イギリスのガジェットショップ Clove にて、SONY Mobile Communications(以下、SONY)が先日発表した同社Xperia Xシリーズの次期フラッグシップモデル Xperia XZ の購入予約受付が始まっています。
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2016年9月4日(日)時点における価格設定は、VAT(付加価値税)抜きの予定本体価格がGBP457.50(約62,400円)。本体カラーは3色(Mineral Black/Platinum/Forest Blue)から選択が可能です。
日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税、クレジットカードでの代金決済時に発生する為替返還手数料などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積もり額は約69,700円ほどとなります。
Xperia XZは現在ドイツ・ベルリンで開催中のイベントIFA2016においてSONYが発表したハイエンドスマートフォン。
今年に入り日本を含むグローバル向けに発売されている Xperia X(あるいは Xperia X Performance)よりも一回り大きい5.2インチのディスプレイを搭載。筐体素材は引き続きアルミ製ですが、より輝度の高い素材を使用、かつヘアライン加工などは施しておらず、印象は大きく異なるとのこと。
また最大の進化点といえるのはメインカメラで、Xperia Xシリーズ同様に2300万画素の有効画素数や先読みAF機能は踏襲しつつ、新たにXperiaシリーズ初となる赤外線レーザーでのレーザーAFをサポート。ここにRGBC-IRセンサーを用いた色再現技術を合わせた”トリプルイメージセンシング技術”を搭載することで、暗所でのフォーカス精度や撮影環境を問わない色再現を実現しています。
またこれまでのXperiaシリーズ同様、右側面に配置された電源キーには指紋認証センサーを内蔵。IP65/68相当の防塵防水使用も有するとともに、外部入出力端子にはこちらもXperiaシリーズ初となるUSB Type-Cコネクタが採用されています。
現時点ではCloveの商品ページに上にモデル番号など、具体的にモデルを識別できる情報は見つけることができません。ただし仕様情報を確認してみるとROM(内蔵ストレージ)容量は32GBと書かれており、現時点で取扱い予定を見られるモデルがSingle SIMスロット搭載のF8331である可能性が考えられます。
参考までに、SONY Developer Worldにて公開されているホワイトペーパー(F8331/F8332)で確認できる主な仕様情報は次のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ:146.0 mm 横幅:72.0 mm 厚さ:8.1 mm |
重量 | 161 g |
OS | Android 6.0.1 (開発コード名:Marshmallow) |
SoC | Qualcomm Snapdragon 820 Quad-Core (2.2GHz Dual + 1.6GHz Dual) |
メモリ |
【F8331】 【F8332】 |
バッテリー | 2,900 mAh |
ディスプレイ | 5.2インチ フルHD(1920 x 1080) TFT液晶ディスプレイ |
カメラ | メイン:2,300万画素 サブ:1,300万画素 |
通信方式 |
【F8331・F8332】 Wi-fi:IEEE 802.11 a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz), MIMO |
その他 | SIMカード:【F8331】Nano SIM/【F8332】Nano SIM x 2 SDカード:対応(最大256GBまで) 防塵防水:IP65/68 |
対応周波数を確認すると、FDD-LTEのBand19(NTTドコモのプラチナバンド)やBand26(auのプラチナバンド)、あるいはUMTSのBand6/19(NTTドコモのFOMAプラスエリア)含む、日本国内での使用にもうれしい幅広さは魅力といえます。
日本国内においてもキャリアから発売されることが予想されますが、海外モデルを購入しても広いエリアで使うことができそうです。また現時点においては価格がそこまで高くない点も、魅力が感じられるポイントだと思います。
なおCloveでは、同機種の在庫入荷時期を現時点で「10月上旬予定」としています。
Source:Clove
追記:2016年9月15日
Cloveの商品ページに記載されている情報が更新されており、取扱い予定のモデルは「型番:F8331」のSingle SIMスロット搭載モデルとなっています。なおこのモデルではROM(内蔵ストレージ)容量も32GBと小さくなっている点には注意が必要かもしれません。