約1ヶ月ほど前にSamsungのハイエンドモデル Galaxy C5(型番:SM-C5000)を購入。その際、使用にあたり端末への最低限のスレ傷付着を防ぐ目的でNILLKINの薄型TPUケースも購入していました。
1ヶ月ほど使ってみて、ケースの品質や使用感も十分オススメできるものと感じたので、今回はこのNILLKIN製薄型TPUケースの特徴をレビューしていきます。
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NILLKINとは
そもそもはじめに今回紹介する製品の製造元、NILLKINについて少し説明しておきます。
NILLKIN(ニルキン)は中国・深センに拠点を構えるデジタル周辺機器を取り扱う企業・ブランド。会社の正式名称は深圳市耐尔金科技有限公司(ShenZhen Nillkin Technology Co., Ltd.)です。会社設立が2009年となっており、7周年を迎えたところとなっています。
Amazonなどには現在マニアックな機種向けのケースも多く取扱いが見つけられますが、その大部分は中国系のブランドが展開しているもの。もちろんこの全てのブランドを試したことはないものの、個人的には過去購入した経験より、NILLKINの製品はバラつきがなく安心して購入できる印象があります。
結果的に最近は特に「マニアックな機種向けケースを探すならNILLKINから」が当たり前となっており、今回Galaxy C5用のケースもNILLKINのものを調達することに。
外観デザインと素材・質感をチェック
改めて、今回レビューしていくのはNILLKIN製の薄型TPUケース。Amazon.co.jpでは現在880円(税込)+送料で購入が可能。私も宮城県内への発送で1,329円にて入手しました。
Galaxy C5で用意されている3色の本体カラーそれぞれに合うよう、ケースカラーも3色(グレー/ホワイト/ブラウン)展開に。今回はDark Greyの本体カラーにマッチするグレーのケースカラーを選択しています。
ケースはややグレーがかったクリアタイプ。この時点で真っ先に感じたこととしてケース自体が非常に薄い作りとなっています。
メインカメラやその横のLEDフラッシュライト用の開口部も雑さはなく、とても綺麗に処理されている印象。
TPUという柔らかい素材とケースの薄さにより、端末に装着しない状態ではややケースの変形も見られます。とはいえケース自体のもろさを感じることはなく、しっかりとしたTPUが用いられていることは触っていてわかります。
音量キーや電源キーといった端末側面に配された物理キーはTPUが上から覆いかぶさり保護します。キー周辺部に黒い枠のようなものが見えますが、これはラバーなどが張られているわけではなく、構造上、影がくっきり出てしまっているだけ。
外側、端末を縦にした場合の右下の位置にNILLKINのロゴがデザインされています。
端末した面にはスピーカー用の開口、そしてMicroUSB端子とオーディオジャック部分については穴に差し込んで固定できるカバーが設けられています。
差し込み棒はそれぞれの端子口に合わせた十字の組み合わせで設計。
電源キー部分についても先ほど同様、黒い線状にはっきりとした影ができています。
またケースの側面下部、ちょうど半分くらいには刻みのある滑り止めも。TPU自体も十分滑り止めになりますが、この刻みによってグリップ性は大幅に向上します。
またケース内側には、ケース装着時に端末とケースが密着しすぎたことでできてしまう気泡を予防する工夫も。よく見ると細かい突起がデザインされており、過度の密着を防ぐ仕組みとなっています。
Galaxy C5に装着してみる
手持ちのGalaxy C5に装着してみたのが以下の写真。ぱっと見では全くといって良いレベルでケースを装着していることが目立ちません。
非常に薄く仕上げられたこのケースですが、フロントパネル側は僅かながらも端末より高い作りとなっています。テーブルなど平らな場所であれば、基本的に画面を伏せておいても接地して擦れるといった心配はないでしょう。
側面もぐるりと。ケースについている若干のグレー色も端末の筐体カラーにマッチしており、外観はかなりの好印象です。
リアパネル面。こちらはもともとシルバーの明るい色味であるDark GreyのGalaxy C5が、より暗さのある落ち着いた印象に仕上がります。
フラッグシップモデルのGalaxy S7シリーズ同様、メインカメラは飛び出しているGalaxy C5。こちらもケースがレンズより僅かに高い設計となっており、最低限の保護性は期待できます。
また丁寧に処理されていた開口部は位置的な精度も十分。見た目については細かく見ても違和感なく、満足して使用できる製品だと思います。
手にとってみると、ケース装着有無でのサイズの違いは大きく感じません。重さについても同様です。
気になるポイントをピックアップ
最後に気になったポイントを2つほど。ひとつ目はMicroUSB端子とオーディオジャックに設けられた保護カバー。
実際の装着感としては、端子口より僅かに小さい作りとなっており、力を込めて無理に穴に押し込む感覚はありません。この点も精度は高く、改めてよく出来ていると感心しました。
ただカバーが下方向に開く設計になっているため、ケーブルを差した状態で画面を上にして置くと、カバーによって端末下部がやや浮いた状態になります。またイヤホンをよく利用する場合などは、片手でのプラグインにやりづらさも感じるでしょう。
こういった端子のカバーは人によって好み(必要/不必要)が大きく分かれるもの。とはいえ、このNILLKINのケースに関していえば、少なくとも精度の悪さによって「使わないし邪魔」と感じる可能性は低いように思います。
また次に魅力を感じたのがケース側面、両サイトに設けられた滑り止めの刻み。実際にケースを装着し、端末を持ってみると、見事に手に当たる箇所にこの刻みがありグリップ性は大幅に向上していることが体感できます。
ケースのサイズ感という意味では、気持ち程度、余裕があるかなというレベル。フロントパネル面を手のひら側に向けて持つとややゴワゴワとしたゆるさを感じることはありますが、そもそもその向きで持つこと自体がレアケース。
普通に(リアパネル面を手のひら側に向けて)持っている分には特段ゆるさも感じず、指あたりという点でもストレスなく使用できるでしょう。
なお精度は非常に高いと思いますが、落下等の強い衝撃を加えてもケースが外れないかといえば、その点にはどうしても不安を感じます。
端子口用に設けられたカバーを装着することでもケースを少しでも外れにくくする効果はあるかもしれませんが、大きな衝撃からもしっかり守ることをより目的として考えるのであれば、もう少し肉厚(あるいは2層構造)のものを探すことをオススメします。
最後に
ケース自体も細部まで精度高く設計されており、端末のデザインともマッチした違和感ない外観に仕上がる。もともとの端末のデザインを無駄に隠さず、サイズ感など使用面でもなるべく元のデザインを活かしたい。そんな方にまさに試して欲しい1品だと感じました。
2016年8月24日(水)時点におけるAmazon.co.jpでの取扱い価格は880円(税込)+送料。
この価格でこの品質を考えれば十分「買い」といえる内容です。NILLKINの薄型TPUケースは今回紹介したGalaxy C5以外の機種用にもリリースされているので、海外向け機種のケース探しをしている方はAmazonにて「NILLKIN 機種名」などのキーワードで検索してみるのも良いと思います。