外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

当サイトで在庫・価格情報を紹介しているExpansys(エクスパンシス)ETOREN(イートレン)といった海外ショップ・通販サイトでは、クレジットカードでの支払いをPayPal経由としている(または選べる)ところがあります。

このうちETORENに関しては、購入代金の請求が外貨(米ドル)でされてきますが、PayPalの設定によってはやや割高なレートでの換算・支払いとなってしまうケースがあり、注意が必要です。

知っておくことでETORENに限らず、海外から商品を購入する際に少しでも費用負担を減らすことができるので、ポイントと設定方法を紹介します。

SPONSORED LINK


ポイントは為替変換が「どこ」で行われるか

今回テーマとして取り上げるのは為替変換手数料。

海外の通販サイトなどで買い物をした際、販売元からの代金請求が外貨(米ドルや英ポンドなど)でくると、どこかでこれを日本円に置き換えてクレジットカード利用情報として登録する必要があります。

この変換作業に対する手間賃として請求額に上乗せされるのが為替変換手数料(通貨換算手数料などと呼ぶ場合も)です。詳細は前に以下の記事内で説明しています。

販売元のサイトに直接クレジットカード情報を入力して支払う場合は、そのほとんどがクレジットカード会社がこの為替変換作業を行ない、手数料を上乗せした金額をカード利用情報として登録します。

ただ中には「海外のサイトにクレジットカード情報を直接入力するのが不安」といったケースも多くあり、そういった場合に有効な支払い方法のひとつがPayPal(ペイパル)。

購入者と販売元の間にPayPalを挟んで間接的に支払うことで、より安心して利用できるサービスといえます。

PayPalを利用する際も当然ながら、販売元が代金の請求を外貨でしてくると、どこかで日本円へと変換する作業が必要に。

この変換はPayPalで行なってもらうことが可能(というか初期設定ではそうなっている)なのですが、実はクレジットカード会社にお願いする場合よりも手数料が高くなっています。

一般的にクレジットカード会社で為替変換を行なってもらう場合、換算レートはカード会社の独自レートに手数料として約1.63%を上乗せしたもの。一方でPayPalの場合はこの手数料が2.5%~4.5%となっているんですね。

ちなみに日本のPayPalユーザーが外貨→日本円への変換を依頼する場合の手数料率は4.0%。

例として元の換算レートを1USD=100円で同じとし、買い物時にUSD500.00が代金として請求された場合。為替変換をクレジットカード会社にお願いした場合、PayPalにお願いした場合で以下の差額が発生します。

  • カード会社:$500.00 x ¥100 x 1.0163 = ¥50,815
  • PayPal:$500.00 x ¥100 x 1.0400 = ¥52,000

50,000円という金額に対し約1,200円の差を大きいと取るか、小さいと取るかはひとそれぞれ。ですがどうせなら、負担する費用は少しでも安く抑えたいですよね。

実はPayPalではこの為替変換をクレジットカード会社に行ってもらうか、PayPalに行なってもらうか、を選択できるようになっています。

PayPal側での為替変換を無効化する方法

ここからはETORENで実際に買い物をする際の支払画面を元に、PayPal側での為替変換を無効にする(クレジットカード会社側で為替変換してもらう)手順を説明していきます。

まず代金の決済方法としてPayPalを選択すると、ログイン画面が表示されます。ここは普通にログイン。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

次に配送先住所や支払い方法(決済に使用するクレジットカード情報)が表示されます。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

ここで画面下の【同意して続行】を選択するとこのまま決済が進みます……が、この画面上で支払金額が既に日本円表記となっていますよね。これが為替変換をPayPal側で行なう設定になっていることを意味しており、つまりは割高な費用負担になっていることを示しています。

PayPal側での為替変換を無効にするには、請求金額下に表示されている換算レートの青文字(リンク)を選択しましょう。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

するとオプションを表示するためのメッセージが現れます。このメッセージ上の【通貨換算レートのオプション】をさらに選択。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

画面左側に通貨オプションという項目がせり出してきます。はじめは【PayPalの通貨換算レート】にチェックが入っていますが、これがPayPal側で為替変換を行なう設定であることを示しています。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

クレジットカード会社にて為替変換を行ってもらいたい場合は、下にある【カード発行外車の通貨換算レート】にチェックをつけましょう。そしてその下の【同意する】を選択。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

先ほどの画面に戻りますが、支払金額の欄が外貨表示になっていますよね。このまま画面下の【同意して続行】を選択すれば、為替変換はクレジットカード会社側、つまり安い手数料率で行なってもらえます。

外貨請求をPayPal経由でクレジットカード決済する際に注意すること

確認した限り、過去に設定を変更していても、設定自体は毎回リセットされてしまう模様。毎回代金を決済する際には金額と併せて、このオプション項目も忘れずチェックするクセをつけておくことがオススメです。

PayPal側での為替変換にもメリットはある

ここまで見てみると、ユーザーにとってはPayPal側で為替変換を行なう意味がないように思えます。ですが決してそうと言い切ることはできません。

PayPal側で為替変換を行なうことにもメリットがあります。それは決済手続き完了時に日本円での請求額が完全に確定するということ。

為替変換をクレジットカード会社で行う場合、最終的な日本円での請求額が決定するのは、PayPalからカード会社に決済情報が送信され、それを元にカード会社が為替変換手続きを実施。そしてカード利用データとしてデータベースに登録をしたこの時点となります。

決済データの到着からデータベースへの登録までの明確な時間差はわかりませんが、長くて数日かかるケースもあると思っておいたほうがよいでしょう。

このわずかな時間の間に、注文時よりも円安に傾いてしまうと、注文時に試算していた金額よりも高いレートで換算されてしまう可能性があります。

可能性は稀とはいえ、現在ちょうど話題となっているイギリスのEU離脱問題のように、為替に大きな影響を与える事象が発生してくると「あの時PayPalで決済しておいたほうが結果的に安かった」ということも起こりえる、ということですね。

注文前後の経済の流れをざっくりとでも把握して、その後の為替の変動を予想した上で、より損をする可能性が低そうなほうを選択しましょう。

こういったことを意識するだけでも、損をしてしまう可能性を僅かでも減らすことができると思いますよ。

最後に

PayPal自体は今回例にあげて紹介したETORENの他にも、海外ガジェットをより安く入手するための有効手段のひとつでもある大手海外オークションサイト ebay(イーベイ)などを含む幅広いサイトで使用できるシステムです。

今回説明した内容を参考に、より安い費用でたくさんガジェットを買い漁り、ぜひガジェットライフをさらに満喫してみてください。