今年3月にスペイン・バルセロナで開催されたMWC2015。それに先駆けLG Electronicsが2モデルのスマートウォッチ、そして4モデルのミッドレンジスマートフォンを発表しました。
その4モデルのスマートフォンのうち、上位から2番目に位置する端末「LG Spirit」を入手したので、開封の儀と外観レビューを行なっていきます。
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LG Spirit(H440Y)のスペック
まずはじめに「LG Spirit」のスペックをざっくり整理しておきます。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ 133.3 ✕ 幅 66.1 ✕ 厚さ 9.9 mm |
重量 | 120 g |
OS | Android 5.0.1 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 410 1.2GHz Quad-Core |
メモリ | RAM 1GB / ROM 8GB |
バッテリー | 2,100 mAh |
ディスプレイ | 4.7インチ(1,280×720)312ppi |
カメラ | アウトカメラ:800万画素 インカメラ:100万画素 |
通信方式 |
LTE:Band 3/8/28 Wi-fi:802.11 b/g/n |
その他 | SIMカード:MicroSIM SDカード:microSD(最大32GBまで) |
冒頭にも書いたとおり、この「LG Spirit」はミッドレンジモデルという位置づけになっています。同時期発表されたモデルとしては他に「LG Magna」「LG Leon」「LG Joy」といったものがありますが、これに「LG Spirit」を含めた4モデルが、日本国内で現在販売されている「LG G2 mini」「LG G3 beat」の後継というポジションになってきます。恐らく、今後いずれかのMVNOが回線とのセット売り、あるいは家電量販店などで端末単体で販売される可能性は非常に高いでしょう。
スペックを眺めてみても、特にこれといった特徴はありません。2世代前のモデルとなる「LG G2 mini」と比較すると、ディスプレイの解像度がやや上がっていること、そしてOSバージョンがほぼ最新となるAndroid 5.0.1になっているといったあたりが大きな違いと言えるでしょう。ただし本体デザインについては同社の「LG G Flex 2」同様カーブした形となっており、持ち易さの向上が図られています。
なお今回私が入手したのは「H440Y」は台湾モデルとなっており、LTEの対応周波数帯がBand3/8/28と日本国内ではかなり使い勝手の悪いものになっています。現在はこの他に「H440N」の型番のものも見かけるようになっており、こちらだとLTEでBand1/3/7/8/20とやや広めの対応になっています。今からもし購入をするような場合は、なるべく「H440N」で探したほうが良いと言えます。
開封の儀&同梱物
こちらが「LG Spirit」のパッケージ。ミッドレンジモデルということで、「LG G2 mini」と似た比較的簡易なものになっています。
モデル番号は「LG-H440Y」となっています。
パッケージを開封すると、ビニールの袋に入った形で端末本体が現れました。
こちらが同梱物。端末本体の他、USBケーブル、充電アダプター、イヤフォン、バッテリー、説明書、保証書。
外観
「LG Spirit」の前面。今回入手したカラーはBlackで、他にはGoldがあります。
ディスプレイの上。各種センサー類や受話口、インカメラなど。
ディスプレイの下にはLGのロゴ。
上面にはイヤフォンジャックとマイク。
下面にはMicroUSB端子。
左の側面。この「LG Spirit」も最近のLG製スマートフォン同様、電源キーやボリュームキーは全て背面に配置されているため、左右の側面にはボタン類が何もありません。
右の側面。背面カバーを取り外す際に引っ掛ける溝が切ってあります。しかしこうして横から見る限り、ボディのカーブについては実際ほとんど感じられないレベルといって良いかもしれません。「LG G Flex」や「LG G Flex 2」と同じレベルでのカーブを期待するとガッカリしてしまうでしょうね。
背面。背面カバーはプラスチック製ですが、表面がヘアライン加工のようなデザインになっており、安っぽさは感じにくいです。
アウトカメラ、LEDフラッシュの他、電源キーとボリュームキーもこの背面に。
下の方にはスピーカーとLGのロゴ。
背面カバーを取り外したところ。バッテリーも取り外し可能です。
「LG G2 mini」や「LG G Flex 2」などと同様に、SIMカードスロットとSDカードスロットは上下に重なった配置となっています。
LG G2 miniと比較
LG Electronicsの2世代前のミッドレンジモデルである「LG G2 mini」と並べてみました。左が「LG Spirit」、右が「LG G2 mini」です。ディスプレイサイズはともに4.7インチですが、本体サイズは「LG Spirit」のほうが大きいです。
背面。比べてみると、世代を重ねるにつれてデザインがより洗練されてきたことが分かります。「LG G2 mini」のほうはゴロッとした印象、対して「LG Spirit」のほうはスマートな印象を受けます。
最後に
ということで「LG Spirit(H440Y)」開封の儀および外観レビューでした。
思っていたよりも端末本体がカーブしていなかった、というのが個人的に一番印象に残ったポイントでしょうか。同社の「LG G Flex 2」のカーブ具合は持ち易さと視覚の楽しさを感じる端末だったため、それに比較的近いものを期待していたのですが、実際にはそういった印象がほぼ感じられず少し残念な印象を持ちました。
端末の中身(プリインストールアプリやベンチマークスコア)に関しても、引き続き記事にまとめて紹介していきます。