Xiaomi Mibandのレビュー

XiaomiのライフログリストバンドMibandを使い始めてから3ヶ月が経過しました。振り返ってみると以前レビューを書いたのは使い始めて2週間経過した時点と結構前でした。ですので、3ヶ月間使ってみて感じたことや気づきなどを改めてレビューしておきます。なお結論から言ってしまうと、私的にはこれをおすすめしない理由がほぼ見つからないという感じで、かなり満足しております。


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付け心地と使用感

Mibandはコアと呼ばれる本体をシリコン製のバンドにはめ込んで、腕に装着します。

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このシリコンバンドは表面がかなりスベスベになっており、よほどキツくでも絞めない限りは違和感などはまず感じません。Miband(本体+バンド)自体が重量約13gと非常に軽いことも違和感を感じない大きなポイントだと思います。

こちらは3ヶ月間毎日使い続けた私のMibandのバンド。

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装着箇所が手首なので、普段意識しない間に結構あちこちに擦れていると思います。その分擦れ跡はありますね。もともとはやや光沢のある外観なのですが、擦れた箇所は少しずつ光沢が失われていきます。

また暫くの間はSONYのSmartBandやSamsungのGear Liveなどと一緒に装着していたため、側面にも薄っすら擦れた後があります。

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腕時計を付ける方は、腕時計とMibandを同じ腕に装着するとこういった擦れ跡が残る可能性はあると思います。

こちらはMibandのコア本体。

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コアに関しては気になるスレ跡やキズはほとんどありません。装着時に露出するのは表側の金属部と裏側(上の写真の面)ですが、これに関してはよほど強い力で擦ったりぶつけたりでもしない限りは長く使うことが出来そうです。

こちらは充電用の端子。

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端子部が錆びる、塗装がハゲるといったことも今のところはありません。Gear Liveのバンドの留め具なんかは使っていて塗装がハゲてしまったりもしましたが、Mibandの充電用端子は腕に装着している際はバンドの中にしまわれるので、そもそもほとんど心配する必要がありません。またコア自体は防塵・防水(IP67)仕様になっているので、雨天時やアウトドアレジャー時も気にすることなく装着し続けられます。

ログの内容

Mibandで記録できるログは大きく分けると「活動記録」と「睡眠記録」の2つになります。

活動記録

日中の活動記録については、歩数、移動距離、移動時間、消費したカロリーといった項目が徒歩、走行、2つの合算という3つのくくりで記録されます。当日分の記録については、下の画像のように数値+時間帯ごとのグラフで確認することが出来ます(前日以前の分は数値でのみ確認可能)。

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実際に歩いた時間や距離と照らしあわせてみても、精度的に大きなズレは感じませんので、安心してログ取りを任せられています。

なお過去のログについても1日単位、1週間単位、1ヶ月単位で確認することが可能です。こちらは1日単位の画面。前述しましたが、前日以前のログについては時間帯別の詳細を確認することは出来ません。

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こちらは左が1週間単位、右が1ヶ月単位のもの。1週間単位と1ヶ月単位の確認画面では平均値とトータル値が表示されます。

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睡眠記録

睡眠中の活動記録については、就寝時刻、起床時刻、睡眠時間、深く眠っていた時間、浅く眠っていた時間を記録します。日中の活動記録同様、この睡眠記録についても当日分の記録は数値+時間帯ごとのグラフで、前日以前の分は数値でのみ確認可能です。

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なおこの睡眠記録については、実際に記録されている就寝時刻、起床時刻が自分の記憶と異なる場合は修正を加えることが可能です。実際にはほとんど使う機会はないのですけどね。

下の画像は試しに就寝時刻を修正(25:16→23:30)したもの。修正によって発生した差分データについては、Mibandが記録していた活動データを元に推測したと思われる内容が追加されます。

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同様に、起床時刻を試しに修正(9:02→7:00)したみたものがこちら。修正した結果睡眠時間が減る場合は、下の画像のように起床時刻以降がすべて活動中(オレンジ色)に置き換えられます。

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前日以前のログを確認する画面はこのような感じ。グラフ上では1日単位での深い睡眠と浅い睡眠の割合を確認することが可能です。

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こちらは左が1週間単位、右が1ヶ月単位のもの。

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なお私がMibandを使い始めたのは2014年11月上旬ですが、3ヶ月経過した2015年2月18日現在でも、使い始め当初の記録は確認することが可能です。データの保存期間にどれくらい制限があるのかについては今後も確認していきます。

バッテリーの持ち

スペック公表値では「1回のフル充電で30日間連続で使用可能」を謳っているMiband。実際に3ヶ月使ってみて、この内容に嘘はないことが分かりました。

Mibandは本体にボタンやディスプレイを搭載していないため、バッテリー残量の確認はBluetoothでペアリングしているスマホ上から行うことになります。下はバッテリー残量の確認画面。

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中央のバッテリー残量の割合が27%、そしてその下に「Charged 25 days ago(25日前に充電しました)」と書いてありますね。25日使っている現在でもまだバッテリー残量が27%残っているということです。実際には1回のフル充電で40日程度使えた期間もありました。これだけバッテリーが持つとなると、充電する回数も減るため、結果的にバッテリー自体の劣化も抑えられそうです。つまり1度購入したらかなり長い期間使い続けられそう、ということにもなります。

その他個人的に気に入っているところ

あと少し細かい点なのですが、Mibandではバッテリー残量の通知等のために本体表面(金属部)に通知ライトが搭載されています。で、このライト、点灯色を4色(ブルー、オレンジ、グリーン、レッド)から選ぶことが出来るんです。

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人によってはどうでも良いかもしれませんが、私はこのあたりの細かさも含めて気に入ってます。なおライトの点灯は基本的に設定した色(1色)に限定されますので、通知の内容についてはライトの点灯パターンで判断することになります。なお通知時には併せてMiband本体が振動しますので、身につけている限りは「ライトの点灯を見逃して通知に気が付かなかった」ということはまずありません。

Mibandを選ぶ理由

まずざっと使ってみての感想や気づきを書いてみました。入手から3ヶ月間使い続けてみて改めて、Mibandに関してはかなり良い買い物だったなと感じています。

他のライフログリストバンドで記録される日中の活動記録、睡眠記録が問題なく記録できるという最低限求める前提はもちろんクリアしていますし、何と言っても価格が安い。日本からの実購入価格の相場は送料込みで2,500〜3,000円といったところです。本来の定価が1,300円と言うことも踏まえると割高には変わりないんですが、正直3,000円だったら何の文句も言いません。ちなみに私が購入した時は送料込みで4,000円弱払っていますが、今改めて考えてみても、この金額でも個人的には文句はありません。

ちなみに価格の安さと併せてMibandを選ぶことの大きなポイントになってくるのはバッテリーの持ちだと思っています。1回のフル充電で30日以上使えるというのは実際に使ってみるとかなり大きいです。重量が軽くて装着していることを感じないこと、Miband自体が防塵・防水仕様になっており装着場面を問わないこと、そして1回充電したらしばらく充電しなくても良いこと。この3つのポイントが押さえてあるせいで、装着しっぱなしでも気にならないどころか、装着してことを完全に忘れてしまうレベルなんですよ。

ライフログを記録するために装着感(重量や物々しさなど)があるものを装着するのってどうなの?って個人的には思うので、最近使っているライフログカメラNarrative Clipにしても、このMibandにしても、日常の何気ないログを記録するアイテムとしては本当に良く出来ていると思います。

今後改善を期待したいポイント

ということでここまでMibandを褒めちぎってきましたが、右から左へひたすら褒めてばかりも気持ち悪いので、今後の改善を期待したいというポイントも書いておきます。

1つ目は専用アプリ上の表示。MibandはAndroid用、iOS用にアプリが用意されているため、端末を選ばずに使用することが可能です・・・が、Android用のアプリだけは、その日のトピックだけ何故か中国語表記なんですよ。詳しくは過去記事に書いていますので読んで頂ければと思うのですが。ちなみに過去のログの確認画面は英語表記です。そしてiOS用のアプリは全面英語表記。Androidだけやや省られている感が。

もちろんXiaomiは中国のメーカーなので、全て英語に統一しろ(もしくは日本語表記に対応しろ)などと言うつもりはありません。ただiOSで英語表記に対応しているのだから、せめてAndroidでも表記を選べる(中国語or英語)くらいにはして欲しいところですね。

2つ目は日本からの入手のしづらさ。入手方法についてはこの後詳しく書きますが、日本国内でも簡単に購入できるようになると、より良いですね。本体もそうですし、替えのバンドも。

上記2つのポイントについては、今後Xiaomiが海外にもどんどんと市場を広げていけば改善される可能性大かと思うので、まさに今後に期待したいところです。

買うならebayかAmazon.com

現時点でMibandを使う上で一番のネックになっているのは入手方法です。基本的に日本国内では販売されていないため、入手するとなると海外の通販サイトから購入する(あるいは中国に乗り込む)ことになります。交換用のバンドだけなら、日本のAmazonでも売っている(ただし派手な色のみ)んですけどね(笑)

確認してみたところ、2015年2月18日現在だと米Amazon.comで日本での直接配送にも対応している業者がありました。送料込み(かつ日本円での請求)で3,000円を切る価格で買えるので、定価に比べると割高ではあるものの、かなり買いやすくなっている感はありますね。

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ちなみに上の画像はANSELFという出品者で購入した場合のものです。評価についても良い評価が98%となっているので、比較的安心して購入することはできそうかな、と思います。

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それとebayでも相変わらず販売されています。私が購入した販売者もまだ取扱いをしておりました(3ヶ月前から値段はほとんど変わっていませんが)。海外からの購入にあたり偽物を掴まされないか心配という方は、こちらから購入してみるのもアリかと思います(※100%正規品が購入できることを当方が保証するわけではありませんのでご注意下さい)

今なら米Amazon.comやebayで「Miband」と検索すると他にもたくさんヒットしますので、色々見てみるのも良いと思います。

最後に

ということで以上、XiaomiのライフログリストバンドMibandに関しての使用3ヶ月経過時点でのレビューでした。

つい数日前に、近くXiaomiがアメリカ国内で本格的にビジネスを開始する(ただし当面はバッテリー、ルーター、フィットネスバンドに限るとのこと)なんて話もありましたので、そうなってくるともう少しMibandが入手しやすくなるとは思います。日本での正規販売は・・・あるとしてもまだまだ先になりそうですね。

なお実際に入手された場合、初期設定がややわかりづらかったりすると思うので、宜しければ過去に書いた記事なども参考にしていただければと思います。

 (関連記事)XiaomiのMiBandを使うための初期設定にかなり苦戦したので、手順をまとめておきます。