今年初にMotorolaのハイエンドモデル「Moto X Force XT1580」を購入しました。購入から2周間程度使ってみて、端末のデザインと、丈夫さを意識した構造、そして中身もしっかりハイエンドという仕様にかなり満足しつつ、レビューも書きましたね。
そこからさらに2ヶ月以上使ってみて、改めてすごいと感じた点、および残念に感じた点があったので今回はその話を少し書いておきます。
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ここがすごい:ベンチマークが90,000点超え
まずすごいと思った点ですが、AuTuTu Benchmarkのスコアが90,000点超えを記録しました。以前レビューした際にも複数回測定して大きなバラつきなく70,000点台後半という結果だったのですが、改めて図ってみたらこのとおり。
(写真を撮影したのが少し前なので)現在最新となるSamsung Galaxy S7シリーズや Xiaomi mi5が含まれるものではありませんが、ランキングもHuqwei Mate 8を差し置いて1位となっています。
レビュー掲載時→この測定時の間で、特にソフトウェアのアップデートはしておらず、またアプリのバージョンも変わっていません。測定条件によって本来のスコアが出てきた、という形でしょうか。
Qualcomm Snapdragon 820 や Samsung Exynos 8890 といった、現行で最新となるハイエンドモデル向けのプロセッサ搭載機はRAM容量も大きく、100,000点を超えてくるのが基本です。
ただそんな中ひと世代前の Qualcomm Snapdragon 810 でも100,000に迫るスコアが出た、というのははっきりいって驚きでした。
ベンチマークスコアはあくまで基礎性能を測るための指標のひとつ、であることは承知しています。が、ユニークな設計が気に入っている人にとってはまだまだ使い続けたいと思わせてくれる要因になるのではないでしょうか。
ここが残念:バリスティックナイロンに毛羽立ち
一方使っていて気がついた残念なポイントはリアパネルに配されたバリスティックナイロンに毛羽立ちが出てきたということ。より詳しくいえば、毛羽立ったというより「端の部分が露出してきた」のほうが表現として正しいかもしれません。
こちらの写真、一見すると特に何もないのですが……。
よくよく観察すると、金属のフレーム下に隠れていたナイロン地の端が飛び出して、毛羽立ったようになっていることがわかります。
ちなみにこれ、フレームの下に押し込もうとするとかえって毛羽立ちが悪化する模様。
Moto ShatterShield を搭載することで落下時の衝撃・割れに強いディスプレイ構造となっていること、またバリスティックナイロンの生地をあてたリアパネルによって傷がつきにくく目立ちにくいこと。
このあたりはまさにちょっとのことは気にせず使い続けられるスマホとして、個人的にもかなり魅力的に感じた部分です。
がそれと同時に外観デザインも重視してしまうだけに、使っていく中で残念さをより強く感じてしまうポイントになってしまいました。
柔軟な素材で傷がつきにくい、というのは魅力的ですが、やはりよいところだけ、というわけではありませんね。
最後に
Moto X Force 自体は Moto Maker から注文することでリアパネルに貼り付ける素材が選択可能、かつ ebay などを見ていると張替え用のパーツも見つけることができます。
ただしバリスティックナイロンという素材自体は落としても大丈夫という Moto X Force の特長とも合っており、最も相性がよいのはやはりこの素材では、と思うところ。
また張替え用のパーツは基本的にソフトタイプの樹脂製素材しか見当たらない、という点も惜しい部分です。
せっかく傷も気にせず長く使える構造だけに、違った部分での脆さがもう少しどうにかなれば、なお魅力的といえるかもしれません。
Moto X Force XT1580 に関しては、現在Expansys(エクスパンシス)では既に取扱いが終了。イギリスのHandtec(ハンドテック)が税抜でGBP359.99(約58,600円)、購入費用の概算見積もり額が約65,400円ほどで取り扱いをしています。
取扱い開始当初に比べると値下がりして購入しやすくなりましたが、もし頑丈さや耐久性を魅力に感じて購入を考えているという方がいれば、今回紹介した内容もぜひ一例として参考にしてみてください。