シンガポールと香港に販売拠点を持つモバイルガジェットの海外通販サイトETOREN(イートレン)にて、Samsung Electronics(以下、Samsung)のフラグシップスマートフォン「Galaxy S8」の販売が始まりました。
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ETORENで新たに発売となったのはSamsung Galaxy S8(型番:SM-G950FD)。SoCに自社製Exynos 8895を搭載するDual SIMモデルで、本体カラーは3色(Midnight Black/Orchid Gray/Maple Gold)が用意されています。
2017年4月25日(火)時点における価格設定は、輸入消費税分を含む本体価格がUSD855.00(約94,500円)。
日本国内住所宛てへの配送料、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替変換手数料などを加味した購入費用の概算見積額は約98,000円ほどとなります。
Galaxy S8は2017年3月末に発表されたSamsungの新たなフラグシップスマートフォン。同じタイミングで発表された2モデルのうちの小さい方で、5.8インチ(解像度は2K+)の有機ELディスプレイを搭載します。
“Galaxyシリーズの特徴”としてこれまで採用されてきた物理ホームキーは今作で廃止され、フロントパネルは「Infinity Display」と呼ばれる上下左右を狭額縁にしたデザインへ刷新。ディスプレイ左右の湾曲形状とあわせて、搭載する画面サイズ(数値)のわりに外寸がかなりコンパクトになりました。
参考までに旧フラグシップのGalaxy S7 edge、およびApple iPhone 7と外寸サイズを比較した表が以下のものですが、こうして見てみるとあらためて“縦長”のイメージがわくことでしょう。
機種名 | 高さ x 横幅 x 厚さ | 画面サイズ |
---|---|---|
Galaxy S8 | 148.9 x 68.1 x 8.0 mm | 5.8インチ |
Galaxy S7 edge | 151.0 x 73.0 x 7.7 mm | 5.5インチ |
Apple iPhone 7 | 138.3 x 67.1 x 7.1 mm | 4.7インチ |
前作で復活した防塵防水設計やmicroSDカードスロットは今作でも引き続き採用。1,200万画素のメインカメラもデュアルピクセル技術が用いられています。
Galaxy S8はETORENが販売拠点を持つシンガポールではすでに先行販売分の引き渡しが開始となっており、おそらく現在庫もシンガポール向け製品になっていることが予想されます(※詳細は問い合わせ中)。
なおETORENに確認したところ、現在庫は東南アジア向けモデルになっているとのこと。
参考までにこのエリアに含まれる国のひとつである、Samsungのシンガポール向け製品ページにて確認できる主な仕様情報はつぎのとおり。
サイズと重さ | |
---|---|
高さ | 148.9 mm |
横幅 | 68.1 mm |
厚さ | 8.0 mm |
重さ | 152 g |
システム | |
OS | Android 7.0 |
SoC | Samsung Exynos 8895 Octa-core 2.3GHz x 4 1.7GHz x 4 |
RAM | 4 GB |
ROM | 64 GB |
SDカード | 対応(最大256GBまで) ※SIMカードスロット2との排他設計 |
バッテリー | 3,000 mAh |
ディスプレイ | |
サイズ | 5.8 インチ |
解像度 | WQHD+(2960 x 1440) |
種類 | Super AMOLED |
カメラ | |
メイン | 1,200 万画素 |
サブ | 800 万画素 |
SIMカード | |
種類 | Nano SIM |
スロット数 | 2 |
通信方式 | |
FDD-LTE | 不明(詳細情報なし) |
TDD-LTE | 不明(詳細情報なし) |
WCDMA | 不明(詳細情報なし) |
CDMA | 不明(詳細情報なし) |
TD-SCDMA | 不明(詳細情報なし) |
GSM | 不明(詳細情報なし) |
Wi-Fi | IEEE802.11 a/b/g/n/ac (2.4GHz/5GHz) MU-MIMO |
Bluetooth | Version 5.0 |
その他 | |
防塵防水 | IP68 |
製品ページには対応する周波数の詳細な情報は記載がないため、こちらはETORENに確認中。ただし同じ【型番:SM-G950FD】のモデルは台湾でも発売予定となっており、こちらはSamsung公式サイト内にて対応周波数情報が公開されています。
通信方式 | 対応周波数 |
---|---|
FDD-LTE | B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/32/66 |
TDD-LTE | B38/39/40/41 |
WCDMA | B1/2/4/5/8 |
TD-SCDMA | B34/39 |
Galaxy Sシリーズは型番が同じであれば対応周波数も基本的に同じとなるため、これを見る限りでは日本でもNTTドコモ系、あるいはソフトバンク系のSIMカードを挿して使用は可能なはず。
参考情報として上記でとりあげたシンガポールだと、Galaxy S8はSGD1,148(約91,000円)で販売されています。これと比べれば現時点でのETORENの価格設定はやや割高。ただし発売直後でまだ多くは出回っていないということを考えれば、通販でこの価格で買えることは十分に検討の余地ありかと思います。
商品ページを確認するかぎりでは、ほとんどの本体カラーが在庫数は5個前後の模様。現状の価格でも購入したい場合は、なるべく早めに注文しておくことをオススメします。
Source:ETOREN
追記:2017年4月26日
ETORENが取り扱うSamsung Galaxy S8/Galaxy S8+の現在庫について、初期状態から日本語ロケールがプリインストールされていることがわかりました。
▼担当者より提供していただいた写真。確かに日本語も選べる
以前Galaxy S7をETORENで購入した際には日本語ロケールを手動で追加する必要がありましたが、少なくともGalaxy S8/Galaxy S8+ではその必要はないようですね。
追記:2017年5月8日
発売から約2週間が経過し、早速本体価格の見直し(値下げ)が行われています。詳細は以下リンク先の記事にて。
追記:2017年5月19日
前回の追記から約10日が経過し、3色すべての本体カラー(Midnight Black/Orchid Gray/Maple Gold)で、本体価格はさらに値下がりしています。
2017年5月19日(金)時点における価格設定は本体カラーごとに若干異なっており、輸入消費税分を含む本体価格、そして配送料、為替変換手数料などを加味した購入費用の概算見積額はそれぞれ次のとおりです
本体色 | 本体価格 | 購入費用 (概算) |
---|---|---|
Midnight Black | 約¥89,600 (USD805.00) |
約¥93,100 |
Orchid Gray | 約¥89,600 (USD805.00) |
約¥93,100 |
Maple Gold | 約¥88,900 (USD799.00) |
約¥92,400 |
発売開始直後と比較すると、本体価格はUSD50.00以上、安くなりました。海外現地での希望小売価格とも大きく差がない金額にて、12ヶ月の保証付きで購入が可能と、気持ち的にもかなり手は出しやすくなってきていますね。
追記:2017年6月23日
発売から約2ヶ月が経過し、本体価格がかなり値下がりしてきました。詳細は以下リンク先の記事にて。