JR東日本(東日本旅客鉄道株式会社)が提供する「新幹線eチケットサービス」を利用し、Google Pixel Watchで山形新幹線に乗車。とくに問題なく利用できました。
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「新幹線eチケットサービス」とは
新幹線eチケットサービスはJR東日本が提供する、交通系ICカードを使ったサービス。
「えきねっと」でネット購入したきっぷ情報を手持ちの交通系ICカードに紐付けて使えるもので、きっぷを紙で発券せず“チケットレス”で新幹線に乗車できます。
代金決済(支払い)に使えるクレジットカードがあれば、きっぷの予約〜代金の支払いまでをすべて手元(インターネットに接続したスマホ・パソコン)で完結できて便利です。ちなみにえきねっとで購入できるきっぷは、発売日の1ヶ月前の10時から乗車日当日の出発時刻4分前かつ23時24分までのものとなっています。
新幹線eチケットサービスに利用に際しては、次の3つが必要です。
- えきねっとへの会員登録
- eチケットを紐付けるICカード(※きっぷの枚数分)
- きっぷ代金を支払うもの(クレジットカードなど)
余談ですが、ぼくが新幹線eチケットサービスを利用するに至った発端は「一度、山形新幹線に乗ってみたいなぁ」という(移動日当日朝の)唐突な思いつき。こうした急な(?)場合でも利用条件さえ整っていれば、少しの時間でササッときっぷが手配可能です。
「早めに駅まで移動して、きっぷを買わねば……」と経路検索をしていたところ、ちょうどよく目に飛び込んできたshimajiro@mobilerのブログ記事には本当に感謝。
仙台まで“通常と異なるルート”で帰ることにしたので、ちょうどコレにお世話をなることに。Google Pixel WatchのSuicaを登録してみた⌚→きっぷ受取不要で新幹線に乗れる「新幹線eチケット」を使ってみた https://t.co/xaImsccB04
— まきはら とよかず(Toyokazu Makihara) (@mkhr141jp) December 14, 2022
Google Pixel Watchで利用する
利用のながれ
今回はGoogle Pixel Watchに登録してあるSuicaを用いて新幹線eチケットサービスを利用してみました。
新幹線eチケットサービスをGoogle Pixel Watchで利用するためには次の3つ手順を踏むことになります。
- Google Pixel WatchにSuicaを追加(登録)しておく
- (えきねっとにて)きっぷの種類を【新幹線eチケット】で指定し購入する
- Google Pixel WatchのSuica IDをeチケットに紐付けする
Suica IDの確認方法
Google Pixel Watchで新幹線eチケットサービスを利用するためには、Google Pixel Watchに登録されたSuicaのSuica ID(=JEから始まる17ケタの番号)が必要です。Google Pixel Watchに登録されたSuicaのSuica IDはアプリから確認できます。
「Google Pixel Watch」アプリを起動。【Google】→【Google Pay】→【Suica】の順に選ぶと登録されているSuicaの詳細情報が表示されます。この画面にある【Suica ID 番号】の内容をメモし、eチケットとの紐付け画面に入力します。
▼【Suica ID 番号】の欄にある文字列を控える
なお長押し(ロングタップ)などの操作をしてもコピーはできません(※2022年1月1日時点)。文字列は1文字ずつ手入力でメモする必要があります。ここだけ少し面倒です。
紐付けが完了すると、えきねっと会員情報として登録しているEメールアドレス宛てに「ICカード情報の登録・変更完了」という案内メールが届きます。
▼紐付けが成功するとEメールで案内が届く
利用した感想
今回は山形駅→福島駅の区間を山形新幹線で移動する際に利用してみました。いずれの駅も新幹線に乗降車するためには改札を2箇所通過する必要があり、乗車時2回・降車時2回の計4回タッチ。いずれもとくに問題なく通過できました。
えきねっとできっぷを購入した後は、出発時刻の90分前に通知のEメールを受信。さらに新幹線の自動改札機を通過した直後にも座席番号の案内メールが届きました。
▼出発時刻の90分前に届いたEメール
▼新幹線の自動改札を通過した直後に届いたEメール
とくに後者は“手元に紙のきっぷがない場合の面倒”を減らしてくれるありがたい仕組み。メールボックスを漁らずとも、リアルタイムに届くメールを開けばラクに座席番号を確認できます。予想していなかった仕組みに「(おっ、便利〜♪)」と感心させられました。
それと経路検索アプリによっては検索結果からえきねっとの手続き画面にワンタップで移動できるモノもあります。そうしたアプリと組み合わせるとさらに便利です。
例えば、ぼく自身が普段使用している経路検索アプリ「Yahoo!乗換案内(Y!乗換案内)」。検索結果に含まれるきっぷがえきねっとで手配できる場合、えきねっと(きっぷ購入画面)へ移動するボタンが表示されます。
▼「Yahoo!乗換案内」では検索結果から簡単にえきねっとへ飛べる
さいごに
きっぷの予約〜代金の支払いまでをすべて手元(インターネットに接続したスマホ・パソコン)で完結でき、さらに手持ちの交通系ICカードが“きっぷ(および特急券)”としてそのまま使える新幹線eチケットサービス。
きっぷの手配にかかる時間もわずか。経路検索アプリと組み合わせることで、さらに便利に使えることにも気づけました。
今後も機会があれば積極的に活用していきます。