JINS MEME ES

株式会社JIN(ジェイアイエヌ)が展開するメガネ・アイウエアブランドJINS(ジンズ)。このJINSより本日、「内なる自分を知ることができるウェアラブルメガネ」として JIN MEME(ジンズ ミーム)と呼ばれるウェアラブルガジェット2機種が発売されました。このうち、価格的には上位モデルにあたる JINS MEME ES を入手したので、外観のフォトレビューとファーストインプレッションをお届けします。

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JINS MEME ESの技術仕様

まずはじめに JINS MEME ES の技術仕様と機能を簡単に整理しておきます。

項目 詳細
バッテリー リチャージブルリチウムイオンバッテリー内蔵
充電時間 約1時間
使用時間 スタンダードモード:最長16時間
リアルタイムモード:最長6時間 
質量 約36g(度なしUVカットレンズの場合)
材質 プラスチック、SUS316L(電極部分)
センサー 3点式眼電位センサー、3軸加速度センサー、3軸ジャイロ(角速度)センサー
通信方式 Bluetooth LE
外部インターフェース micro USDコネクタ
付属品 micro USBケーブル、ACアダプタ、メガネケース、メガネ拭き
アプリケーション iOS 8.0 以上 または Android 4.4 KitKat 以上
対応言語 日本語、英語
その他 度付きレンズ対応可能

冒頭にも書いたとおり、JINS MEMEシリーズはメガネとして装着して使用するウェアラブルガジェット。モデルはスポーティーなデザインで価格が安い目の JINS MEME MT(”MT” は MOTION TRACKING の略)、そしてより普段使いでも違和感のないウェリントン型を基調としたデザインのJINS MEME ES(”ES” は EYE SENSING の略)の2種類が展開されています。

それぞれ機能が異なっており、今回購入した JINS MEME ES では3種類のセンサーを活用することで身に着けている人の疲労状態や姿勢などを測定し、より分かりやすい基準として年齢に置き換えて確認することができます。

スマホで情報を確認するための専用アプリはiOS用およびAndroid用で用意される予定ですが、2015年11月5日時点において正式リリースされているのはiOS用のみ。Android用アプリは2016年1月リリース予定となっており、実際に今回店舗で購入する際にもスタッフの方より「iPhoneを持っているか?」といった確認がありました。

なお本体価格に関しては JINS MEME MT が19,000円(税別)、JINS MEME ES が39,000円(税別)となっており、現在はJINSの一部の店舗およびオンラインストアより購入することが可能です。

外観フォトレビュー

こちらが今回購入した JINS MEME ES のパッケージ。パッケージの形状は証書入れのような筒状のデザイン。

JINS MEME ES

両サイドのフタが取り外し可能となっており、片方には充電アダプターがはめ込まれています。

JINS MEME ES

外箱の中に内箱、その中にメガネケースといった形で入れ子状にパッケージに収納されています。

JINS MEME ES

同梱物一式を並べてみました。JINS MEME ES本体の他、メガネケース、メガネ拭き、USBケーブル、充電アダプター、説明書/保証書類といったところ。

JINS MEME ES

JINS MEMEはメガネのテンプル(つるの部分)が一般的なメガネよりも長めに作られており、それに伴いメガネケースのサイズもかなり大ぶりになっています。このケースを持ち歩くことはあまり考えたくないので、基本的に外出先で着脱する機会はなるべく減らしたい(仮に本体のバッテリーが切れても装着しっぱなしにしたい)ところ。

JINS MEME ES

充電アダプターはJINSのロゴなども入っておらず、かなりシンプルなデザイン。

JINS MEME ES

コンセントのプラグ部分は折りたたみ式、またUSBケーブルも着脱可能なので持ち歩きはかなりしやすいといえます。

JINS MEME ES

そしてこちらが JINS MEME ES 本体。こうしてみてみるとテンプルがかなり長く大きいことがわかります。

JINS MEME ES

デザインはウェリントン型をベースとした大きめのフレームで、比較的誰でも似合うようなデザインといえるでしょう。なお本体のカラーバリエーションは今のところブラック1色のみです。

JINS MEME ES

本体の外装はそのほとんどが光沢感が強めのプラスチック製。ブリッジ部分も表面はパーツを組み合わせたを見えるつなぎ目があり、まじまじと見てしまうと質感はやや安っぽくも感じられます。またレンズはもともと度なしのものが付属しており、度ありのレンズ、あるいはPC用レンズとの交換も可能(別途、追加で費用は発生)。私も今回はPC用のクリアレンズに交換してもらいました。

JINS MEME ES

ブリッジの裏面(左右の鼻あての間)にある金属パーツには3点式の眼電位センサーが内蔵されており、これで目の動きを感知します。

JINS MEME ES

テンプル部分もプラスチック製となっており、サイズはフリーサイズ(ワンサイズ)展開。フレームを調整することでのサイズ調整には対応していません。かけ心地の調整としていじれるのは鼻あてのみ。ここは比較的自在に動かすことが可能です。

JINS MEME ES

右側のテンプル先端には電源スイッチとLEDランプ、3軸加速度センサー、3軸ジャイロ(角速度)センサーを内蔵。

JINS MEME ES

裏面には技適マークも確認できます。

JINS MEME ES

また底面には充電用のmicroUSBコネクタ。

JINS MEME ES

特に防水仕様は謳われていないこの JINS MEME ES ですが、やはり直接肌に触れる形で装着するものであるだけに、コネクタ自体を汗など多少の水気からはきちんと守る必要があります。そのためmicroUSBコネクタはキャップの中に配置。

JINS MEME ES

一方左側のテンプル先端にはリチウムイオンバッテリーを内蔵しています。

JINS MEME ES

ということでとりあえず充電。今回はAnkerのモバイルバッテリーから充電を試みましたが、特に問題なく充電はできる様子。

JINS MEME ES

ファーストインプレッション

私自身、もともと裸眼の視力は左右ともに1.5以上あるため、日常においてメガネをかける機会はパソコンでの作業時(PC用メガネ)、晴天日の外出時あるいは車の運転時(サングラス)といった程度ですが、とりあえずのかけ心地という意味で特段気になる違和感は今のところ感じていません。

ただ質感に関しては外装のプラスチックの光沢が強いこと、また形状の割には重量が軽いこともありよくよく触れてみるとそれなりに安っぽさはあります。外装のプラスチックに関しては正直、もう少しマットな素材を用いてもよかったのでは?といた印象です。

デザインについては元々普段から使用しているサングラスが同じウェリントン型であることもあり、鏡で見てみても違和感はなし。このあたりは慣れの問題かと思うので、比較的人を選ばず合わせられるのではないかと思います。

最後に

実際にiPhoneに専用アプリをインストールして早速装着してみていますが、アプリ上で情報を確認できるようになるまでは多少時間がかかる模様。アプリの設定や実際に確認できる情報の詳細に関しては後ほど確認ができるようになり次第、改めて紹介していくことにします。