先日より購入予約を行なっていた Apple iPhone 7 Plus がようやく手元に届き、使い始めています。
新たにiPhoneを購入した時には初期設定やアプリのリストアといった作業ももちろん行ないますが、個人的にそれと併せて必ずやることのひとつがアンテナピクト(電波強度表示)の表示方法変更。
iPhoneをはじめとするiOS機では5つ並んだ丸で電波強度を表示するのがデフォルト。
ただ個人的にはこの表示方法はあまり好みではありません。私自身については、わかりやすい・わかりにくいが理由ではなく、あくまで見た目の好みの問題なんですけれどもね……。
そんなわけで、この記事ではiPhoneのアンテナピクト(電波強度表示)を数値に変更する方法をまとめておきます。
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表示の変更方法
アンテナピクト→数値表示に変更
アンテナピクトから数値での表示に変えるには、iOSに組み込まれているフィールドテストの機能を利用します。
まずはこのフィールドテストの画面を呼び出すため、音声通話のダイヤル画面を開き【*3001#12345#*】と入力。そして発信ボタンをタップ。
すると音声通話は発信されず、画面が「Field Test」と書かれたものへ切り替わります。ここで左上のアンテナピクトを確認すると、すでに数値(dB。デシベル)に変わっていることがわかりますね。
この状態で(iPhone 7 Plusで あれば)端末の右側面に配置された電源ボタンを長押し。
すると通常通り、電源オフの確認画面が表示されます。ここで電源ボタンから指を離します。
そして次にホームボタンを長押し。
押し続けると、フィールドテストの画面からホーム画面へと切り替わります。
そして画面左上を確認してみると……
アンテナピクトが数値で表示されています。これで変更できました。
数値表示→アンテナピクトに変更
数字表示に変更した状態から、元のアンテナピクト(◯表示)に戻したい場合も大きな流れは変わりません。
- ダイヤル画面で【*3001#12345#*】と入力
- 発信ボタンをタップしてフィールドテスト画面を表示
- 電源オフの確認画面に変わるまで電源ボタンを長押し
- 電源オフの確認画面が表示されたら、ホームボタンを1回押す
アンテナピクト→数値表示に変更する手順との違いは最後のホームボタンの押し方。長押しではなく、”短く1回押す”点がポイントです。
ホームボタンを押すとフィールドテストの画面からホーム画面へと戻り、アンテナピクトもデフォルトの状態に戻っているはずです。
参考:電波強度の見方
電波強度の見方についても簡単に整理しておくと、数値(デシベル)で表示した際は基本的に値がマイナスのものになります。
そして強度自体は「マイナスも含めた数値が大きいほど強度が強い(電波をしっかりと掴んでいる)」ことを示します。絶対値ではない点に注意が必要ですね。「-100」よりも「-80」のほうが、よりしっかりと電波を掴んでいるという理解になります。
またこの手順を整理する中で、iOSのアンテナピクト(◯表示)が示すおおよその電波強度値を説明するツイートも見つけました。
こちらは私自身が確認したものではないのであくまで参考といった形になりますが、とてもわかりやすく感じたので、併せて紹介させていただきます。
各社の電波強度とアンテナピクトの図解。各社のアンテナ表示の本数の基準は違うので比較にはならない。比較は「RBB SPEED TEST」等の通信速度計測アプリで。(画像の数値は現在変わっている可能性アリ) pic.twitter.com/lDx7jbMR
— iPhoneの小技&裏技【iOS 7】 (@iPhoneWaza) 2016年9月24日
最後に
今回はiOS10を搭載した機種で試していますが、この機能自体はかなり以前のOSをバージョンから利用が可能。
より細かく電波強度を確認したい(あるいは私のように数値表示のほうが見た目が好み)といった方は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。