Galaxy S10eのアンテナピクト

Samsung Electronics(サムスン電子。以下、Samsung)が2013年9月以降から海外で導入した独自SIMロック「リージョンロック」。出荷時点(初期状態)では、その製品の販売地域以外でサービス提供されているSIMカードを挿しても音声通話やモバイルデータ通信が使えないというものです。

ぼく個人はこれまで「アジア仕向け(日本国外)の製品にはリージョンロックがかかっていない」「欧州仕向けの製品にはリージョンロックがかかっている」ことを確認済み。

この他にも、インターネット通販を利用しての個人輸入が容易なのが米国仕向けの製品。ただしこれについては「リージョンロックがかかっていない」という話を見聞きしていたものの、実物での確認がまだでした。

そんな折、“ほぼ最新モデル”の未開封新品を安く買えるタイミングがあったので、実際に購入して確認してみることに。

この記事では米国仕向けのGalaxyスマートフォンにはリージョンロックがかかっているのか?の検証結果を紹介します。

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検証内容

結論:米国モデルはリージョンロックなし

結論をさきに述べると、少なくとも2019年8月時点(※検証機の購入時点)で米国仕向けでSIMフリー仕様のGalaxyスマートフォンにはリージョンロックはかかっていませんでした。

今回検証用に購入したのはGalaxy S10e(型番:SM-G970U1)。米国仕向けのUnlock製品(SIMロックフリー製品)、かつ2019年3月に発売された“Galaxy Sシリーズの現行最新モデル”のひとつです。

なお今後方針が変更され、米国仕向けの製品にもリージョンロックが施される可能性はあります。あくまで2019年8月時点での参考情報としてご理解ください。

検証用に購入した製品

「未開封の新品」を確実に入手すべく、検証機はAmazonの米国向けサイト「Amazon.com」で購入。

新品の購入には「Amazonマーケットプレイス」「ebay」など他の方法(選択肢)もありますが、これらだと出荷前にパッケージが開封されてしまったり、リージョンロック解除作業が施されてしまったり……という可能性も考えられます。

目的である「米国モデルにリージョンロックがかかっているかの検証」を最優先すべく、出荷前に個人の細かな依頼には対応してくれない(=シンプルに倉庫の商品を出荷するだけの)Amazonを選びました。

▼実際の注文内容。販売・発送者は「Amazon Export Sales LLC(Amazon.comの輸出品担当)」

Amazon.comの注文履歴画面

届いたのは封印シール付きの未開封品。目立つ汚れやダメージ、パッケージ内へのゴミの混入もありませんでした。

▼モデル番号は「SMG970U1ZKAX(=米国向けでPrism BlackカラーのUnlockモデル)」

Galaxy S10e(SM-G970U1)新品のパッケージ

▼パッケージ(見た目)はきれい

Galaxy S10e(SM-G970U1)新品のパッケージ

▼封印シール付き。他にシール痕もなく(貼り直した痕跡もなく)未開封だとわかる

Galaxy S10e(SM-G970U1)新品のパッケージ

▼箱を開けたところ。指紋や皮脂による汚れ、ゴミの混入もなかった

Galaxy S10e(SM-G970U1)を開封したところ

通信に関する動作確認

検証にはNTTドコモで契約している音声通話も可能なSIMカードを使用。SIMカードを挿し電源を入れたところ、自動でAPN情報が設定され、初回セットアップ画面で既にネットワークにつながっていました。

▼ドコモのnanoSIMを挿入

Galaxy S10eのSIMカードトレイ

▼電源ONにしてまず表示された初回セットアップ画面

Galaxy S10e

▼Wi-Fiはオフの状態。この時点でspモードでLTE接続できていた

Galaxy S10eのアンテナピクト

▼セットアップ完了後には「端末がドコモのネットワークに正しくつながったことのお知らせ」も受信

Galaxy S10eの通知領域

個別に設定をせず、このままインターネットに接続できる(ブラウザなどでネット閲覧できる)ことを確認。音声通話も問題なく通話を発信・受信できました。

▼他のスマホ(写真左)から検証機(同右)に電話をかけている様子。問題もなく着信できている

Galaxy S10eで音声通話

▼余談だが、ドコモのVoLTE(ボルテ)も利用できる

Galaxy S10eのアンテナピクト

Galaxyスマートフォンのうち、米国仕向けの直近製品には「Single SIMモデル」「Snapdragonモバイルプラットフォーム搭載」という傾向があります。こうした点および対応する周波数帯が要望に合う場合には、Amazon.comを利用した米国モデルの個人輸入も検討してみるとよいでしょう。

米Amazonでは定期的にスマートフォンのセールを実施。そうした機会もうまく活用することがオススメです。