先日b-mobileのスマホ電話simを利用して、auへMNPし、iPhone5を入手しました。
今では「MNP乞食」なる、小遣い稼ぎを目的としたMNP利用者が発生するくらい、MNPを利用すれば得をするということは有名です。そしてそういった方々の間でMNPに利用されることが多いのが、今回私が使用したb-mobileのスマホ電話simです。
私も今回のiPhone入手のように、今後興味のあるスマホを入手する際にb-mobileからのMNPを利用することがあるかもと思いましたので、今回の手続きで行なった手順やかかった費用などをまとめてみたいと思います。
なお内容は2013年11月時点でのものとなります。
SPONSORED LINK
b-mobileのスマホ電話simを選ぶ理由
そもそも「なんでb-mobileなの?他のところで準備したsimじゃダメなの?」と思う方もいるでしょう。b-mobileを選ぶ理由としては、大きくは次の2点が挙げられます。
- 簡単にsimのみの契約ができる
- 契約後、すぐにMNP(解約)を行なってもブラックリスト入りなどのリスクがない(らしい)
前者については、このスマホ電話simというものは契約~MNP予約番号発行までの一連の手続きをすべてネット上で完了することができます。ようは窓口に行って対面で手続きを行なう必要がない(わずらわしさがない)ということです。
特に頻繁にMNP手続きを行なう人にとっては、お店に行く頻度が増えて、店員さんに顔が割れてしまうと後ろめたい気持ちが出てくるということもありますので、メリットとしては大きいはずです。
そして国内キャリアでsimカードのみの販売を行なってもらうためには、そのsimカードが使用できる端末をお店へ持っていく必要があります。この端末が手元になくてもsimカードのみの契約ができるということも大きい点だと思います。
次にブラックリスト入りのリスクについてですが、国内キャリアでは契約してから短期間でMNP転出を行なってしまうと「MNPのために契約した」とみなされ、以降の新規契約が一時的にできなくなってしまう「ブラックリスト」が存在している、と言われています。
新規契約ができない期間は各キャリアごとに異なるようなのですが、いずれにしても、キャッシュバックと端末売却での現金入手を目的としてMNPを繰り返す人にとっては、新たな契約ができなくなることは致命的なため、できるだけこのブラックリスト入りを避ける形でMNPを行なうことが望ましいようです。
でb-mobileの場合はこのブラックリスト自体が存在していないようなのです。ということは、短い期間で何回契約~MNPを繰り返したとしても契約違約金(これはどこでも発生します)以外のお咎めがないのです。
面倒もなく、後ろめたさもなく、お咎めもない。なんだかMNPを利用する方のために用意されているものにさえ感じてしまいます。
MNPで契約が完了するまでに行なうことの手順
手順は大きく分けると次の3つになります。
- b-mobileでスマホ電話simを契約する
- MNP予約番号を発行する
- 店舗に行き、MNPでの契約手続きを行なう
b-mobileでスマホ電話simを契約する(所要時間:即日~5日程度)
b-mobileのsimカードはbマーケット(b-mobileのオンラインショップ)、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jp、イオンで販売されています。前述したとおり、ネット上で手続きを全て済ませたい場合はオンラインショップやAmazon.co.jpで購入します。
この場合、パッケージの購入料(=契約事務手数料)は3,150円です。商品が手元に到着した後、ネット上で利用登録を行ない、その後郵送されてくる本人確認書類に記述されている住所確認コードをネット上に登録することで作業は完了です。
ネットでの注文から手元への到着までに1~2日、利用登録後に本人確認書類が郵送されてくるまでに2~3日かかりますので、購入~開通までは5日程度見ておく必要があります。
ちなみに私は今回、ネットではなくイオンで契約手続きを行ないました。
MNPでiPhoneを契約する際に受けられる特典の適用期限が11月末までであったため、できるだけ早めに手続きを行ないたかったのです。イオンの場合は店頭で対面で契約手続きを行なう必要がありますので、前述したメリットがいくつか無くなってしまいますが、おおよそ30分程度で回線が開通します。
ネットで購入すると5日程度かかる作業が30分です。お急ぎの方にはこちらをオススメします。ちなみにイオンで契約する場合も契約事務手数料は3,150円で変わりありません。
MNP予約番号を発行する(所要時間:2~4日程度)
MNP予約番号の発行は専用窓口への電話またはネット上で行ないます。これはイオンも含め、どこで購入したsimでも共通です。
手続きの内容は特に難しい内容ではありませんが、申請をしてから予約番号が発行されるまで、長くて4日前後かかる場合があるようです。b-mobileに申請した後、実際の番号発行手続きはdocomoが行なっているハズですので、この辺は仕方がないですね。
私の場合は金曜日の夜中(23時頃)に申請をして、土日を挟み翌週月曜の夕方(17時頃)に番号発行済みの通知が来ました。
店舗に行きMNPでの契約手続きを行なう
あとはMNPで新規に契約をするお店に行き、契約を済ませるだけです。
ということで、全てネット上で行なおうとすると大体7~9日程度、私のように契約を店頭で行なうと2~5日程度で全ての手続きを完了することができます。
※この記事を書きながら確認したところ、b-mobileでは11月23日より「スマホ電話sim フリーData」を発売したことにより、「スマホ電話sim」の販売を終了したようです。「スマホ電話sim フリーData」は月額基本料金が500円程度高くなっていますが、解約料が500~1,500円程度安くなっていますので、結果的にはかかる費用が少なくなるようです。またどうしても「スマホ電話sim」にこだわりがある場合は、イオンに限りまだ販売を継続しているようなのでイオン店頭へ行きましょう。
各手続きで必要となる費用
今回私がMNP転入したのはauですので、auの料金を例にかかった費用をまとめてみました。
まずはb-mobileに対して支払った費用です。
契約事務手数料(3,150円)+月額基本料(1,080円)+MNP予約番号発行手数料(3,150円)+解約料(9,450円)=16,830円
次にauに対して支払った費用です。
契約事務手数料(3,150円)+LTEプラン(980円)+LTENET(315円)+LTEフラット(5,460円)+auかえる割(-980円)+毎月割(-1,680円)+ユニバーサル料金(3円)=7,248円
ということで、24,078円がかかった総費用となります。
ちなみに契約後に基本使用料以外のすべてのオプションを廃止すれば、翌月からの維持費用は983円(基本使用料+ユニバーサル料金)となります。私の場合は現金キャッシュバックが20,000円でしたので、4,000円ちょっとは支払った形になります。
私はキャッシュバックを適用するためにネット接続やパケット定額のプランを加入しましたが、これがはじめから不要な場合は3,000円くらい安くなるはずです。ただキャッシュバックまで受けようとすると、その適用条件にパケット定額プランなどへの加入を義務づけているお店がほとんどのようです。
まあそれでも購入した端末をすぐに売却すれば、ウン万円で売れるでしょうし、回線をいくつも所持していれば確かに小遣い稼ぎは可能ですね。私も余裕があれば少しやってみようかな(笑)
ということで以上です。
ただ各キャリアの契約条項は変更されることがありますし、特典も各店舗によって異なりますので、MNPでの契約を行なう際には内容をよく確認することをオススメします。