2ヶ月ほど前より海外向けのSIMフリースマホ Galaxy S7(SM-G930FD)を使用しています。
国内向けには発売されていないこのGalaxy S7ですが、アクセサリーメーカーのSpigen(シュピゲン)では同機種用にも全11種類のケースを販売中。ものは試しということで、実際に11種類全てを購入してみました。
そんな中から今回は、カード収納ポケットを持つハイブリッド構造のケース スリム・アーマーCS をレビューしていきます。
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外観デザインと素材・質感をチェック
改めて、今回レビューしていくのはSpigenのGalaxy S7専用ケース「スリム・アーマーCS」。
ケースカラーはGalaxy S7の本体カラー(Black Onyx)に合わせてガンメタルをチョイス。価格はAmazon.co.jpにて、3,690円ほどでした。
スリム・アーマーCSはポリカーボネート製のハードカバーとTPU製のソフトケースを組み合わせた2層構造のハイブリッドケース。
一般的なハイブリッドケースと異なるポイントとして、前述のカード用ポケットが設けられているということがあります。
これによりおサイフケータイ機能を搭載しない海外向けのSIMフリーモデルであっても、ICカードを入れることでおサイフケータイ”ライク”に使用することが可能です。
ケースの内側には衝撃吸収機能を謳う、Spigenお馴染みのクモ巣デザイン。
外側は上下端を除く部分にハードカバーが覆いかぶさる構造です。
ハードカバー外側にはカードポケットが設けられており、フタを横にスライドすることで開閉が可能。やや固めにしっかりと閉まっており、不意に開いてしまう恐れはまずないでしょう。
ポケットは一般的なICカードなどとほぼぴったりなサイズになっており、余白はかなり少なめ。
カードポケットがある分、中央部分は指で力を込めて押すとやや凹む印象も。とはいえハードカバーは厚みもしっかりしており、ベコベコというレベルではありません。あくまで意識して押すと凹む感触が、といった程度です。
なおケース内側から押してみても、カードポケット部の空洞感は感じられます。
2層構造のケースは2つのパーツに分離が可能。
インナーのソフトケースは4角に AIR CUSHION TECHNOLOGY と呼ばれる空気が入ったポケットを配置。
角部を内側から見ると、四角く凹んでいることがわかりますね。角の部分にクッションを設けることで、端末を落とした際に真っ先に衝撃を受ける可能性が高い角を保護。破損を防ぐ構造になっています。
またGalaxy S7の左右側面に配されているハードキー(電源キー、音量キー)部はTPU素材が上から覆い被さる設計に。
Galaxy S7に装着してみる
手持ちのGalaxy S7に装着してみることに。フロントパネルがブラックのBlack Onyxと合わせると、見た目はかなり引き締まった印象に。
ディスプレイには保護フィルムは貼り付けていない状態で、フロントパネルとケースには1mm以上の高さ(差)があります。伏せておいてもディスプレイが直接接地することはまずないでしょう。
ケースの側面はフロントパネル側、およびリアパネル側の縁を斜めにカット。ただし側面はフラットでなく、丸みを帯びた形状であり、指あたりはやさしい印象。
上面からチェックしてみると、全体的にゴロンとした印象であることが確認できますね。
右面は上下端よび電源キーの部分だけ、内側のソフトケース(TPU素材)が露出。
電源キー部分はよく見ると電源(Power)を意味する”PWR”の文字が刻印されています。
また下部には SLIM ARMOR CS の文字も。
下面はイヤホンジャック、MicroUSB端子、マイク、スピーカー用に4つの開口が設けられています。
左面も上下端と音量キー部分だけTPU素材が露出するデザイン。
リアパネル。カメラ用の開口部からGalaxy S7の本体が若干顔を覗かせていますが、Black Onyxの本体とTPUのカラーが同色となっており、違和感は特にありません。
もともとやや飛び出たデザインになっているGalaxy S7のメインカメラですが、それをしっかりと保護する厚み(段差)があります。
こちらは開口部を正面から見たところ。
背面下部の右端、カードポケットのカバー上にはSpigenのロゴが刻印されています。
手にしてみるとケース自体はかなりガッチリとした印象。側面のカーブによって全体的にかなり丸いと感じます。
手に持った際、直接手が触れる側面および背面部分はほぼポリカーボネート製のハードカバー層。サラサラとした質感であり滑り止め効果は期待できないものの、保護性については装着しているだけでかなり安心感をがあります。
気になるポイントをピックアップ
ハイブリッドケースということで保護性能ももちろんですが、なによりこの製品で気になるのはカードポケットですよね。
先に「余白はあまりない」と書きましたが、ポケットの厚みに関しては一般的なICカード2枚が収納できるサイズとなっています。
ただし実際にタッチ機能を目的としてここにICカードを2枚収納することは現実的ではありません。実使用を考えてカードを1枚収納した状態で振ってみると、中でカードが動いている(音がなる)ことが確認できます。この点は人によって気になるところかもしれません。
カードポケットのカバー横に少し力を加えながらスライドさせていくと、カバーだけを取り外すことが可能。
どうしても音が気になるという人は、ディスプレイ掃除用のクロスなどを折りたたんで挟んでおくと、いろいろと賢く使えるかもしれませんね。
なおハードカバーはポリカーボネート素材を塗装した仕上げとなっています。ICカードを入れて頻繁にタッチしていると、どうしてもそのうち塗装は剥げてくるはず。
性質的に仕方がない部分ですが、その点は予め意識しておく必要があるでしょう。
最後に
ケースを装着する目的として期待したい保護性能に関しては、実際に手で持ってみた際に抱く印象からもかなりの安心感が。カードポケットの部分は人によってやや工夫した使い方が必要かもしれませんが、これにより実質スマホだけ持って外出できる環境もできるかと思います。
2016年5月27日(金)時点におけるAmazon.co.jpでの取扱い価格は3,690円。カラーバリエーションは今回紹介した
ガンメタルを含む2色((ガンメタル/シャンパン・ゴールド)が用意されています。
国内向けに販売されているGalaxy S7 edge用のものも取扱いがされていますので、敢えておサイフケータイでなくICカードを使いたい方はチェックしてみてもよいかもしれません。