Samsung Gear 360

Samsungが国外向けにリリースしている360度カメラ「Gear 360」を購入。この記事では同梱物や外観デザイン、質感の印象を写真中心でレビューしていきます。

SPONSORED LINK


購入元・費用と購入の動機

現在は北米、欧州といった地域ですでに発売中のGear 360。今回は日本国内住所への配送も可能で、かつ価格も比較的手頃となっていたスペイン・Amazon.esにて手配。

購入時点での本体価格や配送料の総額は約37,500円。現在はここから1,000円程度値上がりが見られます。

おそらくこの後、多めに預けている輸入消費税に相当するデポジットが一部返金されると思われ、トータルでの入手費用は36,000円程度になる見込み。

アメリカなどでは定価USD350.00(約36,500)で販売されているので、通常価格で購入できた感じになると思います。

国内Amazonを見ればマーケットプレイスで並行輸入品が38,000円台で販売されているので、手っ取り早く入手するならそちらを利用するほうが早い気もします。

購入の動機としては360度カメラを自分でも使ってみたかったというのがまずひとつ。国内向けにはリコー・THETAが発売されているものの、身の回りでも所有している人を結構見かけるため、やはり買うなら少しめずらしい物にしたいなと。

現在メイン機として継続使用しているGalaxy S7も非常に愛着があり、今後まだ当分は使い続けるつもりなので、セットで利用できるGear 360にしてみようと思い立ちました。

パッケージ開封&同梱物チェック

Gear 360はプラスチック製で筒状に近いカプセル型のパッケージが採用されています。上部に球形のGear 360が乗っかっている外観から、結構ワクワク感がそそられます。

Samsung Gear 360

こういったガジェット類においては外観デザインと併せて質感も物欲を揺さぶる大きなポイント。外装は樹脂製ですが、細部まで丁寧かつメカメカしく作られており好印象。

Samsung Gear 360

同梱物はGear 360本体のほか、USBケーブル、ストラップ、専用ポーチ、バッテリー、レンズクロス、説明書・保証書類。

Samsung Gear 360

外観デザインをチェック

Gear 360は球形のカメラ本体に三脚がセットになっています。正面から見るとモノアイに見えますが、画角180度のレンズを2機背中合わせに搭載。2つのレンズから撮影した画像を合成して360度写真を作成します。

Samsung Gear 360

本体上にはシャッターボタンと情報確認用のディスプレイ。

Samsung Gear 360

Samsung Gear 360

外装は樹脂製ですが、変な安っぽさがありません。細部までよく作りこまれたプラモデルのような印象もあり、そういったものが好きな方だとなお眺めていてのワクワク感はたまらないでしょう。

Samsung Gear 360

正面向かって左側にはMENUと戻るの物理キー。MENUキーは長押しすることでBluetoothのペアリング、戻るキーは電源キーとして機能も備えています。

Samsung Gear 360

背面。カメラのデザインは正面と基本的に変わりません。

Samsung Gear 360

レンズの斜め上にはLEDランプを配置。電源オンやペアリング中には点灯するため、状態を確認できるインジケーターとして機能します。

Samsung Gear 360

向かって側にはNFCとSamsungのロゴがプリントされた保護キャップ。

Samsung Gear 360

キャップの中にはバッテリー挿入口、MicroSDカードスロット、MicroUSB端子が。IP53の防塵防滴仕様も有しているため、キャップ内側にはオレンジ色の防水パッキンも確認できますね。

Samsung Gear 360

付属の三脚は取り外しが可能。一般的なカメラに用いられる三脚用のネジ・ネジ穴と同サイズになっているので、市販の三脚も利用可能です。

Samsung Gear 360

本体の大きさは硬式のテニスボールくらいでしょうか。リコー・THETAなどと比べれば大きめですが、シングルレンズでも1,500万画素の有効画素数を誇り、4K動画の撮影もサポート。機能面を考えれば十分納得できるサイズかと思います。

Samsung Gear 360

三脚は基本的に開く・閉じるの2段階。硬すぎず、柔らかすぎずで、パチンと気持ちよく動作します。

Samsung Gear 360

Samsung Gear 360

閉じた状態を正面から除くと、ちょうど中央部に三角形に近い形で隙間ができます。

Samsung Gear 360

三脚の内側には接地面にラバー系の滑り止めが設けられており、置いて使う際にも滑る・動くといった心配がいりません。

Samsung Gear 360

閉じた三脚はグリップとして使用できます。三脚を形成する樹脂素材はややスベスベとした手触り。三脚外側には滑り止めはないので、この持ち方ではややグリップには不安もある印象も。

Samsung Gear 360

携帯時には付属のポーチ使用がオススメです。

Samsung Gear 360

ものを確認するまでオマケ程度のものかと思っていたのですが、手にとってとかなり肉厚でしっかりとした作り。内側は目の細かい起毛素材が張られており、レンズへの不意なキズ付着も防止できます。

Samsung Gear 360

Gear 360の頭を下にする形で、頭から入れてしまうのがベストでしょう。レンズを左右に持ってくると厚みも抑えられなおよいかと思います。

Samsung Gear 360

それと三脚の根本にはストラップホールも設けられています。付属のストラップも革調のかなりしっかりしたつくりなので、安心して使える印象。

Samsung Gear 360

ストラップで吊り下げると、このようなバランスで持ち上がります。球面レンズの保護を考えればこのままぶら下げて持ち歩くことはしたくないですが、使用時にストラップに手を通しておけば先ほどのグリップ間の弱さは補助できそう。

Samsung Gear 360

最後に

片面から見た時のモノアイ調のデザイン設計はロボットを思わせるようなユニークさがありますが、使っていない時もまじまじと観察したくなるくらい、つくりの細かさには魅力が感じられます。

Samsung Gear 360

比較対象になるであろうリコー・THETAよりも本体は嵩張りますが、個人的にはメカメカしさがかなりお気に入り。デザインを眺めていての満足感はかなりのものといえますね。

すでに使用もはじめているので、次回は実際の使い方や撮影した写真の例なども紹介していきます。