Panasonic の LUMIX DMC-CM1 の中身(OSや設定項目)は Nexus シリーズのような素の Android に非常に近いと感じるほど無駄なものが入っていません。そんな中で CM1 独自と思われる設定項目が2つありましたので、今回はそのうちのひとつ”高速起動”についてご紹介します。
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高速起動とは
CM1に搭載されている高速起動機能とは、端末の電源をOFFにしてから24時間以内であれば、再度電源をONにした際の起動時間を大幅に短くしてくれるというものです。ただし電源OFFから24時間以内は電源OFFの状態でも端末に微小の電流を流し続けますので、その間は僅かにですがバッテリーを消費します。
この機能自体はON/OFFを設定することが可能で、初期状態はOFFになっています。
高速起動の設定方法
高速起動の設定は 設定>電源 から触ることができます。
ここで高速起動の項目にチェックをすれば設定が可能です。
起動時間の違い
どれくらい起動時間が変わるのか、ということで動画を用意してみました。まずは通常起動の場合。
続いて高速起動の場合。
比較してみると差は歴然ですよね。通常起動の場合は起動に約30秒ほどかかっていますが、高速起動の場合は1秒足らずで起動します。本当に電源切れてるのかって話です。
ちなみにこの高速起動設定ですが、起動時にすぐカメラを起動する、という設定も可能です。
高速起動+カメラで起動を設定して起動してみた様子がこちら。
CM1 は本体右側に付いているカメラ起動用のスライドスイッチを触ればロックを解除せずともカメラを起動できます。しかし電源OFFの状態からカメラを起動しようとすると通常なら”電源ボタンを入れる”と”カメラを起動する”という2アクションが必要です。しかし高速起動と合わせてカメラで起動するように設定しておけば、これが1アクションで行なえます。
最後に
今回書いた高速起動はCM1をよりデジカメ”ライク”にしてくれる機能だと思います。Panasonicの開発者の方いわく「CM1はスマホではなくカメラ」とのことなので、デジカメ”ライク”と言うのも少しおかしい話ですが。要するに高速起動をONにすることで”使わない時は電源OFFでバッテリーの消費を節約。そして使うときにはさっと起動できる”という従来のデジカメ同様の使い方も出来るということです。
CM1入手後は日常でもメイン機として使用していますが、正直バッテリーの持ちは他の端末と比較すると良いとは言えません。日常使い+カメラで写真をパシャパシャと撮っていると、まあガンガンとバッテリーを消費していきます。なのでこういった使う人のスタイルに合わせた設定が出来るという点は非常に良いな、と感じました。
今はとある事情でCM1が手元にないため確認出来ていませんが、高速起動スタンバイ時(電源OFF後24時間以内)のバッテリー消費状態についても後日確認して報告したいと思います。
ちなみに私、Panasonic製のスマートフォンを触るのはこのCM1が初めてのなのですが、昔国内で販売されていたLUMIX Phoneにも同様の機能って搭載されていたんでしょうかね。もしご存じの方がいれば、ぜひご連絡ください。
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