いつも大変お世話になっております、そうすけ(@sosuke14jp)です。
こちらのサイトを参考に、Xperia™Z1 compactのブートローダーアンロック、カスタムリカバリの導入及びrootの取得を行ないました。そこで今回から2回に分けて、その手順を書き残しておきたいと思います。
Xperia z1 compactのルート化|明日とロボット
1回目となる今回は、Xperia™Z1 compactのブートローダーのアンロック方法についてまとめます。ちなみに今回紹介する手順はOSがWindows7のパソコンを使って行なっています。
なおこの記事はブートローダーのアンロックやrootの取得を推奨するものではございません。これから書く作業を行なうことにより、最悪の場合、端末が動作しなくなるなどの問題が起こる可能性もございますが、その際も当方では責任を負いません。全て自己責任にて作業していただきますよう、お願いします。
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ブートローダーをアンロックするために必要な準備
Xperia端末でブートローダーのアンロックを行なうためには、まず事前に次の3つを準備する必要があります。
- ブートローダーアンロック用のキー(パスコード)入手
- パソコンへのドライバーのインストール
- adb環境の構築
3つ目のadb環境の構築に関しては、以前まとめたAndroid SDKでのadb環境の構築方法を参照ください。なおブートローダーをアンロックする際に端末が初期化されます(写真やアプリも含めたデータが全て消えます)ので、必要なデータはパソコンにコピーしておくなど、必ずバックアップを取るようにしてください。
ブートローダーアンロック用のキー(パスコード)を入手する
まず端末のブートローダーアンロックが許可されているかどうかを確認します。端末の通話発信から「*#*#7378423#*#*」と入力します。
前の写真と様子が違います(後から撮り直した)が気にせず進んでいきましょう。「Service info」をタップします。
続いて「Configuration」をタップします。
「Rooting Status」という項目が「Yes」となっていればブートローダーをアンロックすることは可能です。
次にIMEI(端末識別番号)を確認します。端末の通話発信を開き、「*#06#」と入力します。
するとIMEI(端末識別番号)が表示されますので、これをメモしておきましょう。
次にSONY端末のブートローダーアンロック用のキー(パスコード)発行ページを開きます。
下のほうに進んでいくと「Start unlocking the boot loader」とありますので、そこをクリックします。
次の画面で説明が表示されますが、これも下のほうに進んでいきます。
「Continue」とありますので、クリックします。
「本当にこのまま継続しても大丈夫ですか?」と出ますが、キー(パスコード)を入手したければ「Yes, I’m sure.」をクリックしましょう。
「ブートローダーをアンロックするとSONYの製品保証対象外になります」と注意書きがありますのできちんと内容を確認の上、チェックを入れ、「I accept」をクリックします。
キー(パスコード)の発行に必要となる情報(名前、IMEI、Emailアドレス)を入力します。IMEIには先ほどメモした番号を入力します。
「Submit」をクリックすると、入力したEmailアドレスへブートローダーアンロック用のキー(パスコード)が送信されます。
届いたメールの「Your unlock boot loader key is:」の次に書かれているコードが、アンロック時に必要となるキーです。
パソコンへドライバーをインストールする
xdadevelopersにアクセスします。
下のほうに下がっていくとDownloadsという項目の下に「FlashTool Xperia Drivers Pack v〜(バージョン番号)」というリンクがありますので、それをクリックしてインストーラーをダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラーを実行します。
インストールするコンポーネントを選択する画面では「Fastboot Drivers」と・・・
「Xperia Z1 Compact drivers」にチェックを入れ、「Install」をクリックします。
インストールウィザードが起動しますので、進めていきます。
ドライバーのインストールが始まり・・・
インストールが終わったら「完了」をクリックします。
次に端末とパソコンをUSBケーブルで接続します。
ボリュームアップボタンを押しながら、端末の電源をOFFにします。すると端末がFASTBOOTモードで再起動し、ドライバーのインストールが始まります。通知ランプが青色になっていばOKです。
ドライバーのインストールが完了すると、パソコン側では「Sony ADB Interfaceを使用する準備ができました」と表示されるはずです。あとはUSBケーブルを外して、端末の電源をONにすれば準備は完了です。
ブートローダーをアンロックする
いよいよブートローダーをアンロックしていきます。
端末の「設定」→「機器情報」と進み、その一番下にある「ビルド番号」を7回タップします。
すると設定画面に「開発者向けオプション」という項目が表示されるので、これをタップします。
「USBデバッグ」という項目がありますので、ここにチェックを入れておきます。その後は端末の電源をOFFにします。
次に端末のボリュームダウンボタンを押しながら、端末とパソコンをUSBケーブルで接続します。すると端末がFASTBOOTモードで起動します。
adb環境の構築で作成したフォルダの中の「platform-tools」というフォルダを開き、フォルダの空きスペースをshiftキーを押しながら右クリックします。表示されたメニューの中に「コマンドウィンドウをここで開く」という項目がありますので、それをクリックしましょう。
コマンドプロンプトが立ち上がりますので、まずは「fastboot.exe -i 0x0fce getvar version」と入力しましょう。
このように「version: 0.5」と返ってくればOKです。
ようやくブートローダーのアンロックを行ないます。「fastboot.exe -i 0x0fce oem unlock 0x”キー番号”」と入力しましょう。”キー番号”の部分には、先ほど取得したコードを入力します。
これでブートローダーのアンロックが完了しました。
そうすけは思った
ブートローダーのアンロックはNexus5などでも行なったことがありますが、Nexus以外の端末で行おうとすると結構手順が面倒なんだなと初めて知りました。そう考えると、やっぱりNexus端末は魅力的ですね。Xperia™Z1 compactのGoogle Editionとか出てくれれば、買い足す可能性大です。
次回はカスタムリカバリの導入とroot取得についてもまとめていきたいと思います。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。
Sony
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