2014年の最後の最後になって巡りあった、恐らく今年一番とも言えるであろう変わり種(変態)端末、YotaPhone2。お陰様で今回の年末年始は退屈せずに過ごせそうです。
ただですね、変わり種(変態)過ぎて、保護フィルムが売っていません。Amazon.co.jpはもちろん、Amazon.com、Cloveなど普段買い物をしているところを片っ端から探してみましたがありませんでした。
で、無いなら作ってしまおうぜ!ということで、YotaPhone2の画面保護フィルムを自作してみることにしました。
スポンサードリンク
準備したもの
今回画面保護フィルムを自作するために準備したものがこちら。
- 液晶保護フィルム(タブレット端末用/100均で購入)
- カッターマット
- 金属製のスケール
- カッター
- マスキングテープ
- 家庭用複合機(コピーが出来れば何でも良い)
- コピー用紙
カッターマットと金属製のスケールは元々自宅にあったものです。書籍の自炊用に買ったもので、それぞれの価格もあまり高くないので、お面を作るとか、DIYで何かをすることが好きな方は持っておいて損はないと思います。
また、液晶保護フィルムは100均(SERIA)に売っていたこちら。パッケージにはiPadらしき絵が書いてありますが、専用に作ってあるわけではなく、むしろ「自分で切って使ってくれ」という製品です。なのでカメラやホームボタン用の穴なども空いておらず、自作キットとしては非常に向いているかと。
作ってみた
では早速YotaPhone2用の画面保護フィルムを作っていきましょう。
まずはYotePhone2の液晶画面サイズに保護フィルムをカットするための型紙を作ります。型紙の作り方としては紙の上に端末を置いて外枠を鉛筆でなぞるとか、端末の上から紙を押し付けて紙に残ったシワを使うとか、考えられる範囲で色々と方法があると思います。
で私が選んだ方法ですが、端末をコピー機に掛けました(笑)
YotaPhone2の場合、端末の外枠≒画面サイズとなっているため、コピーして出来た影よりも一回り小さくカットすれば結構な精度の画面保護フィルムが出来上がるだろうという(甘い)考えです。で、出来上がったのがこちら。
意外と良さ気に出来上がりましたので、これをそのまま使っていきます。
まずは作成した型紙とフィルムをマスキングテープで固定します。固定が緩いとカットしている最中に微妙にずれて精度が落ちます。ここはしっかりと。
ちなみにここで迷ったのが紙とフィルムの重ね方(紙とフィルムのどちらを上にするか)。紙を上にするとフィルムからの光の反射でカット部分が見えづらくなることはありません。一方でフィルムを上にするとフィルムのキレ具合をきちんと確認できる。とりあえず今回は後者(フィルムを上、紙を下)で進めてみることに。
マスキングテープでがっちり固定したら、型紙に従ってカッターでフィルムをカットしていきます。
カットする際のポイントとしては、型紙よりも一回りくらい小さく切ること。型紙通りぴったりにカットすると実際に張った際、間違いなく端が浮きます。
切り出したのがこちら。ぱっと見そこそこの出来に見えます。
通話用スピーカーの部分も四角(妥協)ですが、きちんと繰り抜きました。
YotaPhone2に重ねてみます。
上の方。左右が若干はみ出しています。またスピーカー部分はちょっと切り方が荒いですね。
下の方。こっちも左右の部分がはみ出しています。
ということでもう少し(一回り)サイズダウンを図ることに。ただし追加で切るべきは基本的に四隅ということで、ここからははさみでチョキチョキしました。カッターに慣れてない(そしてハサミに慣れている)せいか、四隅のカーブが切りやすいの何の。もちろんここからは型紙がありませんので、作業は全てフリーハンドでした。
再度出来上がったのがこちら。先程よりも心なしか四隅のカーブが綺麗です。
再びYotaPhone2に重ねてみることに。
上の方。左右の角、切りすぎましたね。
下の方。上よりマシですが、こちらも左右の角が少し切りすぎ。
貼ってみた
まあでもサイズ的にはみ出してはいなかったので、貼ってみました。ドン。
上の方。スピーカー部分の繰り抜きが荒いのと、そのせいか周りが少し浮いてしまっています。
サイドも浮いてしまってますね。
うん、完全に失敗ですね。
作ってみて分かったこと
いつも既成品を買ってくるのが当たり前なので、自分で作るとこんなにも大変なのかと痛いほど分かりました。で実際に作ってみて分かったポイントだけまとめておきます。
- 如何に正確な型紙を作れるかが最重要
- フィルムをカットする時は無駄な力を加えてはいけない
やはり正確な型紙が準備できればその分後での微修正回数が減ってきますので、ここは非常に重要な工程ですね。ただどうやって作るかというとなかなか良い案は思いつきませんが。理想としては端末の上に型紙(またはフィルムを直接)置いて線をなぞる、でしょうか。何せ如何に液晶部分(端がカーブしている形状の場合は平らな部分)を正確に把握するか。個人的には永遠の課題になりそう。
それとカットする際のポイントとして、カット時にフィルム自体には無駄な力は加えてはいけません。どういうことかというと、例えば1回で切り落とそうとして強めにカッターを引くと切り口に力が加わってフィルムが曲がってしまう(=貼った時に端が浮く)ということです。カッターで切る場合は軽い力で何回もなぞる感じのほうがより出来が良くなるはずです。
またハサミで切る場合は構造(上と下の刃で挟む)上、フィルムが曲がってしまい易い気もしたのですが、切れ味の良いハサミを使えばそこまで気にする必要は無さそうです。今回カットしたフィルムも、ハサミでカットした四隅は浮いてはいませんでしたから。 ちなみに私が使ったのはこのハサミです。とても良く切れるので、普段使いでもオススメ。
プラス
売り上げランキング : 663
|
最後に
初めての自作画面保護フィルムは見事に失敗となりました。まあでも無いよりマシということで、また時間のあるときに作り直すまでは今回作ったものを使うことにします・・・が、ふと「YotaPhone2が正式に販売されている国のAmazonなら売ってるのでは・・・?」と思って探してみたところ、Amazon.ukで見つけてしまいました。
表裏2画面分がセットで£2.99。日本にも発送可能で、送料込みでも£4.97(2014年12月31日時点で約924円)。日本で普通にフィルム買うのと大して変わらんやん・・・。
ということでYotaPhone2に関しては既成品のフィルムに頼ることにしました。まあまた今後海外から変わった端末を仕入れた際にでも画面保護フィルムの自作には再チャレンジしたいと思います。
では。