1月24日(土)に東京のIIJmio本社で行なわれた IIJmio meeting 6 に参加してきました。当日は約3時間半(休憩含む)という短い時間の中で非常に濃ゆーい話をたくさん聴くことが出来ました。
そんな IIJmio meeting 6 で聴いた話を、私の印象に残った部分を中心にまとめます・・・今回から全4回で(とても1記事じゃまとめられません)。1回目となる今回は会場内の様子、初心者セッションで聴いた”初めてのSIMフリースマホ選びのコツ”などについてです。
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会場の雰囲気とか展示とか
今回の IIJmio meeting 6 の会場は、東京にある IIJmio 本社の13階にある会議室。参加募集枠は250名ということで会議室もかなり広めだったのですが、イベント開始直前にはこの部屋が参加者でびっしり埋まっていました。ノートパソコン、タブレット&キーボード、スマホなどを駆使してメモを残している人もたくさんいました。
各席に用意されていたもの。イベントの案内、IIJ特製のお水、チロルチョコ、Ascend Mate7がデザインされた手帳。名札は手書きです。
チロルチョコは3種類あった(あともう1つはSIMカードがデザインされたもの)のですが、入手できませんでした。
会場の端にはIIJmioが携わった書籍が展示されていました。IIJmioプリペイドSIMが付録として付いていたSIM PERFECT BOOKもありました。
またIIJmioに関連するチラシ、パンプレットなどは自由に持って帰ることが出来ました。
さらにSIMフリースマートフォンの展示、手持ちの端末でIIJmioのSIMのお試しできるコーナーなども併設されていました。
その他飲み物とお菓子のコーナーも。テーブルに置いてあるお水とチロルチョコで足りない方はコチラから各自自由にここから持って行くことが出来ます。
当日のプログラム
こちらが当日のプログラム。初心者向けみおふぉん教室、総務省のMVNO政策、IIJmioの通信品質と、だんだん濃ゆい内容になっていきます。
初心者セッション
最初は初心者セッション。ここではIIJmioの中の人から前回のIIJmioミーティング5以降のIIJmioの動向、そしてMVNO初心者に向けたSIMフリースマホの選び方、という2本立てで話がありました。
IIJmioミーティング5以降のIIJmioの動向
まずはじめに前回のIIJmioミーティング5以降のIIJmioの動向について。ここでは個人的に興味を持った内容をさらっと紹介します。
以前このブログでも紹介したクーポンカードがローソンで取り扱われたのは2014年11月25日からだったようです。結構最近なんですね。
あと便利だな、と思ったのがみおぽんアプリの2つの新機能。
1つ目がみおぽんアプリからのAPN構成プロファイルのインストール機能(iOS限定)。
Android端末と異なり、iOS端末はAPN設定が面倒くさいです。これまではIIJmioのホームページからAPN構成プロファイルをダウンロードして、iOS端末内にコピーして、適用という手順が必要でした。しかしみおぽんのバージョンアップで、みおぽんアプリさえインストールされていればアプリから簡単にAPN構成プロファイルがインストール出来るようになったとのこと。Wi-fi環境さえあれば設定が超簡単に。
そして2つ目がプレゼンテーションモード。
これ何かというと、クーポン残高のスクリーンショットを撮影してSNSなどにアップする方のために、電話番号などの他人に見せてはイケない部分にぼかしを入れることが出来る機能なんです。クーポン残量のスクリーンショットを電話番号などを伏せずにSNSへアップしている人がいることに気が付いたIIJmioの中の方が機能として追加したらしいです。まさに見せびらかしたい人のための機能です(笑)
みおふぉん教室:SIMフリースマホの選び方
続いては初心者に向けたSIMフリースマホの選び方について。
IIJmioで提供しているのはあくまでSIMカード(通信サービス)のみで、端末自体は自分で別途準備しなければなりません。ということで、どんな点を意識して端末を選べばよいのか、といった内容のお話です。
はじめにポイントとして挙げられていたのが端末のサイズ、重量、外観。これらの情報は製品のホームページにある仕様を見れば詳しく載っているので、漏れ無く確認しておきましょうということでした。
また使用する上で一番重要になってくる性能に関しても、CPUの仕様の読み解き方といった感じで初心者にも分かり易い内容で説明されていました。
ここの内容をざっくりまとめると以下のとおりです。
- 端末の基本性能はCPUのコア数、動作クロック、メモリ(RAM)の3つを見ればざっくり掴める
- コア数とは計算ユニットの数。基本的には数が多いほど高性能。
- 動作クロックとは計算速度。基本的には数値が大きいほど高性能。
- コア数と動作クロックを掛け算すると、それがおおざっぱな性能になる
- メモリ(RAM)は同時に動かせるアプリの数に関係してくる。数値が大きくなるほど多くのアプリを同時に動かせる
この後、最近見かけるSIMフリースマホの性能を並べて紹介することで、初心者でも感覚的に性能の良し悪し(最近の相場)が掴めるような説明になっていました。
なおここで “2コア・動作クロック1GHz台・メモリ512GB” の端末に対して書かれていた「むしろ工夫を楽しめ!」のコメントには思わず笑ってしまいました(笑)そういう楽しみ方も嫌いじゃないです(笑)
また端末選びでもうひとつ重要なポイントとなる電波の種類についての説明も。初心者からすると一番の壁になりそうなポイントですが、ここでは「IIJmio(NTTドコモ)で使う場合にはLTEとW-CDMAだけ見ておけばOK」という非常にシンプルな説明になっていました。
あとはNTTドコモが使用している電波の周波数帯の紹介。
更にはNTTドコモのLTEエリア展開の方針についても。
対応電波が少ない端末を使っていると起こる可能性のある問題なども分かりやすく噛み砕いて説明されていました。
また高尾山近辺でW-CDMAは出ていないのにLTEが出ているエリアがある(=パケット通信は出来るが音声通話は不可能?)なんていうちょっとしたネタ話も。
併せて2015年5月以降に発売されるスマホに義務として課せられるSIMロック解除についても簡単に触れられていました。
(通信方式や周波数といった)電波の種類について詳しく知らない普通の人が、SIMロック解除によって「どの端末でも、好きなキャリアで何の問題もなく使えるようになる」と勘違いして問題になることが懸案事項と言っていましたが、確かにこの辺りは上手にアナウンスしないと勘違いしてしまう人がたくさん出てきそうですね。
また一番最後には IIJmio の中の方々による相談会も行なわれました。
最後に
序盤の内容は初心者向けセッションということでしたが、初心者が聴いてもとても分かり易いであろう丁寧な説明になっていました。こういうイベントだと基本的に初心者の方が足を踏み入れるのには抵抗を持ちそうな気がしますが、むしろ興味がある初心者の方にこそ積極的に参加をおすすめしたい内容だったと思います。
次回は「加速するMVNO政策」と題した総務省・富岡氏によるトークセッションの内容をまとめたいと思います。
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エムオン・エンタテインメント 2014-12-12
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