普段から気になるガジェットを見つけたら「まず飛びつく」を（可能な限り）モットーにしていますが、そんな私がこだわりを持って選び、使い続けている筆記用具があります。それが三菱鉛筆のPURE MALT（ピュアモルト）4+1 多機能ペン。
グリップ部分にウイスキー熟成後の樽を加工した木材（オークウッド）を使用するという質感のよさ、金属＋ABS樹脂による扱いやすい重さ、三菱鉛筆が開発した超低摩擦インクJETSTREAM（ジェットストリーム）インクによる書きやすさ、を組み合わせ、外観から書き心地まで多機能ボールペンとしては非常に満足な仕上がりになっています。
そんな PURE MALT 多機能ペンの軸受け部分に亀裂が生じてしまったので、別途購入した新品を使って部分的にリフレッシュを行いました。せっかくなので新品と使い込んだものの比較を書き残しておきます。
SPONSORED LINK
こちらが私が日常から愛用している PURE MALT 多機能ペン。4色（黒／赤／青／緑）のボールペン＋シャープペンが使える5つの機能を有した多機能ペンです。
この PURE MALT 多機能ペン の魅力の中でも最も注目したいのはグリップの部分。ウイスキー熟成後に残った樽を分解し、その木材（オークウッド）を用いてグリップパーツが作られています。ちなみに写真で見てとれるツヤは使い込むことで出てきたもの。
一方本体（ABS樹脂製）はかなり光沢がありますが、これももともとはつや消しの塗装が施されていたものを自分で剥がした状態です。
グリップのほうは木材の下が金属製となっており、そう簡単に壊れることがありません。
一方本体は樹脂製なので使い込むうちに劣化してしまうことがあるようです。今回は軸受け部分に亀裂が入ってしまいました。
プラスチック製の多機能ペンだとグリップパーツ（ラバーあるいはシリコン製）の劣化もあるため丸ごと買い替えとなりそうなものですが、今回この PURE MALTE 多機能ペン の場合はグリップパーツは良い具合にツヤがでてまだまだ使えそうだったので、新しい物を用意して、本体だけを付け替えることに。こちらは新品の同製品。
気になっていつ購入したもの（いつから使っているもの）なのか確認してみると、購入年月が2012年1月。ほぼ毎日使っていた筆記具にも関わらず4年間も継続使用できていたことがわかりました。下の写真は左がこれまで4年使い続けたもの、右が新品です。4年毎日使い続けることでツヤが圧倒的に出ていることがわかります。
一方本体はもともと全面に施されていたつや消し塗装の有無で質感が全く異なることが確認できます。
ということで4年使い続けたグリップを新品の本体に付け替え。
マットなボディとツヤの出たグリップ。部分的なリフレッシュによって生まれ変わったような外観になりました。
一般的なシャープペンや単色ボールペンと異なり、多機能ペンは内部構造が複雑。その分使う中での壊れやすさは高いといえます。特にインクを交換したり、シャーペンの芯を入れたり、また一切に筆記する際にも力がかかる軸受け部分は特に壊れやすいパーツです。
そんな構造であるにも関わらず、この PURE MALT 多機能ペンなら数年単位で使い続けることができ、かつ「グリップを育てる」という別の楽しみも感じることができます。もちろんしっかりとした重さと重心バランス、ジェットストリームインクによって書きやすさも抜群。日常から仕事まで幅広く ”使える” ではなく ”使いたくなる” こと間違いなしで、特にガジェット好きの方にならその良さが感じてもらえる製品では無いかと思います。
参考価格は2,160円（税込み）なのですが、Amazon.co.jpなどでは現在1,400円前後で購入が可能。Amazon.co.jpでは本体部分にレーザーで文字を刻印できるサービス付きのものも販売されています。
単に多機能ボールペンとして見ると高く見えるかもしれませんが、騙されたと思って是非一度多くの方に試してみて欲しい一品です。
