HTC BoomBase ST A100

初めて購入したHTC端末であるHTC One M8。最も期待かつ惚れ込んでいた機能のひとつが音楽再生でして、HTC One M8はBoom Soundスピーカーと呼ばれる高性能なスピーカーを搭載しています。最近自宅での作業中にはスマホからラジオやら音楽やらを垂れ流している自分にとっては、立派な音響設備を用意しなくてもそれなりに音を楽しめるというのは結構重要だったりします。

そんな折、HTC One M8とペアリングして使用するサブウーファー「HTC BoomBass ST A100」を発見したので、勢いに任せてポチってみました。今回はその「HTC BoomBass ST A100」の開封の儀&ファーストインプレッションです。

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HTC BoomBassとは

HTC BoomBassは2013年に発売されたHTC Oneシリーズと併せて使用するサブウーファーです。端末とのペアリングはNFCで行なうことが出来ます。HTC Oneシリーズとペアリングして使用すると、端末本体に搭載されているBoom Soundスピーカーからは高音域〜中音域、BoomBassからは低音域を分けて出力することが可能です。つまり左右のメインスピーカーとサブウーファーを足して2.1chサウンドを実現することができるアイテムとなっています。

サブウーファーを接続しない場合(=2.0chサウンド)と比べるとサラウンド効果が体感できる、臨場感が出せる、といった効果が期待できます。

なおBoomBass本体には1,200mAhのバッテリーが内蔵されており、音楽再生は連続で約6時間行なうことが可能です。また充電はMicroUSBケーブルを用いて行ないます。

開封&同梱物の確認

こちらがHTCがHTC Oneシリーズのアクセサリーとして取り扱っている「HTC BoomBass ST A100」。今回は米Amazon.comから購入しました。先日HTC One M8用のSpigen製ケースを米Amazon.comで購入しましたが、あれはこのBoomBassを購入するついでだったわけです。

HTC BoomBase ST A100

前述のとおり、この「HTC BoomBass ST A100」は2013年に発売されていたものであるため、パッケージに記載されている対応機種も結構前のものであったりします。が、HTC One M7やHTC One M8、HTC One M9といった最近の端末でも問題なく使用することが可能です。

HTC BoomBase ST A100

箱のフタはマグネット式になっていました。

HTC BoomBase ST A100

箱から取り出したところ。

HTC BoomBase ST A100

同梱物はBoomBassの他にマニュアルだけと、かなりシンプルになっています。

HTC BoomBase ST A100

外観&ファーストインプレッション

ということで改めて、こちらが「HTC BoomBass ST A100」。本体の色はパッケージと同じです。

HTC BoomBase ST A100

正面から見たところ。

HTC BoomBase ST A100

右側から見たところ。

HTC BoomBase ST A100

背面から見たところ。BoomBassからの音は本体上面およびこの背面の上部にある窪みより出力されます。左下にあるボタンは端末とBoomBassをNFCでペアリングする際に使用するボタンです。

HTC BoomBase ST A100

最後に左側から見たところ。写真を見て分かる通り、基本的に左右両側には何も配置されていません。

HTC BoomBase ST A100

上面は網目状になっています。背面の窪みとこちらから音が出力されます。

HTC BoomBase ST A100

こちらは底面。赤い部分はラバー素材になっており、机などに置いた際にも滑ることなく固定できます。

HTC BoomBase ST A100

BoomBassを使用する際は、このように本体上側(グレーの部分)を背面へずらし、その手前へ端末をセットする形になります(セットしなくても使用は可能です)。

HTC BoomBase ST A100

ずらした状態でそこを覗いてみるとこんな感じに。内側のパーツが見えていて、若干残念な感じに(普通に使っている分には目につきませんが)。

HTC BoomBase ST A100

端末とペアリングする際は、背面のボタンを長押した後にBoomBassの上面に端末のNFCタグを重ねればOKです。

HTC BoomBase ST A100

HTC One M8を置いてみた様子。

HTC BoomBase ST A100

立てかけているだけなので端末は簡単に取り外すことが可能です。

HTC BoomBase ST A100

ちなみに多少分厚目のケースを装着した状態でも端末はセットすることが可能です。写真はSpigenのスリムアーマーを装着したHTC One M8をセットしたところ。

HTC BoomBase ST A100

音の質感について

Bluetoothスピーカーというと個人的にはJabraのSOLMATE Miniを好んで使っているで、とりあえずそちらと比較してみた感想を。

HTC BoomBase ST A100

まずどちらのほうが音の質感が良いかと言う点に関しては、出せる音量の大きさによって結論が異なります。というのも、BoomBassはサブウーファーなので、音量を絞っている状態ではあまり効果を感じることが出来ません。しかしペアリング中は低音域は全てBoomBassから出力されるため、実質的には高音域〜中音域のみが残って聴こえる状態に近くなります。一方でSOLEMATE Miniとペアリングした場合は音が全て1箇所(SOLEMATE Mini)から出力され、またSOLEMATE Mini自体も音をバランスよく整えてくれるため、高音域〜低音域までキレイに聴き取ることが可能です。

一方で音量を徐々に上げていくと、”あるポイント”以降からはBoomBassとペアリングした場合のほうが全体的な音の厚みも増し、非常に迫力の感じられる力強い音を楽しむことが出来るようになります。SOLEMATE Miniの方は音量を上げても全ての音域が均一に力強くなる感じがあり、比較して聴いている限りでは相関的に少しあっさりとした(やや味気の足りない)音に感じられました。

ちなみに音量バーと一緒に見ていくと、まずこれくらいの音量ではBoomBassの効果をほとんど実感することが出来ません。

HTC BoomBase ST A100 

ここから少しずつ音量を上げていくと、少しずつBoomBassの存在感が出てきて・・・

HTC BoomBase ST A100

ちょうど音量バーの半分前後というあたりが上で書いた”あるポイント”と感じられ、これ以降は完全にBoomBassのほうが音質が良い(厚みがあり迫力がすごい)です。

HTC BoomBase ST A100

ちなみに音量バーの半分というと、結構音は大きいです(笑)少なくともマンション住まいとかであれば、夕方以降にこの音量で使用するのはちょっとむずかしいと思います。

最後に

以上、HTC BoomBass ST A100の開封の儀&ファーストインプレッションでした。

サブウーファーという性質上仕方がないのですが、音量によって効果がだいぶ変わってくるという点は日常で常時使うことにはあまり向きませんね。使う場面としては屋外レジャーやアウトドアが良いかなーとも思うのですが、BoomBass本体は防水防塵には対応していないため、屋根の下で使うしか・・・(笑)日中や屋外(で人の迷惑にならない環境)で一度思いっきり鳴らしてみたいものです。

ただ通常のBluetoothスピーカーと違い、音が端末とスピーカーの両方から聴こえるというのはなかなか新鮮でした。当面の間は、時間帯と音量に気をつけつつ、自宅での作業中にラジオや音楽を聴く際に使い続けてみることにします。