Galaxy Z Fold2 5Gに「Aramid Standing Cover(アラミドスタンディングカバー)」を購入。装着して10日ほど使ってみた感想をレビューします。
記事の目次
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メリットとデメリット
Aramid Standing Cover(型番:EF-XF916S)を使って感じた評価を、よいところと悪いところにわけて、それぞれポイントごとにまとめておきます。
「Aramid Standing Cover」のメリット
- カバー自体がとても軽くて薄い
- キックスタンド付きでコンテンツ視聴が捗る
- カメラのレンズを保護できる
- ワイヤレス充電(急速充電含む)が利用できる
このAramid Standing Coverの最大の魅力は「軽さ」「薄さ」と「キックスタンド機能付き」を両立していること。
アラミド素材を用いることで、カバー自体の強度を保ちつつ、とても軽く薄くつくられています。Galaxy Z Fold2 5G本体の重量は(カタログ値で)282g。Aramid Stainding Coverの重量は(実測値で)15g。“キックスタンド付きの7.6インチタブレット”を約300gで持ち歩くことが可能です。
キックスタンドを使うことで、置いた状態でも快適に動画視聴を楽しめます。キックスタンド部の出っ張りは片手持ちする際に指を“あてる”(“かける”ほどの高さはない)ことにも役立ち、わずかですが持ちやすさも高めてくれます。
メインカメラ周囲にも高さ(厚さ)が設けられており、Aramid Standing Coverを装着すれば、カメラレンズはしっかり保護できます。
メーカー純正アクセサリーのため、カバーを着けたままで問題なくワイヤレス充電が利用できる点も○(まる)です。
「Aramid Standing Cover」のデメリット
- 価格が高い
- 保護性能は最小限レベル
- 置いたまま操作には一部不向き
購入検討における最大のネックは価格の高さ。日本国内での販売価格は(2020年12月23日現在で)税込7,200円前後〜。スマートフォン用カバーとしてはかなり高価な部類に入ります。
また装着時に保護できるゾーンが2つ折りの本体の背面、かつ右半分のみと限られている点もマイナスです。“一般的なスマホケース”よりは外れやすいデザイン設計なので、保護性能も最小限(日常での擦れから守る程度)と割り切って使う必要があります。落下など強い衝撃を加えると外れてしまうのでは?という印象を受けます。
メインカメラ周囲の高さとキックスタンド部の高さが合っていないことにも惜しさを感じます。Galaxy Z Fold2 5Gを折りたたんだ状態で置くと接地するのはキックスタンド部のみ。折りたたんだ状態での置いたまま操作だと安定に欠けます。
製品を写真で紹介
ここからは製品のデザインや機能面を詳しく紹介していきます。
外観(カバー単体)
カバー単体は実測15gの軽量設計。キックスタンド部を除き、内側に裏地はありません。ほとんどアラミド素材の板1枚で設計されたシンプルなデザインです。
カバーが覆いかぶさるのはGalaxy Z Fold2 5Gの背面の右半分。ヒンジ側を除く3つの側面(上/右/下)に引っ掛けて装着するため、、4つの側面を使って装着できる“一般的なスマホケース”よりは外れやすそうな設計です。
外観(装着時)
Aramid Standing Coverは“黒色”。日本国内で販売されているGalaxy Z Fold2 5G(※通常版)の本体カラーは“銅色”のMystic Bronze(ミスティックブロンズ)であり、同系色ではありません。しかし装着してみると側面を除き、色合いは悪くありません。
なお着けてみると、装着感は意外としっかりしています。
側面はマイクや外部入出力端子(USB Type-C端子)、ヒンジ、物理ボタンを避けた設計。Galaxy Z Fold2 5Gの“銅色”がはっきり見えてしまい、この角度だと見栄えはよくありません。
メインカメラ(アウトカメラ)の周囲には(レンズ面から)1〜2mmの高さが設けられており、Aramid Standing Coverを装着することでカメラレンズはしっかり保護できます。
カバー外側には出っ張りが2箇所(カメラレンズ部/キックスタンド部)。高さは統一されておらず、キックスタンド部がやや大きく飛び出ています。このせいでGalaxy Z Fold2 5Gを折りたたんで状態で置いたまま操作しようとすると安定が悪いです。
キックスタンド機能
カバーに装着されたキックスタンドは「起こす」「たたむ」の2段階でのみ固定されます。起こした状態のキックスタンドの角度はおおよそ90度です。
キックスタンドにかかれた「SAMSUNG」のメーカーロゴが正しい向きになる立て方をするとしっかり安定します。
やや不安定になりますが、「SAMSUNG」の文字が上下逆さまになる向きでも、一応自立させることは可能です。ただしこの向きは説明書には非推奨(バツ印)と説明されています。
このほかGalaxy Z Fold2 5Gのメインディスプレイの折り目が垂直になる向きでも、自立させるは可能です。ただしこの向きは(ほかの向きに比べて)スタンドへの負荷がより高く、破損の可能性が高まります。この向きでの実用は特段にオススメできません。
オススメの向き(SAMSUNGロゴが上下正しい向き)のみで使う場合、キックスタンドでつけられる角度は1種類のみとなります。
やや不安定になるが自立させられる向き(SAMSUNGロゴが上下逆さまになる向き)も含めて使う場合は、キックスタンドでつけられる角度はおおよそ3種類(折りたたみ時はどちら向きでも大差ないため)です。
SAMSUNGロゴを上下正しい向きにし、Galaxy Z Fold2 5Gを展開して自立させる場合。画面の角度は机において“普通に使うラップトップPCの角度”と大差なく、パソコンで作業をしつつ動画を“ながら視聴”する用途などにピッタリです。
SAMSUNGログが上下正しくなる向きで自立させる場合に唯一残念なのは、電源ボタン(指紋センサー)や音量ボタンが底にきてしまうこと。消灯した画面を再びつけたり、音量のボリューム調整をしたかったり、という場面では端末本体を持ち上げての操作が必要です。
(画面へのダブルタップで画面点灯、タッチ操作でロック解除は可能ですが、やりづらいです)
そのほか、キックスタンド部には自立させる以外に(若干の)片手持ちを助ける効果も感じています。通常では真っ平らな背面に凹凸ができることで、指を“あてる”場所に使うことが可能です(しっかり“かける”ほどの高さはありません)。
ワイヤレス充電機能との相性
メーカー純正アクセサリーということもあり、Aramid Standing Coverを装着した状態でも問題なく、Galaxy Z Fold2 5Gでワイヤレス充電をおこなうことが可能です。
最大15W出力に対応するSamsung純正の無線充電器「Wireless Charger Stand(型番:EP-N5200)」で試したところ、急速ワイヤレス充電も利用できています。
なお説明書にはワイヤレスパワーシェア機能を使用する場合はカバーを外すことを推奨と書かれています。
まとめ
あらためて最後に、Aramid Standing Cover(型番:EF-XF916S)を使っていて感じるよいところ・悪いところをまとめておきます。
- カバー自体がとても軽くて薄い
- キックスタンド付きでコンテンツ視聴が捗る
- カメラのレンズを保護できる
- ワイヤレス充電(急速充電含む)が利用できる
- 価格が高い
- 保護性能は最小限レベル
- 置いたまま操作には一部不向き
おすすめの購入先
購入先は在庫があればAmazon.co.jpを一番オススメします。2020年12月23日(水)16時40分の時点では税込7,186円(消費税込み。配送料無料(一部除く))で販売中。他の量販店などより安価です。
ちなみにぼく自身はAmazon.com(Amazonの米国向けサイト)を利用して個人輸入しました。配送料が割増しになる“お急ぎ便”を利用したものの、入手費用(総額)は国内Amazon利用時よりもさらに安く抑えることができました。
米Amazonで手配したGalaxy Z Fold2 5Gの純正カバーきた。お急ぎ便使っても7000円以下で買えたし、よい買い物になった。ありがとうAmazon。ありがとうDHL。ありがとう佐川急便。 https://t.co/burEa3OHKv pic.twitter.com/BMPPzcGYrO
— まきはら とよかず(Toyokazu Makihara) (@mkhr141jp) December 12, 2020
“お急ぎ便”を利用しなければ6,000円前後で入手できる場合もあるので、入手費用の安さを最優先する場合には、米Amazonを利用した個人輸入もオススメです。
なお通常“日本向けのSamsung製品”には「Galaxy」ロゴがデザインされていますが、このAramid Standing Coverに限っては日本向け・海外向けを問わず「Samsung」ロゴがデザインされています。