Galaxyアンバサダータッチ&トライイベント

MWC2015にてSamsung社が発表した最新フラッグシップモデル「Galaxy S6」「Galaxy S6 edge」。日本での発売が4月23日に迫る中、Galaxyアンバサダーを対象としたタッチ&トライイベントが開催されたので参加してきました。この記事ではSamsungの中の人から聴いた「Galaxy S6/S6 edgeのこだわりのポイント」について、個人的に印象の残った点を中心にご紹介します。

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これまでのGalaxyシリーズはどちらかと言うとデザインよりもスペック重視の傾向が強かった気がしますが、今回はそのブランドのロゴを変更するほどの気合の入れよう。特にガジェットを使う人の満足感というのは、自分で使っていての満足感+周りの人から「いいな」と思われることの満足感(いいだろ?的な)が結構大きいです。そういう意味で”周りの人が見ても「あの人は良いものを持っているなぁ」と思えるモノに”という思想にはかなりグサッをきました。

Galaxyアンバサダータッチ&トライイベント

筐体の材質もこれまでのプラスチックからガラス&金属という高級志向にシフトチェンジ。

Galaxyアンバサダータッチ&トライイベント

ガラスの下にはとても細かなスクラッチ加工を施した光学フィルムを挟むことで、光が乱反射し、実に綺麗な色味を作り出すとのこと。

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エッジスクリーンについては、GALAXY NOTE Edgeではアプリランチャーとして使える機能があったのですが、今作ではその辺りが無くなっています。個人的にはやや使いづらさを覚えたこともあったので、これは嬉しいところ。

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よく連絡する5人を予め登録しておくことで呼び出しが簡単に出来るピープルエッジ機能。「よく使う連絡先の人数が4.8人だったから5人にした」という調査結果と思想に妙に納得。

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この「うにょーん」って出てくるデザインが個人的には好きです。

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端末を伏せた状態でもエッジスクリーンの点灯色によって誰からの着信なのかが分かるというエッジライティング機能。

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ディスプレイは従来の有機ELから更にパワーアップ。最大輝度と最小輝度の振り幅を拡げることで、明るい場所でもはっきり見え、暗い場所でも目にキツくない。さらに画面の焼き付きも起こり難く、従来より30%も省電力。そして解像度もアップ。もうぐうの音も出ません。

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カメラはインカメラ・アウトカメラともにF値1.9の明るく撮れるレンズを採用。特にインカメラについては従来機より約60%も明るさが向上しているとのこと。

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Galaxyシリーズのカメラと言えば個人的にはリアルタイムHDR推しなのですが、今回は撮影時の画面プレビューにおいてもリアルタイムで4枚の映像を合成しているとのこと。

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さらにホームボタンが物理ボタンとなっているGalaxyの特徴を活かし、ホームボタン2度押しで最速0.7秒にてカメラが起動できるという機能も。とっさに写真が撮りたいっていう時に限ってカメラを起動するまで時間がかかるものですが、これは非常にありがたいところ。なおこのクイック起動は他のアプリ起動時やスリープ時などももちろん有効。

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また昨今のセルフィーブームも意識して、インカメラの扱いやすさもパワーアップ。音声や背面のHRMセンサー、さらには手のひらを向けるとカメラがそれを認識してシャッターが切れると言った新機能も。この後実際に使ってみたのですが、この手のひらを向けてシャッターが切れる機能はかなり便利でしたよ。

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バッテリーの持ちに関する不満解消については「バッテリーの容量を増やす」「バッテリーの減りを抑える」ことはもちろん、そもそも気軽に充電できるという別の観点からのアプローチも見られます。”充電”という行為に対しての面倒なイメージを払拭するというのは非常に良いと思います。ちなみにワイヤレス充電でも1時間で40%ほど充電できるとのこと。

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さらに個人的には今作からスピーカーの位置が背面→端末の下面に移動したことが非常に嬉しい限り。

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新たに搭載された「Sound Alive+」は、イヤフォンやヘッドフォンを用いて音楽を聴く際に流れている音に合わせて最適なエフェクトをかけてくれる機能。ミドルウェア(OSのすぐ上)で実行されるため、Youtubeやradiko.jpといったサードパーティー製のアプリでも有効になっているとのこと。Xperiaシリーズにはノイズキャンセリング機能などが搭載されていますが、本体スピーカーのパワーアップよりもイヤフォンやヘッドフォンを利用しての音楽再生時に活きてくる機能のほうが個人的には喜ぶ方も多いと思います。

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またGalaxy S5より搭載された指紋認証機能については、従来のスライド認証方式からタッチ認証方式に変更されています。タッチは360°認識可能で、また画面ロック以外にWebログイン(Amazon.co.jpで買い物をする際のアカウントログインなど)にも使えるとのこと。ここでSamsungの担当者から「真似と言われようとも、ユーザーが使いやすいものが一番」といった発言があり、今回のSamsungの本気さが感じられました。

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チップセットに関しては、今回から自社製のExynos 7 Octaを採用しています。14nm(ナノメートル)プロセス設計(ざっくり言うと数値が小さいほど高性能)となっており、性能が従来より50%も向上しているにも関わらず、消費電力30%OFFという非常にうれしい仕様に。そして個人的にはどこのメーカーもQualcomm社のSnapdragonを搭載するのが当たり前の風潮になってきている中でExynos搭載にシフトしてきた点が新たな差別化になっていて、良いと思っています。

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メモリに関しても次世代のLPDDR4規格のRAM、次世代UFS2.0規格のROMを搭載。半導体にも強いSamsungならではといった強みでしょう。

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日本国内ではNTTドコモとauが販売を行ないますが、各社のキャリアアグリゲーションにも対応しているため、LTE通信に関しては下り最大225Mbpsでの通信も可能に。

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なおGalaxy S6 edgeに関しては、NTTドコモではグリーンエメラルドとゴールドプラチナのROM32GBモデルが、KDDIからはブラックサファイア、ホワイトパールおよびゴールドプラチナの3色がROM32GBと64GBの2モデルで販売されます。

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一方Galaxy S6に関してはNTTドコモのみの取り扱いとなり、カラーがブラックサファイア、ホワイトパール、ゴールドプラチナの3色でROM64GBモデルが販売されます。

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その他の情報に関してもEngadgetのHPにて動画が公開されていますので、興味があればそちらも併せて見てみて欲しいとのこと。

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動画のURLも貼っておきます。

対談:Galaxy S6 edge 担当者が託した新生Galaxyへのメッセージ。国内販売ぶっちゃけ中 |Engadget Japanese

Galaxyアンバサダータッチ&トライイベント

最後に

Galaxyアンバサダータッチ&トライイベント

Xperia Z3のアンバサダーイベントの時もそうだったのですが、今回も「どんなにスゴイ技術が詰まっているのか」「開発に関しての意気込みはどうなのか」といったところがかなり率直に感じられる内容でした。また話を聞いてた後のタッチ&トライも含めると「今回のGalaxyはSamsungにとって会心の一撃になり得る」と感じました。iPhone並に普及するとは言いませんが、少なくとも「きちんと中身まで知った時に魅力を感じる人は多い」と思える製品になっていそうです。

このあたりは今後1ヶ月ほどレビュー機を貸してもらえる予定なので、そこで実際に使いながら確認していきたいと思います。