Appleから今年9月に発売されたiPhone最新モデル iPhone 7/iPhone 7 Plus。このうち、iPhone 7 Plus(本体カラー:ブラック)を購入して1ヶ月ほど使用しています。
最近では「余計な気は遣わず、でもきれいなままで使いたい」という考えから、スマホにはケースを装着することがほとんど。
iPhoneシリーズに関してはApple純正のレーザーケースが個人的な好みにとてもマッチするため、直近のiPhone 6 Plus、iPhone 6s、そしてiPhone SEとすべてのモデルで迷わず購入してきました。
ですが今回は考えるところがあり、これまでと異なるSpigen(シュピゲン)のラギッド・アーマーをチョイス。
この記事では今回ラギッド・アーマーを選んだ理由、そしてケースの外観や1ヶ月ほど使用してみての印象を紹介していきます。
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ラギッド・アーマーを選んだ理由
今回選んだラギッド・アーマーはAmazon.co.jpにて、この記事を作成している2016年11月12日(土)現在と同額の1,830円(税込)にて購入。
Appleの純正レザーケースはこのiPhone 7 Plus用にもリリースされており、これまでの気に入り具合からそちらを購入することも考えました。
ですが今作よりiPhoneが防水仕様となったことから、水に濡れても気にする必要のないTPU製ケースを検討することに。
個人的にスマホのケース選びで意識しているポイントは「ケース自体も壊れにくい」「ケースの掃除が簡単」「デザインがシンプル」の3点。
スマホ自体間違いなく毎日使用するものなので、日常において何より余計な気を遣わず、多少乱暴に扱っても端末本体、そしてケース自体も痛まないことが第一優先です。
iPhone 7 Plus では前述の防水仕様もあり、これまでよりも環境を選ばず使いやすくなった点が魅力。ただしこれを「レザーケースは濡らしたくない」という理由で潰してしまうのはもったいないですよね。
ラギッド・アーマー(というかSpigen製のケースひととおり)は、以前 Galaxy S7 用のケースを探す際に試してみたことがあり、この条件にとてもマッチする印象を持っていました。そんなわけで、今回はラギッド・アーマー選ぶことに。
また購入したiPhone 7 Plusの本体カラーがブラックであったことも(見た目の相性的な点で)ラギッド・アーマーの購入を大きく後押しした要因といえます。
ケースデザインを写真でチェック
Spigen ラギッド・アーマーは形状維持性の高い特殊なTPUで成形されたソフトケース。シングルレイヤーのシンプルな設計でありつつ、米国防総省の軍用品規格、通称「MIL規格」に準拠する保護性能を有する点が主な特徴です。
ケースカラーはブラック1色。多くのTPUケースに有りがちなのっぺり・シンプルな見た目ではなく、カーボンシート調の模様が施されるなど、機械的な(硬そうな)印象のデザインと、素材(柔らかさ)とのギャップがアクセントになっています。
MIL規格に準拠するためとして見た目に確認できる工夫はふたつ。ひとつはケース内側にデザインされたクモの巣状の柄。ケースごとiPhoneを落とした際、この模様も衝撃吸収の役割を果たします。
そしてもう1つが内側四隅に設けられたクッション。エアクッションテクノロジーといわれるこの部分にはその名の通り空気が注入されており、スマホを落とした際に最も強い衝撃がかかりやすい角の部分をやわらかく保護しています。
なお形状維持性は通常のTPU素材に比べればしっかりとしたものですが、あくまで素材はTPU。ケース単体に対して力を加えれば、片手でも簡単に変形させることは可能です。
iPhoneに装着してサイズ感をチェック
早速iPhoneに装着してみることに。フロントパネルから側面、そしてリアパネルまでブラックで統一された新色のブラック。このイメージを変えること無くマッチする色味は想像通りよいですね。
フロントパネル面はケースのほうが1mm程度高く設計されているので、iPhoneを伏せておいてもディスプレイが直接当たる・擦れる心配はありません。
ケースの側面は開口が設けられたマナースイッチ部を除き、すべての物理ボタンがケースでしっかりと保護されます。ケース自体はそれなりに厚みがあるため、装着することでサイズアップする点は注意が必要。ただし側面はiPhone 7 Plus本体同様、丸みを帯びた作りとなっているので、サイズの割には持ちやすさが感じられますよ。
こちらは背面。上下にアクセントとしてデザインされたカーボンシート調の柄、そしてリンゴマーク部をあえて見せる大きな開口が目を引きます。
メインカメラ部分など、開口部はただくり抜いたという感じでなく、丁寧に処理されている印象。雑さがありません。
詳しく見ていて気になったのがメインカメラのレンズ保護。iPhone 7 Plusのカメラ部分は結構大きく飛び出しているのですが、実は周囲(ケース)と高さがほとんど変わりません。
これについて「保護性が……」と心配に思いましたが、改めてじっくりと観察してみると、ケース中央部側にかけて、微妙に高さをつけた設計となっています。僅かながら段差ができているわけですね。そのためフロントパネルを上向きに置くと、この段差によってカメラ部分は接地しない、よく考えられた設計になっています。
個人的な好みをいえばリンゴマーク用の開口はないほうが良い(ここもカバーして欲しい)という思いもありますが、これはiPhoneのケースならではというところでしょう。好みはわかれるかと。
右下にはSpigenのロゴが入ります。
背面は少しラメのようなキラキラ感のある、マットでサラサラとした仕上げ。軽くペタペタ触っても汚れは付きません。マットな質感に共通する点としてこびりついた皮脂汚れは掃除しにくいことが挙げられますが、ウェットティッシュなどで水拭き→乾拭きとマメに手入れしても面倒で無い点はTPUケースならではの魅力です。
手に持ってみると、サイズはやはり0.5~1まわり程度、大きくなった印象。ケース自体、特段薄いわけではありません。
ただTPUの摩擦により、グリップ性は向上。それとケース自体にそれなりの厚みがあることで、ケースがカパカパと動いてしまうことがありません。サイズ感も良く、手から伝わる”安心感”がよい。
実際に1ヶ月ほど使ってみて
装着してみての第一印象は「買ってよかった」だったわけですが、1ヶ月ほど使用してみてこの印象は変わっていません。ケースをつける最大の目的である保護性がありつつ、私自身が求める「ケース自体も壊れにくい」「ケースの掃除が簡単」「デザインがシンプル」も満たしてくれています。
適度なサイズ感、指先で感じ取れるケース自体のしっかりとした厚み、グリップ製の高さ。こういった感触から「これは少しくらい落としても大丈夫だろうなぁ」という気持ちすら湧いて出てきます(さすがに積極的には落としませんが……)。
選ぶ際に気になる(気にすべき)ポイントは、やはりケース装着後の大きさ(サイズアップ)と汚れがこびりついてしまった場合の掃除の手間。
サイズ感はiPhone 7 Plusを選択する場合はある程度諦めていることも多そうですが、素の状態でiPhoneを持ってみて「このサイズならちょうどよい。なんとか片手で操作できる」と感じる場合はもう少し薄型のケースを探してみたほうがよいと思います。
また掃除についても、私個人は定期的に掃除をするクセがあるので気になりませんが、あまり気にせず長期間使っていると、気がついたときには掃除が大変ということも起こり得ます。ゴシゴシすれは汚れは取れますが、こまめに手入れできる人のほうがより向いている感じはしますね。
そしてこの2点が気にならないのであれば、個人的にはぜひ試してみて欲しいケースといえます。なにせiPhoneとケース、双方のことを考えても気軽に扱える。この点がラギッド・アーマーの最大の魅力です。