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自分用のスマホケースを探す際、私が真っ先に思い浮かべるのがSpigen。それくらいSpigen製品の質の高さには満足しています。そしてそんなSpigenが初となるイヤホンを発売していることをつい先日知りました。ということで早速入手して使ってみたので、今回はその「ALUMINUM TEKA」を簡単にレビューしたいと思います。


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パッケージと同梱物

改めて、Spigen初のイヤホンとして発売されているのが「ALUMINUM TEKA」

ちょうど3月末にAmazon.co.jpのタイムセール対象となっていた際に定価の25%OFFである4,490円で購入しました。ちなみに2015年4月20日現在では通常の販売価格も4,490円となっています。

パッケージには”Made for iPod/iPhone/iPad”と記載されていますが、こちらはApple製品に最適化されたリモコンが付いているなど、MFiライセンスも取得している製品です。

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フタはマグネットによって固定されており、開けるとその裏には製品の説明が書かれています。

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構造であったり、デザインであったり、性能であったり。

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製品本体はこのように入っています。

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こちらが内容物。イヤホン本体のほか、ケース、取り換え用(サイズ違い)のイヤーチップ、説明書。

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付属の説明書は英語と韓国語の2ヶ国語で表記されています。

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本体の外観とデザイン

こちらが「ALUMINUM TEKA」本体。カラーはレッド(おそらくバリエーションもこの1色のみ)。

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コードの形状はフラットコードになっています。ちなみにコードの長さはプラグから左右イヤホンへの分岐箇所までが約85cm、分岐箇所から左右ハウジングまでが約35cmとなっています。私で身長が179cmですが、この長さだとiPhoneをパンツのポケットに入れた状態でもコードが貼ってしまうことはない(そこそこ余裕がある)ので、よほど身長が大きい方でない限り、そういった使いにくさを感じることもないはず。

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イヤホン部分はSpigenの製品らしく、高級さとデザイン性の良さが感じられます。また外側にはSpigenのロゴマークもデザインされています。

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カナル型(耳の穴の中にねじ込むようにして装着する)となっており、遮音性の高さ(=小さな音量でもきれいに聴き取れる)が期待できます。

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こちらは冒頭に書いたリモコンです。音楽の再生・停止がコントロールできる他、Apple製品についてはプラスで音量のコントロールや曲送り・戻しといった機能も利用可能。またマイクも内蔵されているため、例えば通話の際にiPhoneを耳元に近づけなくても話をすることも出来ますし、ボタンの長押しでSiriも呼び出せます。

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付属のケースは外側は結構しっかりとした硬さがある一方、内側は柔らかい素材が使われており、これに入れて携帯すれば破損も十分防止できそうです。

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入れてみるとこのような感じになります。

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実際に使ってみてどうか

購入後手元に届いたのが4月1日。それから約3週間、外出中や自宅での作業中に使用して試してみました。

まず装着感についてですが、イヤーピースが3サイズ(S・M・L)付属しており、それを交換することで比較的万人にちょうど良いサイズで使っていただくことが可能と思います。

またハウジングのサイズが比較的大きめに感じていたこと、そして形状も耳にピタっとハマるようなものでなかったことが使用前には若干気になっていたのですが、こういったカナル型のイヤホンを使用する際には一般的と言われる”シュア掛け(コードを耳の上に掛けて装着する)”で装着してみると心配する必要がないことが分かりました。ただ逆に言うと、”シュア掛け”をしないと使っていて耳から外れる確率はかなり上がると思います。

次に肝心の音については「低音が強い」「高音がきめ細かい」と言った一方に偏った特徴はあまり感じられず、どちらかというと「低音から高音まできれいにバランスよく鳴らしてくれる」という印象です。音楽のジャンルを選ばず、いずれもそれなりに良い音で楽しめるという感じでしょう。

私は普段、AKGのK324Pというイヤホンを使っています。こちらは6年ほど前に購入したもので当時の購入価格も4,500円ほど。今回紹介している「ALUMINUM TEKA」と値段はほとんど変わりません。

この2機種を比べてみると、全体的な音の強さはK324Pに分があるのですが、一方でドラムのシンバルやハイハット、スネア等が鳴らす金属の音は結構シャリシャリとした感じがあります。一方「ALUMINUM TEKA」はどうかというと、音の強さはやや控えめですがひとつひとつの音はとてもきれいに鳴っている印象があります。全体として見た時に音がまとまっている印象があるのは「ALUMINUM TEKA」の方でした。

ちなみにイヤホンの構造も異なることから比べるべきではないと思いますが、iPhone付属のイヤホンよりは間違いなく「ALUMINUM TEKA」のほうが良い音を鳴らしてくれます。

その他気になる点など

本来の使い勝手とはやや話がズレますが、リモコン部に使われている材質(おそらくプラスチック)がかなり軽いものになっており、この点は非常にうれしい(使っていて引っ張られる感が無い)点でした。が、このリモコン部が机などと擦れた際に出る音が”人によっては”苦手な音だと思います。音の種類はぜんぜん異なるのですが、”人によっては”のイメージとしては黒板を引っ掻いた音のような感じ。気にならない人は気にならないけれど、苦手な人は苦手だろうな、という意味です。

最後に

Spigenの「ALUMINUM TEKA」は、デザインの良さと実際に鳴らす音も全体的なバランスの良さから、値段を踏まえても万人にそこそこ満足して使ってもらえるイヤホンという印象になりました。もちろんイヤホンは上を見ればもっと高級なもの、性能が良いものもたくさんありますが、5,000円程度で買えると考えれば十分に満足できる製品です。

あと個人的にはこの赤いコードが非常にスタイリッシュで気に入りました。MFiライセンスを取得するなど、どちらかというとApple製品向けに作られている本製品だけに、iPhoneで普段音楽を聴いていて、イヤホンはいつも付属品(白いやつ)を使っているという方にはぜひ一度試してみて欲しいです。リモコン等は付属品と同様に使えて、聴こえる音の質はぐんっ!と向上。そして赤いコードが見た目のアクセントにもなるので、外見もオシャレに見えるのではないでしょうか。

カナル型という点で好みは分かれると思いますが、5,000円の投資でこのデザインと機能が買えるのであれば、人にも十分にオススメできるモノと言えるでしょう。