ソフトバンクが提供する料金プラン「データ通信専用3GBプラン」で契約したSIMカードを、Microsoft Surface Pro Xで使うための方法をまとめておきます。
記事の目次
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利用方法
利用までの流れ
ソフトバンク「データ通信専用3GBプラン」で契約したSIMカードを、Microsoft Surface Pro Xで使うための手順は次のとおり。
- ソフトバンクで「データ通信専用3GB」を契約する
- SIMカードをSurface Pro Xに取り付けて、端末の電源を入れる
「データ通信専用3GBプラン」と「Surface Pro X」の組み合わせでは、SIMカードを取り付けることですぐ、ソフトバンクのモバイルデータ通信(LTE通信)が利用できます。
モバイルデータ通信を利用するための初期設計(APN情報の登録など)を手動でおこなう必要はありませんでした。
とりあえずそのままスピードテスト。
日曜日の夕方(16時30分)に4G接続で計測(※Surface Pro Xが5G非対応製品のため)。“普通にノマド”するのには十分すぎる速度。 pic.twitter.com/tOBtguYE36
— まきはら とよかず(Toyokazu Makihara) (@mkhr141jp) September 5, 2021
なお2021年12月28日(火)現在、Surface Pro Xはソフトバンク公式サイト上に“USIM動作確認済み機種”(※データ通信のみ)としても掲載されています。
各手順の詳細
2つの手順の内容をそれぞれ整理しておきます。
「データ通信専用3GBプラン」を契約する
まずはソフトバンクで「データ通信専用3GBプラン」を契約して、物理SIMカードを入手します。
ソフトバンクオンラインショップへアクセスします。
TOPページ上部のメニューより【購入機種をさがす】を選びます。商品ジャンルが表示されるので【SIM】→【iPad、タブレット・パソコン向けSIMを購入する】の順に選択し進みます。
契約方法(新規契約/機種変更)と契約者の年齢を選択すると、SIMカードの種類を選ぶ画面に変わります。
Surface Pro Xで使うSIMカードであれば、以下のとおりに選択すればOKです。
- 使用機種は【パソコン】
- 機種の購入先は【その他】
あとは料金プランの選択画面で【この端末だけで利用する】→【データ通信専用3GBプラン】を選べば、データ通信専用3GBプランで契約したUSIMカードが入手できます。
上記のとおりに申込むと、後日「USIMカード(F)」が届きます。USIMカード(F)は、カード台紙から3種類(標準SIM/microSIM/nanoSIM)の好きなサイズでSIMカードが切り離せるものです。
▼USIMカード(F)。3種類の好きなサイズで切り離せる
Surface Pro Xのカードスロットに取り付けられるのはnanoSIMカードです。“一番小さいサイズ”で切り離せば、そのままSurface Pro Xに挿し込むことが可能です。
Suface Pro Xに挿して電源ONにする
次にカード台紙からnanoSIMサイズで切り離し、Surface Pro Xに取り付けます。
Surface Pro X(端末本体)の背面下部に設けられたキックスタンドを起こします。向かって右端のカバーに空いた小穴を“SIMピン”など先の細いもので突くとカバーが外れるので、中にあるカードスロットにSIMカードを挿します。「カチッ」という手応えがあるまで、しっかり押し込みましょう。
SIMカードを取り付けたらカバーを元の状態に戻します。あとはSurface Pro Xの電源を入れて、パソコンにログインします。
パソコンが立ち上がった後、「携帯ネットワーク」機能がONになっていれば、自動でソフトバンクのネットワークに接続されます。「SoftBank(LTE) 接続済み」と表示されれば、SIMカードを使ったモバイルデータ通信(Surface Pro X単体でのインターネット接続)が利用できます。
▼すでにソフトバンクのネットワークに接続できている
APN情報を手動で設定したい場合
自動でネットワークが認識されない場合などには、APN情報を手動で設定することも可能です。
【設定】を開き、【ネットワークとインターネット】→【携帯電話】→【詳細オプション】→【APNを追加します】の順に選びます。
APN情報の入力画面が開くので、ソフトバンクが案内しているAPN情報を入力します。
具体的には、次の4項目を手入力すればOKです。
- 【プロファイル名】の欄は任意の内容を入力(例:「ソフトバンク」)
- 【APN】の欄に「plus.4g」と入力
- 【ユーザー名】の欄に「plus」と入力
- 【パスワード】の欄に「4g」と入力
4つの項目を入力し終えたら【保存】。これでAPN情報が登録されました。
一つ前の画面に戻り、入力したプロファイル名の下に「アクティブ化済み」と表示されていれば、APN情報が適用(有効化)されています。
もし「アクティブ化済み」以外の表示が出ている場合には、登録したAPN情報をクリックして【適用する】を選べばOKです。
データ通信の使用量を確認したい場合
当月のデータ通信の使用量および残容量は、パソコンのインターネットブラウザからMy SoftBank(会員ページ)にログインすると確認できます。
▼エラーのようなメッセージが出ても【My SoftBankトップへ】を選べばログインできる
▼【データ使用量】を選べば当月の残容量が表示される
その他
「データ通信専用3GBプラン」を解約する
ソフトバンクで契約している回線(SIMカード)の“純解約”は、音声通話機能付きの回線であれば「ソフトバンクショップ(実店舗)」および「My SoftBank」で手続きが可能。
しかしデータ通信専用の回線の“純解約”については「ソフトバンクショップ(実店舗)」での手続きが必要です。「My SoftBank」からは手続きできません。
ソフトバンクショップに来店する際は「本人確認書類」と「解約するSIMカード」を持っていきましょう。
なお解約手続き自体は無料です。
まとめ
あらためて、ソフトバンク「データ通信専用3GBプラン」で契約したSIMカードをSurface Pro Xで使うためのながれをまとめておきます。
- ソフトバンクで「データ通信専用3GB」を契約する
- SIMカードをSurface Pro Xに取り付けて、端末の電源を入れる
細かな設定なしですぐ使い始められること、毎月自動で3GBのデータ容量が割り当てられること(=手動での追加購入が不要なこと)、最大5年間まで月額990円(消費税込み)で使えること、がソフトバンク「データ通信専用3GBプラン」の魅力といえます。
紹介した内容が“Surface Pro XのためのSIMカード選び”に役立てば幸いです。