先日、東京・銀座にあるTEMPUR(テンピュール)のショールームで『ベッドに寝ながら映画を観る』というかなり変わった企画のイベントが開催されたので参加してきました。普通ベッドというと「寝る場所(家具)」のイメージですが、TEMPURのリクライニングベッド「Zero-G シリーズ」の場合、もはや「生活の中心に存在する家具」といったフレーズがピッタリ。そんな心地よい、かつ新鮮な体験でした。
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今回イベントの会場となったのは銀座にあるテンピュール銀座ショールーム。
TEMPURのショールームということで、フロア内には大小のベッド、寝具がびっしりと展示されていました。
TEMPURといえば個人的にはマットレスや枕のイメージが強かったのですが、マットレス自体は硬さの異なる3種類がバリエーションとして存在。やわらかめの テンピュール クラウド 。
弾力のある テンピュール センセーション。
そして硬めの テンピュール オリジナル。
ぱっと見だけではあまり違いがわからなかったのですが、手で押してみる、あるいは実際に腰を下ろしてみると同じTEMPURでも身体で受ける印象がはっきり違っていたことはかなり驚き。
また中には布団のように簡単に出し入れができるシリーズも。場所を選ばず(固定せず)使用できるという意味では個人的にかなり気になりました。
まあただしあくまでTEMPURなので、このマット1枚でも63,000円(税抜)とそれなりに値ははりますが…。
ちなみに今回のイベントで目玉となっていたのは Zero-G(ゼロジー)シリーズと呼ばれる、まさに 宙に浮かぶような心地よさを体感できるリクライニングベッド。中でも最新モデルとなるのがこの Zero-G Curve(ゼロジー カーブ)。
従来のTEMPUR製のリクライニングベッドと比較するとより流線的できれいな曲線を描くこと、そしてフレームなどがスリム化されていることが特徴となっています。
フレームの内側にはメカメカしい機械も。
実際にリクライニングをONにした状態で見えるフレームを覗いてみても、本当にスリムで「よくこの細さでしっかり支えられるなぁ」と感心するレベル。
なお今回はショールーム内にあるベッドの中から好きなものを選んで(寝て)よいということだったので、私はこの Zero-G 500(ゼロジー500)+ テンピュール クラウド(一番やわらかいマットレス)の組み合わせを選択。ちなみにこのZero-G 500は最新モデルのZero-G Curveに次いで高価な製品で、今回選んだこの組み合わせだと普通に500,000〜600,000円(税抜)ほどはする計算になるのだとか。
サイズはセミダブルかダブルかと思いますが、180cmくらいある大人が大の字になってもキッチリ収まるこのサイズ感がかなり贅沢。
またサイドにはポケットと…
スマホなどを充電するためのUSBコネクタが。2口のコネクタx左右で合計4口が配置されています。
またマットレスも当然ながらTEMPURということで、手で押してみても柔らかい感触、そしてスプリング式のようなギシギシとした反発もなし。
またTEMPURのリクライニングベッドは頭側だけでなく、脚側もリクライングが可能。
リクライニングを動かす際も、動作スピードはかなりゆったりとしているので、ベッドに乗ったままでも大丈夫。
しかもかなりしっかりと持ち上げることも可能です。
操作はリモコンで行なうだけ。ちなみにオプションとして、専用アプリをインストールしたスマホとBluetoothで接続することで、スマホをリモコン代わりに使う、なんてことができるモデルもあるのだとか。
そしてこのベッドに寝ながら観るのは公開からもうすぐ30周年を迎える林海象(はやしかいぞう)監督の作品「夢見るように眠りたい」。白黒の無声映画で、ところどころ効果音だけが音として入っている作風。またストーリーもどこまでが現実で、どこまでが夢なのかの切り分けがぼんやりとしている不思議な内容で、まさにベッドの上でリラックスし、夢心地の中で観るとよりその不思議な感覚を楽しむことができるものとなっていました。
なおイベント参加中の体勢(目線)はこんな感じ。もちろん予めイベントの大まかな概要は伺っていたものの、イベントの最中ですら「このイベントは一体…」と不思議に感じてしまう、そんな内容。
表情を撮影しておけばリラックスの具合が後から確認できるかな、とセルフィーも撮影しておいたのですが、ご覧のとおりとてもイベント参加中とは思えない緊張感のないリラックスした表情が写っていました(汗)
この体勢(寝た状態)でリクライニングを動かした様子を自分目線で動画にしてみました。こちらは頭側を起こした際の様子。
はじめは天井が写っていたのに最終的にはほぼスクリーン正面を向くというくらい、リクライニングは起こすことができます。
一方こちらは脚側を動かした様子。
視界に少しずつ脚が映り込んできているのがわかります。おそらく初めて実物を見る方などは、思っている以上に稼動するという印象を持つことと思います。
ちなみに先程のリモコンにはバックライトが仕込まれているので、暗所でもどれが何のボタンかわからない、なんてこともありません。
そして映画の上映後は林海象監督も登場してのトークショー。
トークの中で印象的だったのは、監督にとって睡眠とは1日だいたい2回は取る(寝る)ようなとてもたいせつなものであるということ。これはつらいことがあった時でも寝れば起きた時につらい気持ちが半減していること、また夢の中では常識から外れた現象が起こりやすく、それが何かの新しい発想(ヒント)に繋がることがある、からなのだとか。特に前者に関しては私自身も日々実感することが多く、改めて話を聞く中で自分自身でも睡眠は大切なものだと再認識させられることに。
また途中からはTEMPURの尾澤さんもトークに参加。
「人生の3分の1は睡眠時間」なんて話もよく耳にしますが、現在人の生活においてやはり睡眠時間を確保できないといったことは大きな悩みのひとつ。そんな中、TEMPURではマットレス自体の品質はもちろんながら、加えて寝る際の姿勢も意識した商品を開発していくことで「”時間” の確保がどうしても難しいのであれば、その分 ”質” を価値として提供する」といったコンセプトを持っているとのこと。
また今回のZero-G シリーズに関しては、ベッド(寝具)としてだけでなく、例えばソファーの代わりなど家にいる時間の多くを過ごす中心として考えてみるとまた印象が大きく変わるといった話をされていました。確かに数十万円のベッドとして見るとハードルも高いですが、ソファーなども兼ねたリラックスするための家具+ベッドといったように考えれば、だいぶ捉え方も変わってきそう。
最後に
「ベッドに寝ながら映画を観る」という変わった企画ではあったものの、ここに”寝心地の良さが何よりのウリであるベッド”と”現実なのか夢なのかはっきり線引できない不思議な映画”を組み合わせることで、約2時間というイベントが本当にあっという間、かつイベントに参加したというよりもただただ休まるためにきたと思わず勘違いしそうになる素敵な時間を過ごすことができました。
なお今回のイベントで紹介されていたZero-Gシリーズはこの銀座ショールームの他、都内では新宿伊勢丹や京王百貨店でも実際に寝心地などを体験することができるそう。またTEMPURのホームページから取り扱い商品に【Zero-G Curve】や【Zero-G 500】がある店舗を検索しても、同様の展示をしているお店が探せるとのこと。
気になった方は、まず近隣の取り扱い店舗を探してみることから始めてみてはいかがでしょうか。