イギリスのガジェットショップHandtecにて、BlackBerry PRIVの販売が始まっています。
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2016年1月15日時点における本体価格はVAT抜きでGBP444.99(約77,200円)。日本国内住所宛ての配送料、輸入時に課せられる輸入消費税、クレジットカードでの支払い決済時に発生する為替変換手数料などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積もり額は約85,400円ほどとなります。
BlackBerry PRIVは昨年10月に発表されたハイエンドモデルで、BlackBerryが開発したスマートフォンとしては初となる、OSにAndroid(Android 5.1.1 Lollipop)を採用した機種です。また本体には上下にスライドする形で格納・展開できる物理QWERTYキーボードが搭載されており、従来予測変換がお世辞にも賢いとはいえなかったBlackBerryの弱点をAndroidの多彩な文字入力アプリでカバーできるようになっています。
このBlackBerry PRIVには販売エリア別に複数のモデルが存在しており、そのモデルによって対応している周波数およびワイヤレス充電の対応・非対応といった仕様が異なります。Handtecの商品ページにはモデル番号の記載はありませんが、仕様で確認できる対応周波数は北米エリア向けモデルとなるSTV100-1と合致しています。参考までに、BlackBerry PRIV STV100-1の詳細な技術仕様は以下のとおり。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ 147 ✕ 幅 77.2 ✕ 厚さ 9.4 mm(※キーボードオープン時の高さは 184 mm) |
重量 | 192 g |
OS | Android 5.1 Lollipop |
CPU | Qualcomm Snapdragon 808 64bit Hexa-Core(1.8GHz Dual-Core + 1.44 GHz Quad-Core) |
メモリ | RAM 3GB / ROM 32GB |
バッテリー | 3,410 mAh(※ワイヤレス充電対応) |
ディスプレイ | 5.4インチ WQHD(2,560×1,440) |
カメラ | リアカメラ:1,800万画素 フロントカメラ:200万画素 |
通信方式 |
FDD-LTE:Band 1/2/3/4/5/7/12/17/20/29/30 Wi-fi:802.11 a/b/g/n/ac |
その他 | SIMカード:nanoSIM SDカード:microSDカード(最大2TBまで) |
STV100-1はアジア向けに販売されているSTV100-3とは異なりワイヤレス充電にも対応している、という点は非常に魅力的ですが、日本国内において現在運用されている周波数との相性はよくありません。具体的にはFDD-LTEのBand1/3、および3Gの850(※Band 6を内包)/900/2100MHzだけが利用可能なものとなっています。
周波数的にはNTTドコモやソフトバンクで使用できないということこそ無いものの、いずれもLTEのプラチナバンド(ドコモは800MHz帯、ソフトバンクは900MHz帯)には非対応。屋内や地下などでの電波の掴みが弱くなる可能性が十分考えられるため、日本国内での使用を前提とするのであれば個人的にも購入はオススメできません。
なおSTV100-1に関してはアメリカに本社を置くガジェットショップ1ShopMobile.comでも注文が可能ですが、同日時点におけるそちらでの本体価格はUSD769.00(約92,200円)、購入費用の概算見積もり額は約100,400円ほど。あえてSTV100-1が欲しい、ということであればHandtecを利用しての購入はよい選択肢といえそうです。ただし前述のとおりHandtecの商品ページ上にモデル番号が明記されていないため、もしこういった理由で購入を考えている場合は、事前に自身で問い合わせ(モデル番号の確認)をすることを強くオススメします。
Source:Handtec