UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

USBハブやHDDスタンド、Bluetoothスピーカー、USB充電器などのデジタル製品を幅広く展開するドイツの企業Inateckより4ポートUSB充電ドックを提供いただきましたので、レビューしていきます。

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今回提供いただいた製品は USBポートが4つ配置され、かつ本体上部にスタンドを配置した充電ドックのUC4003。同梱品は充電ドック本体、充電アダプター、アタッチメントパーツ、説明書。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

コンセント部分にアダプタが設けられているタイプは最近のUSB充電器だと珍しいですね。アダプター自体は12V/3Aまでの出力に対応しています。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

こちらが充電ドック本体。ボディはプラスチック製で光沢あり。指紋や皮脂汚れは付きやすいです。USBポートは前面に3つ、背面に1つの計4つが配置されており、いずれも急速充電を目的としたUSB BC1.2規格(USB Battery Charging Specification Rev 1.2)に対応。また各ポートは最大で5V/2.4Aでの給電に対応し、かつ機器全体では最大36Wまでの出力が可能となっています。さらに接続した機器を自動で識別して最適な出力電力を設定してくれる機能も搭載。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

本体中央に設けてある溝がドック部分。ここには特に充電に使用できる端子などは設けられておらず、シンプルに”置くだけの場所”となっています。

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周囲をぐるりと。前面にはUSBポートx3。

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左右の側面には特に何もありません。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

背面には左から通電通知用のLEDランプ、USBポートx1、AC入力が配置されています。

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電気が供給されていると、背面左側に配置されたLEDランプは白色に点灯します。このランプ自体は前面(あるいは上面)への配置のほうが確認しやすいように思えるので、やや残念感はあります。

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本体の底面には四隅に滑り止め用のラバーが貼り付けられています。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

この状態でもドックとして使うことは可能です。

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ただここにアタッチメントを装着するのが本来の使い方の模様。

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中央の溝に横からスライドさせるようにはめ込みます。

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正面から見たところ。

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横から見ると分かりますが、アタッチメントを装着することによってドック部分の切れ込み幅が狭くなります。それなりに厚さのあるものをドックに置く場合は、アタッチメントなしでもよいかもしれません。

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アタッチメントなしでiPhone 6 Plusを横置きしてみたところ。角度がかなり深くなっています。

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こちらはアタッチメントあり。角度がかなり変わることがわかります。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

このドックはタブレット端末もおけるように設計されているようで、iPhone 6 Plusの縦置きも問題ありませんでした。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

アタッチメントありでも余裕。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

4つ全てのポートにリール式のUSBケーブルを挿してみた様子。多ポートのUSB充電器は最近色々なメーカーのものを見かけますが、そういったものは基本的にコネクタの挿し口が縦に配置されています。一方この充電ドックはそれぞれの挿し口間に適度な余裕を設けつつ、配置も横向き。リール式のケーブルを並べて配置してもお互いが干渉しないようになっており、このあたりかなりポイントは高めでしょう。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

ドックには端末を置くのもよいのですが、個人的にはモバイルWi-Fiルーターの置き場所としてもよいかな、と思っています。

UC4003 Inateck 4ポート36W デスクトップUSB 充電ドック

なおデザイン的に”据置型”と思いましたので、設置した状態でリール式のケーブルを片手で(やや雑に)伸縮操作した場合の様子を確認してみました。

設置時の滑り止めは前述のとおり、本体底に配置された4隅のラバーだけなのですが、意外と動かないものです。今回ドック部分には重量の軽いもの(モバイルWi-Fiルーター)を置いた状態で確認してこの様子でしたので、スマホやタブレットを置いて使うのであれば、なおしっかりズレること無く使用することができるでしょう。

最後に

USBポート数が4つで機器の最大出力が36Wなので、すべてのポートを同時に使用していると急速充電感はそこまで強く感じられないかもしれません。ですが、数日使用してみても本体が熱を持つこともなく(触っていてもほんのりとした温かさすらほとんど感じない)、またコイル鳴きも特にありません。製品自体の安定感はかなりよいと思います。

また個人的には、リール式のUSBケーブルとの相性は抜群によいと感じています。特に前面の3ポートについてはリール式のケーブルを予め接続しておけば、多少乱暴にケーブルの伸縮操作を行なっても本体がズレることがありません。そういった意味では、他社製の多ポートUSB充電器と比較しても個性があり、かつ非常によく出来ている製品といえるでしょう。

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