昨年末に普段身につけるバッグを Incase(インケース)のスリングパック(型番:CL55575)に変更しました。使い始めてから3ヶ月ほど経過したので、レビューしていくことにします。
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IncaseというとApple認定のバッグブランドなどとして知られているメーカーですが、今回私が購入したのは現在国内ではほとんど流通していないモデルの「CL55575」。正確には私自身が使っているものは国内で購入したものですが、これ以降ほぼ取り扱っているお店を見かけなくなりました。
日常使いするバッグとして求めていた最低要件としては以下の5つ。
- 11インチクラスのラップトップPCが入る
- 必要以上に大きくない
- 肩にかけられる
- クッションなど体への負担も意識した作りになっている
- 人と被りにくい
夏場に使用するバッグは背負うタイプだと汗をかいてしまうことから手持ちできるタイプを選ぶのですが、それ以外の季節において使えるバッグが欲しいということで探していました。
デザイン・構造を写真でチェック
こちらが実物。本体のベースカラーはグレーで、素材は生地こそ薄めであるものの、摩擦に比較的強そうなもの。スリッグパックということで、片方の肩にかけて前後にぐるぐると回ることができるタイプになります。
正面向かって右上についている Incaseロゴ のイエローカラーが差し色になっていておしゃれです。ちなみに蛍光性などはないので、夜道を歩く際の(安全面での)目印などにはなりません。蛍光塗料を塗ろうかと本気で考えています。
バッグのそこにはアジャスターのようなベルトがついていますが、こちらはほぼ飾りといったところ。
上から見たところ。ジップが設けられた収納部は大きく2箇所に分かれています。
ジップには丈夫そうなヒモ、そしてそこに樹脂製の持ち手が設けられています。この樹脂製の持ちては軽く、かつしっかりとした硬さがある(安っぽさがない)ので、そうそう割れてしまうことなどはなさそう。
まずは外側の収納スペース。なおもう片方の収納スペースも含め、裏地はブラックでやや光沢感のあるナイロン生地が用いられています。
手前側の収納スペースには手前側にフタ無しのポケットがふたつ。一方、本体側にフタ無しのポケットがひとつ、そしてフタ付きのメッシュポケットがひとつ設けられています。また本体側のふたつのポケットの間にはペンを指せるポケットが2つ。
続いて奥側の収納スペース。
こちらは奥側にタブレットやラップトップPCを収納できるクッション付きのポケットがひとつ。
そして手前側にはジップ付きのメッシュポケットが2つ配置されています。
スリングパックのようなワンショルダータイプのバッグの場合、ラップトップPCなどの重量物を入れると体の一方にだけ負担がかかり、疲労しやすいのは気になるポイント。この Incase のスリングパックでは、背中に当たる部分に通気性も意識されたメッシュ+クッション材を組み合わせた2つのパッドを取り付けることで背中への負担を軽減しています。
ちなみにこちらは向かって左側のパッドにだけではあるのですが、ジップ付きの隠し(?)ポケットも。普段定期など必ず持ち歩くものはここに収納しています。
また背負った際の負担軽減という意味では、ストラップがただのベルトだけでなく、ある程度幅をもたせた2重構造となっているのは大きなポイントです。ストラップ自体にはクッション材などは使われていないので長時間背負っているとまあ疲れはするのですが、接地面積が広い分、重さは分散されます。
またストラップにはジョイントが設けられており、このジョイントを外すことで頭をくぐらずとも背負う・下ろすといった動作が可能。
また向かって右側にはバックルと小さなポケットが。カラビナやキーホルダーをつけることで、鍵などをしまうことが可能です。逆にここはあまりスペースに余裕が無いので、それ以外の用途には向いていないかもしれません。
それと個人的に一番うれしいポイントなのが、向かって左側に手持ち用の取っ手が設けられていること。
ここまでクッションやストラップの2重構造といった点には触れましたが、そういうものがあってもやはり疲れるときは疲れます。そんな時、抱える形でなく、取っ手を直接掴んで持ち歩けるというのは、特にガジェット類などの重量物を入れるバッグにとってはありがたい設計といえます。
最後に背負ってみた様子を前後左右からぐるりとチェック。
3ヶ月ほど使ってみて
購入してから外出時はほぼ持ち歩いて使っているこの Incase のスリングパック。3ヶ月ほど使用する中でまず魅力に感じたのが「人とほとんど被らない」という点。デザイン自体もオシャレであり、使うにあたってデザイン面での満足感はかなり高めです。
また使用感については、背中と接地するする面に取り付けられたクッションはかなり効果ありといったところ。一方肩にかけるストラップは幅の広さで重さの分散こそ効いている(ないよりは断然マシ)印象があるものの、全然疲れないのか?といえば正直そこまでではありません。
特に日頃からラップトップPC、カメラ、スマホなどガジェット(重量物)を詰め込んだ持ち歩く場合は、やはり疲労感はでてきます。そういう点で考えると、ストラップにももう肉厚なクッションパッドなどが取り付けられていたらなおベターだったといえるでしょう。
ただその分、下ろして手で持てる取っ手が設けられている点はかなり優れている部分だともいえます。荷物も結構な量が入ります(どのくらい?という点に関しては、追って普段持ち歩いている荷物の紹介記事を書く予定です)し、デザイン、設計面も含め、人に対してもしっかり勧めることができるよくできた製品だと思います。
残念なことに現在国内でこのスリングパックを取り扱っているオンラインショップなどは見つけられなかったので、もし興味を持っていただいた方がいれば、アメリカのAmazon.com)などを利用して個人輸入するのが安く、簡単に入手できる方法としてオススメといえそうです。