先日渋谷・青山にあるZERO CAFE(ゼロカフェ)というお店でブロガー向けの試食会に参加してきたのですが、夜の街並みや店内の明るさがスマホのカメラの性能を試すのに良さそうだったので、DMC-CM1、Galaxy S6 edge、HTC One M9+の3機種のカメラでいくつか写真の撮り比べをしてみました(DMC-CM1は厳密に言うとデジカメですが)。
ということで実際に撮影した写真を載せながら、比べてみての感想などを書いておきます。
記事の目次
3機種のカメラの仕様
カメラの性能を比較する上で基本となる仕様の「対応画素数」「センサーサイズ」「絞り値(F値)」の3点に関して、仕様を整理しておきます。
項目 | DMC-CM1 | Galaxy S6 edge | HTC One M9+ |
---|---|---|---|
対応画素数 | 約2,010万画素 | 約1,600万画素 | 約2,000万画素 |
イメージ センサー |
1インチ MOSセンサー |
1/2.6インチ CMOSセンサー |
– CMOSセンサー |
絞り値 (F値) |
f/2.8-11 | f/1.9 | f/2.2 |
HTC One M9+のセンサーサイズだけ詳細が確認できなかったものの、リアカメラがHTC One M8で搭載していたUltraPixelカメラではなくなっていることで、数値的なスペックにそこまで大きな差はないように感じます。ただしやはりセンサーサイズに関して言えば、DMC-CM1がずば抜けいているといは言えますね。
3機種で撮影した写真
ということでここからは実際に3機種で撮影した写真を確認していきます。掲載順はDMC-CM1→Galaxy S6 edge→HTC One M9+となっており、撮影モードはすべてAutoモードです。
青山の夜の街並み
照明が輝くビルの外観
綺麗に盛りつけられた鶏肉料理
桶で冷やされる瓶ビール
店内のテーブル
取り合わせた料理
特製ふわふわオムライス
テーブルに並べられたビールの空き瓶
撮り比べて感じたこと
撮り比べてみてまず感じたのがDMC-CM1の安定感。この製品は”正しくはデジタルカメラ”であるため、比較対象にするのがおかしいというところもありますが、やはり現行におけるフラッグシップモデルと比較しても撮れる写真の質が違うと言った感じ。細かいところまで見てみても、きちんと描写されている点は1インチのセンサーサイズならではと言えそうです。
次にGalaxy S6 edgeに関しては、スマホのカメラとしてはかなり良い出来になっているという前置きをしつつ、全体的にコントラストのよりはっきりした映りになりやすいといった印象。f/1.9という仕様も伊達ではなく、暗いところでも明るく撮れるな、という感じ。Galaxy S6 edgeはカメラの使いやすさについてもクイック起動(そしてフロントカメラでのセルフィーの快適さ)など魅力を感じるポイントが多く、現状において、スマホのカメラとしては扱いやすさナンバーワンと言っても良いのではないでしょうか。
一方で少し物足りなさを感じたのがHTC One M9+。HTC One M9やこのM9+では高解像度のカメラを採用しているわけですが、実際にAutoモードで撮影してみるとシャッタースピードが遅め(=パッと撮影できない)な点、そしてフォーカス箇所によって明るさのブレ幅が大きいという点、が特に気になりました。撮影した中にブレている写真が1枚混ざっていますが、そのあたりはまさに、という感じです。
後者に関しては言い方を変えれば、クセを理解すれることで他機種よりも器用な使い方が出来る”可能性”も感じられますが、環境を選ばず気軽に写真撮影が出来ることが好まれるであろうスマホのカメラという位置づけでは、今後さらなる改善を期待したいところです。
最後に
ということでDMC-CM1、Galaxy S6 edge、HTC One M9+の3機種による撮り比べでした。各機種ごとのカメラの特徴などをよりしっかり把握するためにも、今後もこういった撮り比べは定期的に行なっていければと思います。
なお今回お邪魔したお店「ZERO CAFE」の詳細は別記事にまとめていますので、興味を持っていただけた方は併せてどうぞ。
それでは。
Panasonic
売り上げランキング : 28977
|