日本国内向けの販売拠点を香港に持つガジェットショップのExpansys(エクスパンシス)にて、ASUS ZenFone Max Dual ZC550KL の仮予約受付が始まっています。
SPONSORED LINK
2016年5月5日時点における予定本体価格は20,515円。ZenFone Maxに関してはBlackとWhite、2色の本体カラーがバリエーションとして存在していますが、現在Expansysで仮予約が可能なものは Black のみです。
日本国内住所宛てへの配送料、輸入時に課せられる輸入消費税などを加味した(個人輸入扱いとした場合における)購入費用の概算見積もり額は約23,200円ほど。
またExpansysでは仮予約を済ませた上で実際に購入に至った場合、購入費用からUSD10.00相当を割り引くプロモーションを実施中。これも踏まえると、現時点より注文を済ませることで約22,100円ほどで入手できる試算となります。
ZenFone Max は2015年8月にグローバル向けにリリースされたASUS(エイスース)のスマートフォン。その後、日本国内向けに対応周波数などがローカライズされたモデルも2016年3月より発売されています。
最大の特徴となっているのは5,000mAhを誇る超大型のバッテリーを搭載していること。なおディスプレイは5.5インチ(解像度は1280×720のHD)のIPS液晶ディスプレイを搭載しており、本体サイズもこれらに比例して大型です。
Expansysの商品ページにはモデル番号を表す「ZC550KL」の記載が有るほか、仕様欄に記載されている対応周波数はASUS香港の製品ページに記載されている内容と一致。そのため、取り扱われる予定のモデルは香港向けのSIMフリーモデルであると予測できます。
ASUS香港の製品ページにて確認できる、主な技術仕様は次の通り。
項目 | 詳細 |
---|---|
サイズ | 高さ 156 x 幅 77.5 x 厚さ 10.55 mm |
重量 | 202 g |
OS | Android 5.0 Lollipop with ASUS ZenUI |
SoC | Qualcomm Snapdragon 410 1.2GHz Quad-Core |
メモリ | RAM 2GB / ROM 16GB |
バッテリー | 5,000 mAh |
ディスプレイ | 5.5インチ HD(1280×20)IPS液晶ディスプレイ |
カメラ | リアカメラ:1,300万画素 フロントカメラ:500万画素 |
通信方式 |
4G(FDD-LTE):Band 1/2/3/4/5/7/8/20 Wi-fi:802.11 a/b/g/n(2.4GHz/5GHz) Bluetooth 4.0 |
その他 | SIMカード:Micro SIM x 2
SDカード:microSD(最大64GBまで) |
ZenFone Maxに関しては、ASUS ZenFone ShopやAmazon.co.jpなどでの販売価格を踏まえた日本向けモデルの市場価格相場が現在30,000円(税込)前後。こうして見るとExpansysの価格設定はかなり安くなっているといえます。
ただし一方で日本向けのモデルではないため、(おそらく)技適マークが付いていないであろうこと、あるいは対応している周波数の内容が日本向けモデルよりも少ないといった点は注意が必要です。
参考までに、香港向けモデルと日本向けモデルそれぞれの対応周波数は以下のとおり。
モデル | 対応周波数 |
---|---|
香港向け | 4G(FDD-LTE):Band 1/2/3/4/5/7/8/20 4G(TDD-LTE):- 3G(WCDMA):850/900/1900/2100 MHz 2G(GSM):850/900/1800/1900 MHz |
日本向け | 4G(FDD-LTE):Band 1/3/5/6/8/9/18/19/28 4G(TDD-LTE):- 3G(WCDMA):800/850/900/1900/2100 MHz 2G(GSM):850/900/1800/1900 MHz |
2つのモデルを比べた際、日本向けモデルで追加されている周波数は4G(FDD-LTE)と3G(WCDMA)のいずれにおいても、プラチナバンドと呼ばれる700~800MHzのもの。
特にMVNOで利用されている割合の多いNTTドコモが運用しているFDD-LTEのBand19、あるいはWCDMAの800MHz帯が追加されているという点では、少なくとも日本国内においてより広いエリアで利用できるのは日本向けモデルで間違いないといえます。
個人的にこの影響を受け易いのは都心部・地方というよりも、地上と地下(あるいは室内)といった印象ですが、少なくとも購入を検討する際には価格だけでなく、仕様の違いも意識して選択することをオススメします。
Source:Expansys
追記:2016年5月6日
Blackの本体カラーに続き、Whiteの本体カラーも商品ページが準備され、仮予約の受付が始まりました。予定本体価格はBlackと同じ20,515円で設定されています。