Ascend Mate7に搭載されているネットワーク通信管理機能は、通常だとroot取得が要件として求められることが多いような設定を行なうことが出来て素晴らしいです。使い方を知っていると無駄にアプリを入れる必要のなくなるので、Ascend Mate7のネットワーク通信管理機能でできることを紹介することにします。
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ネットワーク通信管理機能でできること
Ascend Mate7に初期搭載されているネットワーク通信管理機能でできることは大きくふたつあります。
アプリごとにデータ通信の認否を設定
ひとつめはデータ通信の認否を各アプリごと個別に設定できるというもの。対象となるのは自分でインストールしたアプリに限られます(プリインストールアプリは対象外)が、こういう設定は通常だとFirewall系のアプリをインストールして行なう必要があります。Firewall系のアプリは比較的root取得を使用条件としているものが多いので、メーカー公認の機能として初期搭載されている点は良いと思います。
設定方法も至って簡単。 設定>(アプリのカテゴリー内の)ネットワーク通信を行うアプリ をタップします。
すると自分でインストールしたアプリの一覧と、その右横にモバイルデータ、Wi-fiと書かれたチェック欄が表示されます。このチェック欄をタップで変更することによって、データ通信の認否を設定します。
例えばスピードテストアプリの定番といえる Speedtest のチェックをモバイルデータ、Wi-fiともに外してみます。
この状態でアプリを起動すると制限の解除を問うメッセージが表示されます。
これをキャンセルする(解除しない)とネットワークに接続できないというわけです。
バッググラウンドモバイルデータ通信の制限
ふたつめはバッググラウンドで行なわれるモバイルデータ通信を制限すること。気が付かないうちにデータ通信が行なわれていてデータ通信料を消費していた・・・なんてことを未然に防ぐことが可能です。
先ほどのアプリ一覧を開いた状態で画面下にある 設定 をタップします。
するとバックグラウンドで行なわれるモバイルデータ通信を制限するか、というメッセージが出てきますので、これにチェックを付けます。
あとは確認のメッセージが表示されるので OK をタップすれば制限の設定は完了です。
バックグラウンドのモバイルデータ通信を制限している間は通知バーにメッセージが表示されます。
このバッググラウンドのデータ通信制限について注意したいのは、制限されるのはあくまでもモバイルデータ通信だけである(Wi-fiは制限されない)ということ。使用から考えると不正なデータ通信の防止という目的ではなく、不要なデータ通信の防止といったところになります。
なお上記で説明した手順はインストールされている全てのアプリに対して一括で制限を行なうものですが、この機能も各アプリごとに個別に設定することが可能です。
先ほどのアプリ一覧で、今後はアプリ名のほうをタップします。
するとタップしたアプリのデータ通信状況を確認できる画面になり、その画面の下の方にあるバックグラウンドモバイルデータ制限という項目にチェックを入れればOKです。
またこの機能についてはシステムアプリ(プリインストールアプリ)にも個別に設定することが可能です。
同様に先ほどのアプリ一覧を開き、リストの一番下にある システムアプリ をタップします。
するとシステムアプリの一覧が表示されますので、バッググラウンドのモバイルデータ通信を制限したいアプリをタップします。
あとは先ほど同様、下の方にある バックグラウンドモバイルデータ制限 の項目にチェックを入れればOKです。
最後に
通常であればrootの取得を必要とするような便利な機能も初期搭載されているという点はまさにAscend Mate7の素晴らしい点だと思います。一般的な他のAndroid端末と比べて独自の細かい機能が搭載されている、ということをきちんと認識して使用することが出来れば、実使用においてスペック的にも文句のないAscend Mate7は痒いところに手が届くとても使い易いスマホと言えるでしょう。
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