Samsung Electronics(以下、Samsung)のハイエンドファブレット Galaxy Note7 を試し、購入してからというもの、専用スタイラスペン『Sペン』ならではの魅力を改めて感じています。
その後、代替機として Galaxy Note5 を購入しましたが、これと別に新機種 Galaxy Tab A with S Pen も個人輸入。間もなく使いはじめて1ヶ月を迎えようとしています。
この記事では Galaxy Tab A with S Pen(型番:SM-P580)の外観デザインについて、写真を中心に紹介 していきます。
auより発売されてきたGalaxy Aシリーズとはやや異なった印象があるものの、価格を考えればファーストインプレッションとしてはまずまずといった感じです。
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購入理由
今回紹介する Galaxy Tab A with S Pen ですが、最大の購入理由は Sペンが使えるタブレットであったから。“最大”と書きましたが、実際のところはこの条件だけで購入することを決めたという感じでした。
ファブレットというある程度の画面サイズがある機種で魅力が大きく感じられているSペン。そうなると、より画面の大きいタブレットで使用してみたいと思うところ。
ですが、Sペンは端末側で対応しているモノでないと、例えSamsung製端末であっても使うことができません。この点がこれまで非常に悩ましいポイントでした。
探してみると、これまでも同シリーズにSペンを備えたタブレットは存在。ただリリースが1年以上前となっており、スペックはやや物足りない内容に。そんな中、アメリカでの発売を見つけたのがこの最新モデルでした。
日本への直配送にも対応しており、かつ価格も手頃。ちょうどAmazon.comで使えるポイントが余っていたこともあり、割りと即決に近いスピードで注文を済ませました。
配送オプションは一番価格の安いものを選択。11月2日に注文および出荷→11月12日に受け取りと、約10日ほどで入手することができました。
開封と同梱物
Galaxy S7シリーズ、あるいはGalaxy Note7でも、製品パッケージは黒ベースのデザインが採用されていました。
ですが Galaxy Tab A with S Penでは白を基調としたデザインが用いられています。パッと見では、一世代前のフラグシップ Galaxy S6 シリーズと同じベースのデザインです。
側面にはSペン対応であることをアピールするデザインも。
上下に設けられたフタを開き、内箱を取り出します。
パッケージサイズがほぼほぼ、タブレットのサイズになっていました。
タブレット本体の下には、説明書類、USBケーブル、充電器が同梱。
内容物一式がこちら。Sペン対応ということで、Sペンの替芯先も含まれていました。
外観デザイン
Galaxy Tab A with S Penには現在2色(Black/White)の本体カラーが用意されています。今回購入したのはBlack。
フロントパネルは縁も含めて平らなデザイン。エッジスクリーン、2.5Dカーブといったものもありません。
また、とくにベゼルレスといった設計でもありません。画面上にはSamsungのロゴと有効画素数200万画素のサブカメラ。
画面下には物理式のホームキー、およびタッチ式のナビゲーションキー(アプリ使用履歴/戻る)が並びます。
ホームキーは指紋認証機能に非対応。またナビキーにはバックライトも内蔵されていません。このあたり、購入を検討するにあたっては注意すべきポイントですね。
auから発売されているスマホ Galaxy A8 などは側面パーツが金属製ですが、一方でこの Galaxy Tab A with S Pen では樹脂素材が多用されています。そのため、やや質感は安っぽい印象も。
側面(上)には3.5mmオーディオジャックと外部入出力端子(Micro USB)を配置。
側面(右)には上から電源キー、音量操作キー、microSDカードスロットが並びます。
SDカードスロットはトレイのない直挿しタイプ。本体の内蔵ストレージ容量が16GBと少ないものの、SDカードで256GBまでの拡張に対応する点は嬉しいところ。
側面(下)に見える銀色のグリルはスピーカーです。
左側にはとくに何も配置されていません。フロントパネル同様、側面も平らな形状で“板感”がかなり強くなっています。
背面は広い面積にカメラ、メーカーロゴがピンポイントに配されたシンプルなデザイン。リアパネルも樹脂製で、表面はつや消しが施された落ち着きのある質感です。サラサラとした指ざわりで、一般的なマット調仕上げよりは皮脂汚れなども目立ちにくそう。
リアに搭載されるカメラの有効画素数は800万画素。タブレットで高性能のカメラを備えるモデルはあまり見かけませんが、その点はこの機種も同じ。レンズ部分の飛び出しがやや大きめな点は、見た目および置き使用時の操作性への影響も気になるところ。
肝心のSペンは本体も側面(下)、右端に収納されています。
取り出し方式はGalaxy Note5シリーズ以降で採用される軽く押し込んで飛び出してくる設計ではなく、シンプルに引っ張り出すもの。
Sペンの色は完全に端末本体と同色になっています。
ペン自体の太さはNoteシリーズに搭載されるものと大きく変わらず、物理ボタンもひとつ搭載。Noteシリーズに慣れている方であれば、使い方に戸惑う・違和感を覚えることはまずないでしょう。
さいごに
実物を手にしてみてはじめに感じたのは 思っていたよりはチープな仕上がりである ということ。同じAシリーズのスマートフォンをイメージしていると、そのギャップの感じ方はとくに大きいのではないか、と思います。
ただ樹脂素材を使いつつ、表面などの仕上げには気が遣われている印象。アメリカでの販売価格(USD349.99)を考えれば樹脂素材採用も納得でき、かつ質感も十分です。
いろいろと触り確認する中で、現在もっとも気になっているポイントは端末本体の重さ。
ディスプレイサイズが10.1インチと大きいこと、搭載バッテリー容量も7,300mAh(!)となっていることもありますが、それでも約553gの重量は長い時間手に持っての使用には厳しいように感じています。
次回以降はソフトウェアや使用感などにも触れつつ、紹介していきます。