圏外にあるとき
    • Androidスマホ(=SIMカードの挿さったスマホ)との電話番号共有が優先される
    • Androidスマホへの通話着信はApple Watchにも通知される

▼iPhoneが通信圏内にあると、Apple Watchには音声通話の着信が表示されない

Apple Watch Series 6とiPhone 12 miniとGalaxy Z Flip3 5G

▼iPhoneが通信圏外だと、Apple Watchにも音声通話の着信表示が出る

Apple Watch Series 6とGalaxy Z Flip3 5G

外出や帰宅の度にiPhoneの電源をオン/オフする、機内モードをオン/オフする、といった操作も不要です。特別な操作はせず、iPhoneは放置できます。

ただしiPhoneに別のSIMカードを取り付けるとApple Watchのセルラー通信機能が一切無効化されてしまいます。どうやら取り付けたSIMカードでの契約内容をもとに電話番号の共有が試行される模様で、Apple Watchでは音声通話とモバイルデータ通信のいずれも利用できなくなります。

3機器の運用例を紹介

ぼく自身の「Apple Watch」「Androidスマホ」「iPhone」の運用例も載せておきます。なにかしら参考になれば幸いです。

3つのデバイスの運用例

  • Apple Watch
    • 普段はアクティブトラッカー兼おサイフ端末(Suica/iD))として使用
    • 運動時はApple Watch単体(+AirPods Pro)で持ち出し。2時間の外出でのバッテリー消費量は30%前後(ミュージックアプリで2時間の音楽再生、ワークアウトアプリで1時間半の運動記録)
  • Androidスマホ
    • “メインスマホ”として日常使用
  • iPhone
    • “自宅専用スマホ”としWi-Fi通信のみで使用。常時電源オン(Wi-Fiオン/Bluetoothオン)
    • ヘルスケアアプリを日々の身体データ記録に使用。Apple Watchのほか、体重・体組成計、体温計、血圧計、睡眠記録計と連携
    • 防水機能を活かして入浴中にも使用

まとめ

機能・動作の制約が許容範囲内であれば「Apple Watch」と「Androidスマホ」の組み合わせでも電話番号は共有できます。さらにiPhoneをWi-Fi運用で使い続けることも可能です。

おサイフケータイ非対応の海外モデルのスマホをどうしても使いたい。あるいは、過去から買い集めた“財産”を活かすためApple Watchにこだわりたい。そんな場合の“オプション”として参考になれば幸いです。