1月24日(土)に東京のIIJmio本社で行なわれた IIJmio meeting 6 に参加してきました。当日は3つのセッションとフリートーク(と言う名の質問タイム)という構成でしたが、どれも非常に興味深い内容でした。
で今回はフリートーク中に飛び出した質問と回答の内容やら、各セッションで使われた資料やらをまとめておきます。
記事の目次
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フリートーク
フリートークという名の質問タイムでした。当日各セッションで登壇したスピーカーを回答者として、事前にTwitter上で募集された質問を数件取り扱い、引き続き来場者からの質問タイムという流れに。当初の予定時間は1時間だったのですが、結果的には1時間30分を超えてしまうほどたくさんの質問が飛び交っていました。
ここでは私が特に興味を抱いた質問を抜粋して載せておきます。
◎2015年1月13日に実施された設備増強は法令改正の事前準備ですか?
→法令改正とは関係ありませんし、新プランの準備でもありません。純粋な設備の増強です(IIJ担当者)
◎3G/LTEのトラフィック比率はどのくらいですか?3Gのトラフィックは減少傾向にあるのでしょうか?
→3Gは客単位で行くと減少傾向にあります。またLTEは非常に増えてきています(IIJ担当者)
◎現状ではMNOの経営状況等に関係なく、請求があればMVNOに貸し出さなければならない理解していますが、MNOにも利益が出る制度になっているのでしょうか?
→無理なことは言っていない認識です。原価に適正な利潤を加えた額になっています(総務省担当者)
◎AppleSIMのように接続するキャリアを選べるサービスの提供は今後あり得ますか?
→現状では出来ませんし、提供できる目処もありません。SIMカードの発行をアンバンドルしてもらえるか?といった他にも課題は多いです(IIJ担当者)
◎アンバンドルによって、MVNO独自の外観のSIMの発行も可能になりますか?
→アンバンドルが出来れば可能ですが、ハードルは決して低くありません。SIMカード発行機能のアンバンドルについては、MNOは相当警戒しています(総務省担当者)
◎最近MVNO事業に参入したDMMのプランはIIJmioのプランに似ている気がしますが、IIJmioを設備を利用しているのでしょうか?またもしその通りの場合、IIJmioの設備を利用してサービスを開始するのは比較的簡単なのでしょうか?
→DMMはIIJmioの設備を利用しています。NTTドコモに比べるとハードルは低いと思います。なおIIJmioの設備を使っている・使っていないということをIIJmioから公開することはありません(IIJ担当者)
◎海外から入手した技術基準適合証明を受けていないは現在日本国内では使用できませんが、例えばFCCの認可が下りている端末などであれば今後国内で使っても良いようにならないでしょうか?
→電波法の改正に併せて使えるようにするという動きはありますが、具体的にはまだ検討中です。(総務省担当者)
各セッションで使用された資料
当日各セッションで使用された資料はてくろぐ(IIJのエンジニアによる公式blog)にアップされていました。が、念のためここにも貼っておきます。
IIJmio updates
みおふぉん教室:SIMフリースマホの選び方
加速するMVNO政策
IIJmioの通信品質について
今回のイベントの参加レポート
私が書いたイベントレポートも併せて載せておきます。よろしければ併せてどうぞ。
(関連記事)IIJmio meeting 6 参加レポート①。初めてのSIMフリースマホ選びのコツなどをIIJmioの中の人が教えてくれる良イベントでした
(関連記事)IIJmio meeting 6 参加レポート②。MVNO政策の今後について総務省の担当者から詳しく話を聴いてきました
(関連記事)IIJmio meeting 6 参加レポート③。安定した通信品質を維持するための日々の取り組みについて、IIJmioの中の人が語ってくれました
最後に
以上、IIJmio meeting 6 の参加レポートでした。
参加募集枠に制限(東京:250名/大阪:50名)こそありましたが、それでも日を変えて2会場での開催、参加費も無料、聴ける話も濃いものばかりと参加しての満足感は非常に高いイベントでした。今後MVNOの普及が更に進んでいけば、より多くの地域での開催も期待できるかもしれませんね。
次回(IIJmio meeting 7)は4月頃に開催予定とのことです。日程等の詳細は決まり次第、てくろぐやTwitter(@IIJ_doumae、@iijmio)にて案内されるそうなので、気になる方はいずれかをぜひチェックしておくとよいでしょう。
では。
IIJ 2014-03-29
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